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【Vol.8】世界を代表するカーメーカーで一生を終えるはずだった私が転職した理由

こんにちは。西川と申します。

私は元々大手自動車メーカーに勤めており、4年間の国内業務を経験した後、3年間アメリカに駐在をしました。そして帰国してすぐに転職し、今は転職して数年が立ちました。

この度は、私が前職の自動車メーカーで働く中でずっと抱いていた「違和感」の正体や、転職を決めた理由、転職をして数年たって感じている事をnoteに書かせて頂こうと思います。

自動車メーカーに関係する方々のみではなく、色々な方々に読んで頂ければ幸いです。

●夢だった自動車メーカーへの入社


私は早慶附属高校からエスカレーターで大学に上がり、大学では理系の中でもかなり文系よりな学科に進みました。ゼミや海外ボランティア活動、海外留学等に力を入れ、サークルに入る事もなく、授業にも毎日しっかり出ている様な所謂少し意識高めの大学生でした。

就職活動では、海外経験を活かしたいという思いと、とにかく名の知れた日本を代表する有名企業で働きたいという思いで(あと一応理系だったので)、世界に名の知れた大手メーカーを中心に受けました。

就活は順調に進み、何社か内定をもらい、その中で一番有名だった自動車メーカーに入社を決めました。

私は小さい頃から親や周りの人間に敷かれたレールを綺麗に走って来た人間で、就職活動でも親や周りが一概に「凄いね!」と言ってもらえる企業に就職が出来た事に誇りを感じていました。

特に会社に入ってからの野望はありませんでしたが、世界で戦う事の出来る「メイドインジャパン」に関われる事は素直に嬉しかったです。

誰もが知っている会社なのでFacebookで自分の勤務先をアップデートした時に海外の友達から沢山の賞賛コメントもらってとても嬉しかったのを覚えています。

ですので、自分の経験を生かして自社の発展、日本の製造業の発展に寄与することが出来たらいいなと前向きな気持ちで入社の日を迎えました。

●工場研修と高揚

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