映画感想文17:Judy
poor thingsはまだ良いとして、
タミー・フェイを除いて
これで1981年迄のオスカー主演女優賞を獲った映画は全て目を通した事になります。
ルネイが超全身全霊で彼女の持てる能力&ガッツ
全て出し切って来ました。
一瞬もルネイ・ゼルウィガーな瞬間は有りませんでした。
ハリウッド女優史上最高のパフォーマンスだと思います。
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自堕落で享楽的な昔のハリウッド・セレブの失墜って良く聞きますよね。
マリリン・モンロー然り。
それでもやっぱり僕は、満パイの通勤電車で毎日毎日出勤して、疲弊してもワーキング・プアな僕と比べたら
全くもって恵まれてると思います。
酒・薬を絶って、早寝早起きして、毎日トレーニングして、練習して勉強して遊ぶ時は遊んで自分を律して
もっと巧くやれたのでは?とも思います。
だからあれですよね、水俣病とかイタイイタイ病とか。
利益の為に、他は切り捨てちゃう時代。
それをリードする悪いおじさん達の犠牲者って訳です。
ワインスタインとかの事考えたら、昔の話と軽視出来ないですし、ショービズ界に限った話でもないと思います。
欲深い悪い人間。
あの人達アホなんすよ。
昔の人間はアホちん。
黒人を奴隷にしてみたり
同性愛が刑事罰だとかふざけんなってなる。
劇中でも、言葉少なめに
LGBTへの迫害・社会での抑圧を
しっかり描いていました。
だから良い作品です。
しかし人類のアホさには
ほとほと呆れます。
ジュディー・ガーランドはその被害者です。
そんなショービジネス界の汚い側面を暴き出しつつ、
アートとしての映画、音楽、歌曲、歌唱、舞踊、ショー、エンターテイメントが
如何に人に影響を、夢と希望を与え
素晴らしいもので有るかもしっかり伝えて来るこの作品、非常にバランスが取れていて、オスカー獲得が演技部門だけなんてちょっとアンダー・レイティッドではないかと思いました。
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ラスト10分。
衝撃的と言っても良い程です。
私はショックを受けました。
そしてそのせいで今は
頭がガンガンします。
目ん玉の裏
アイスノン
鎮痛剤
ビール
え?
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