【不妊治療】焦るけど…不妊治療を休んでみて気付いたこと(体外受精)
(※医療関係者ではありません。個人の体験談で、責任は持てません。)
卵巣過剰刺激症候群で入院していた為
7月31日に結果を聞きに行った。
旦那も「緊張する」と言いながらついてきてくれた。
17日間も自己注射をし、入院するまでした
今回の受精結果。
不安な気持ちでいっぱいだった。
結果は…
ありがたいことに胚盤胞のグレードは向上していた。
2023年1月 1回目 3つ(3AB、3BC、良好胚のまま凍結)
2023年7月 2回目 3つ(3AA、3AA、3AC )
この間私がやったことはとにかく”休む”こと。
1月の1度目の採卵時はとにかく余裕がなかった。
一日の生活スタイルは
朝起きて副業をし、会社へ行く準備。
通勤中も副業。
昼休みは昼食をとりながら副業関係のYouTubeを見、
帰宅中もスマホで副業。
帰宅後も副業。
週末も副業。
毎日の睡眠の質も非常に悪かったのに短かった。
とにかく身体に負荷のかかる生活をしていた。
冷静にものごとの優先順位を考える時間が無かったのだ。
”子ども(不妊治療)>副業”と考えることが出来ていなかった。
二兎追うものは一兎も得ず、だ。
不妊治療を休もうと思ったきっかけは、体重の激減。
身長159㎝で38㎏になっていた。
また、心療内科で休職を勧められたからというのも要因の一つ。
しかし不妊治療を休む決断をするのは容易ではなかった。
勿論時間が過ぎることに焦りを感じる。
仕事との兼ね合いはどうしよう。
通院の融通が利く休職中に不妊治療を終わらせたい…。
ただ、今治療を続けたとして
「私の身体は十月十日子どもを支えることができるのか。」
「今子どもを授かったとして、その子どもは幸せになれるだろうか。」
私は私達夫婦、生まれてくるであろう子どもが
”幸せになる為”に不妊治療をしているのだ。
今焦って無理やり進めても誰も幸せにはなれない。
私は再開の条件として2つルールを決めた。
1つ目は体重を45㎏にする。
2つ目は自然に生理がくるまで不妊治療はしない。
しかし休んでいる間は焦る。
クリニックの近くを通る度、遅れをとっている気分になる。
毎日自分は置いて行かれている気分になり、不妊治療をしているYoutuberを見て羨ましくなった。悔しくなった。
日々時間が過ぎていく。
過ぎて欲しいけど過ぎて欲しくない。
それでもやはり休むことを優先した。
子どものことを想うと、こんなに不安定な親の元に生まれるのはよくない。
私自身も自分を責めてしまう気がした。
自分の為にも休もう。
休むとは何をすることなのか。
妊活本を読むと睡眠、運動、食事という本来人間が健康の為に大切にすべきことが書かれている。
当たり前のことを当たり前に行うことが大切なのだ。
あと何より大切なのがストレスをため込まないこと。
まず手始めに睡眠を大切にしようと思った。
理由は睡眠はストレスを軽減させるという話を聞いたことがあったのと
しっかり眠れていないことには運動も食事もまともにとれないからだ。
ある妊活本には30歳代は21時台に寝ることを推奨されていた。
早く寝る為に夕食前に入浴を済ませる。
22時台には寝られる様にしてみた。
私は昔から眠りが浅く夜中に何度も起きてしまう。
質が悪いなら量で攻めるしかないと思い、昼寝もすることにした。
(昼寝をし過ぎて睡眠の質が悪くなることもあり、試行錯誤した。)
勿論、寝るのが遅くなってしまう日もあれば食事と入浴が逆になる日もあって自分を責めることもよくあったが
妊活情報を収集している中で気づいた。
不妊治療を成功させている人や自然妊娠が出来ている人は
物事の受け取り方が軽やかな人が多いことに。
「〇〇しなければならない」という義務感が柔らかく、
「まぁそんな日もあるよね」という考え方ができているのだ。
そのことに気が付いてからはあまり過度に考えすぎないようにしている。
今の睡眠の改善度合いは40%ぐらいだとは思うが
以前よりはよくなっているのを感じている。
何より日中のだるさが違う。
1度目の採卵時は、採卵直前少しベットで休ませて貰えたので疲れがとれたのを覚えている。それだけ日々に疲れていたのだ。
そんな休むことを大切にした日々の積み重ねのお陰なのか
今回の採卵では半年前より胚盤胞グレードの改善が見られた。
正直まだ移植をしていないからどうなるかはわからない。
勿論、またうまくいかないのではないかという不安もある。
移植はすぐに行うことができるとは言われたものの
今回の採卵で卵巣過剰刺激症候群になったこともあり1か月程お休みすることにした。
勿論可能ならすぐにでも移植したいところだが
少し立ち止まって自分の身体に耳を傾けることにした。
「大丈夫?疲れていない?」と。
私の身体は「少し休憩時間が欲しい」と言った。
もしかすると不妊治療は頑張りすぎている人が
自分のことを大切にする為の活動なのかもしれない。
自分のことを振り返るチャンスなのかもしれない。
そう考えると少しだけ気持ちが軽くなる様な気がした。