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「100日後に死ぬワニ」が死んでからもう1000日も経っている、という話を見た。

内容なんてもうすっかり覚えちゃいないけど、あのコンテンツを読んでいた頃って、まだ友人達との学生時代の余韻を残した繋がりがあり、そして、あの春に向かっていく季節だった。

春の陽気に少しずつ思考を蕩かされながら、徐々に世界が狭くなっていった季節のことを思い出すたび、懐古と諦念と、抱擁と寂寞とが、自分の中にぽっかり空いた夜からとめどなく溢れ出てくる。きっと、だから遠ざけていた。忘れていた。

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