パートナーとして農業を手伝う12<CSの本質と要諦を学ぶの巻>
CSとはCustomer Satisfaction。こたろうファームの野菜、わたしの接客はお客様に満足していただいているか。そもそも、お客様が満足しているかどうかを、私たちはどうやってわかるの?
受講理由
こたろうファームには2種類のお客様がいる。ひとつは「ホテルやレストランなどの野菜リストから注文を受けるお客様」もうひとつは「野菜の定期便や直売に買いに来てくれる個人のお客様」
ホテルやレストランのシェフさんと接するのは使用人、直接個人の客様と接することが多いのはわたし。「CSの本質」を知りたい。それが受講理由。
今回の学び
やはりここでもまず数字。数字やデータに基づくファクトから課題を見つけること。そのためには、記録が必要。春に受講したかん味処でも記録することの重要性を学んだので、5月から毎日気温や作業内容、お客様とのやり取り、気づいたことをノートに書いている。忙しくなっても続けないとな。
そして、攻めのCS。私たち生産者とお客様の関係を良くするための努力を怠らないこと。問い合わせされる前に、お客様が欲しい情報を提示しなくては。「言われてないから大丈夫」なのではなく、常に先回りして考える。農業も他の職業も、日頃の人間関係だって一緒だよねー。
今回の講座での自分への問いが2つ。
1- 業務における円滑なフローが描けているか?
2-常日頃から改善が続けられているか?
さて、どう活かす?
すぐにできることは何だろう?と思いながら、数日過ごして。まずは前回の続きで、東京でひとり暮らしの友人に「ひとり暮らしの野菜セット」を送って、モニターになってもらう。野菜の食べ方、保存法なども同封して、すぐ食べる野菜、保存がきく野菜、調理して冷凍するもの、などなどを送る。事前のやり取りで冷蔵庫が小さいことが発覚。常温保存できる野菜も入れてみた。全部食べきったら連絡が来る予定。私たちが売りたい野菜を届けるのではなく、お客様が使いやすい野菜を届けたい。
親御さんからひとり暮らしのお子さんに、お子さんからひとり暮らしのお母さんやお父さんに。なんて需要もあるといいな、と。
そして、いつものことだけど、無人販売所に来るお客様との会話から気付かされることも多い。きゅうりがたくさん取れたから「きゅうり増量中!」なんて5〜6本入れてたら、「ワガママ言って悪いんだけど3本だけ買える?うちは旦那と2人だからそんなに要らないのよー」と言われた。「そうかーーそうだよねーー!」無人販売所のお客様の半分くらいは2人暮らしだ。全然先回りして考えられてないな、自分。
早速。
那須高原って高原だけど暑いので日中は30度をすぐ超える。こんな暑い中、無人販売所に来てくれるお客様に今週から冷やしたミニトマトを1〜2粒食べてもらっている。「あらー冷たくて美味しいわねー」なんて会話からいろんな話が聞けることもある。
今日、たまたま米農家の友人と味噌屋の友人と一緒に料理教室に参加していて、15代目の米農家を継いで1人で米作りをしている友人は「楽しいのよー1人だから自分のペースで好きな時に好きなことをしてるからねー。機械好きだから大きな機械動かすの楽しいのよー」と常に前向きで。
味噌屋の友人は「忙しくて大変な時は、味噌を作るためには豆を作る農家さんがいて、米麹を作る米農家さんがいて、私が作った味噌を買ってくれるお客様がいて、ひとりでやってるわけじゃないんだ、有難いなーって手を合わせるの」って、常に感謝の人で。
こういう気持ちって、きっと生産物に反映されるし、お客様にも伝わるだろうなと。
こたろうトマトのレアチーズケーキを作ってくれた料理の先生も、料理の説明してる間、なんども「こたろうファームさんのトマトは可愛くてねー美味しいの!」って宣伝してくれまして。
「誰かに教えたくなる」そんな野菜を作っていきたいし、「誰かに紹介したくなる」そんな野菜農家でありたい。
繁忙期ピークに入りまして、仕事が終わると頭も身体も働かなく、なかなか書けなかった・・・
Kanさん、提出遅くてすみませんでした🙇♀️