SEO対策|通販の「SEOガチ勢」をちょっと調べてみた!
この投稿では「SEO」とはなんぞや?を理解している方向けの記事です。
競合サイトのSEOキーワードを調べる方法
https://miraisouzou.net/sidebusiness-blog-tool-no6422/
ご紹介した手順に沿って、通販サイトでSEO対策を確認すると、想像とは違うタグの付き方や、キーワードの反映され方にショックを受けている方もいるかと思います。
筆者も通販運営に関わった事がありますが、運用効率の良い通販システム/プラットホームと、集客のできる通販プラットホームは別モノらしく、、、、
本業のクライアント様からも「どこかSEO対策がうまくいっているサイトってないの?」と聞かれることも増えたこともあってネットで情報収集してた時、ある時、面白そうな記事を発見したのでご紹介します。
一応、補足ですが、この投稿はSEO対策=検索エンジンでの流入を増やす対策であり、検索結果の見た目が同じような感じで誤解しやすい「リスティング広告」で流入対策する事とは別モノですのでご注意くださいませ。
広告費ゼロを目指す!北欧、暮らしの道具店
広告費ゼロを目指す!
いきなり検索結果の補足説明にこのようなワードが出てきて、ちょっと驚きと疑心を抱きつつ、記事を閲覧。
ふむふむ、、、、なるほど、、、、うんうん、、、、
ああ、これガチですね。と思いました(笑)その時の記事がこちら↓
ちょっと古かったので新しめの記事も発見↓
2019年時点の投稿の抜粋をすると、このようになっています。
※言葉の定義などの注釈がありますので、詳しくはサイト内をご参照ください
・メディア規模は月間約1500万PV/170万UU
・96%が「週1回以上」訪問しており、そのうちの72%が「毎日」見ている
・全体の5〜6割のユーザーが「過去に20回以上の訪問履歴」を持っている
これは、すごい。。。
気になる「サイト構造」を拝見
冒頭でご説明したツールで、ちょっとサイトの構成を拝見して見ました。
通販事業を実施されている方で、タグ構造を調べた経験がある方ならわかると思いますが、普通、h1タグ以下って「お問い合わせ」や「検索」、「アプリのダウンロード」「ローマ字のブランド名や品番」などがほとんどで、検索キーワードと関連ワードとかが入りづらい構造になっています。
通販サイトはなかなかSEO対策が難しいイメージがあるかと思いますが、暮らしの道具店さんはブログのような構成でページを作っています。
面倒な商品詳細ページの作成を「作業」としてシステム登録や運用をしているのではなく「SEOを意識して」丁寧に1商品ずつ登録や公開作業をしているのでは?と勝手に推測する次第です。
ちなみに通販サイトはこちら↓
他のショップの事例は?
IKEAさん
SEO的には惜しい感じ、、
無印さん
あ、これは特にSEO対策はしてないですね(笑)
SEO対策してない会社は大企業ばかりだけど、結局、正解はなに?
当然、このように感じる方も多いかと思います。
タイトルのように「正しいか?間違っているか?」を論じてしまうと、変な回答になってしまいますが、結局はその企業の歴史や認知度、優先順位や広告戦略のウェイトによって変わってくるもの!としか言いようがありません。
皆さまがご存知のように、無印の歴史は店舗型からスタートし、IKEAも「黒船襲来!」という形で、デビュー当時は毎日のように混雑して渋滞した周辺環境のテレビレポートなどが出ていたかと思います。
両社は店舗型のリアルチャネルで認知度やブランディングを広め、皆さまが検索する時も「無印」や「イケア」など検索エンジンに直接ブランド名や企業名を入力するかと思います。
ですのでSEO対策にリソースを割くよりも、店舗のお客様に対してECやアプリをオススメして、オフライン(店舗)のお客様をオンライン(ECサイトやカタログページ)へ誘導する施策をする事の方が、有効で手っ取り早い「広告戦略」になります。
一方、「北欧、暮らしの道具店」さんは、今や認知が広がっているかと思いますが、開業期は店舗もなく「ネットショップ」からスタートした経緯があり、WEBでの集客アプローチやブランディングに注力されていたのだと推測しています。
ただ、その名の通り北欧からバイイングしてきた商品をネットで売る訳ですので、当然、商品名やブランド名自体に知名度がある訳ではなく、検索ワードで表示されるようになるのは非常に困難だったと思います。
ですので「食器 北欧」や「北欧 おしゃれ」などのSEO対策をしつつ、独自路線の広告戦略を行う事で店舗型ビジネス由来の企業とは一味違う「ネットでの戦い方」を構築して行ったのだと思います。(もちろんこれは筆者の推測であり直接インタビューした訳ではないですが)
まとめ
ネットがまだ主力でなかった時代と比較して「商品そのもの」の価値や必要性は変わらないながらも、ネットを主戦場にして行くためには、ネットショップの「認知のさせかた」や「商品の魅力を伝える力」が非常に大事になってきます。
SEO対策はネット世界における「集客方法のひとつ」にすぎません。
自社サービスのビジネスモデルやユーザーがどこにいるか?や、他社における強みなども意識して、どのように「強み」を出して行くか?を考えるきっかけになればと思います。