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読書をする理由
今年のお気に入りの一冊
今年は、35冊の本を読むことができました。この冊数は去年より少ないのですが、年始めに立てた「読書を続ける。そのために好きな本を見つける。」という目標を達成できたので、満足しています。
さて見出しの「今年のお気に入りの一冊」を紹介していきたいと思います。といっても、1つに絞るのがとても難しいのですが・・・。
そんな私の今年のお気に入りは、『ライオンのおやつ』(小川糸さん)です。
不思議な縁を感じる本。何度も、書店でも図書館でもタイトルも装丁も見てきたのに、これまで手に取ることはなかったから。今回この本に手が伸びたのが、自分でも不思議に思う。「人はな、楽しいから笑うんやないんやて。笑うから楽しくなるねん。」その通りだなと思う。人生最期の日まで、自分らしく生きるにはどうしたら良いか、そんなことを改めて問い直してくれる。自分の人生の主人公は自分である、だから悔いのないように生きていきたいと改めて思うことができた。気が付いたら、涙で目の前が見えなくなったのはここだけの秘密にしてほしい。
「人はな、楽しいから笑うんやないんやて。笑うから楽しくなるねん。」
この言葉は、いわゆるよい意味でありふれた言葉なのかもしれません。それでも、この言葉が持つ奥深さは、私でも見えない心の隅っこまでも明るく照らしてくれるように思うのです。
読書をする理由
みなさんの読書をする理由は何でしょうか。教養のためでしょうか。時間を潰すためでしょうか。それとも誰かとその本を通じて、気持ちや考えを分かち合うためでしょうか。たくさんの正解がそこにはあり不正解は一つもないと思います。
私が読書をする理由は、言葉の一つ一つが私の心を明るく照らしてくれるからです。私が初めて買ってもらった本は、『秘密の花園』(バーネット)です。この物語の中では、実際には見たことはない花園(庭園)にある一つ一つの花の色や香りが、まるで目の前でわかるような気持ちになり、主人公メアリーの一日一日の成長が手に取るようにわかるのです。
それは、言葉の一つ一つが私の心の中にあるこれまでの記憶や感情を動かし、新しいページを作ってくれるようにも感じるのです。
またそれは、時として作者との見えない往復書簡のようなものに感じます。
来年の目標は
来年の私の読書に関する目標はここ、noteでの読書記録投稿を続けることと、年間読書冊数45冊を達成することです。和書も洋書も両方読みますが、洋書ももう少し読めるといいなと思っています。おすすめの洋書を色々と探してみたいです。
今日の私が明日の私を作る
今日の連続で明日が作られていくと信じています。読書はその幅を広げ、まだ見たことのない世界の扉を増やしてくれるものだと私は思っています。来年はどんな本との出合いが、私を待ち受けているのだろう。そんな風に思えるからこそ、読書が続けられるのだと思うのです。
ほんとの出合い「本当の出合い」そんな読書旅を続けていきたいです。
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