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現代サラリーマン版枕草子

自己紹介

中距離恋愛中の彼女の「今の職場を辞めずに一緒に同棲したい」というトンチを斜め上からの方法で解決するため、会社を辞めることを決意しました。 彼女が生命線なのでゴマをすって生きたいと思います。あなたも 一緒に、ゴマをすろう。

現代サラリーマン版枕草子

春はあけぼの。新入社員が入ってきて会社内に噂がさざめいている様子が奇妙。普段は仏頂面で人に興味を示す様子が無いのに新入社員の噂に右往左往する様子にちぐはぐさを感じる。毎日同じ就業の繰り返しの日々で不感になってしまった自分がいる。花粉が至るところに飛んでいて絶望の季節。

夏は夜。五月病で中々布団から起き上がれない。暑いから自分でサマータイムを導入して朝早くに出社し、日が暮れる前に帰る。デイタイムが長くなった分就業時間も長く居ろよという雰囲気を醸し出してくる様子、いとわろし。とにかく暑い。しかも蒸し暑い。夜も暑い。地獄を彷彿とさせる絶望の季節。

秋は夕暮れ。一人暮し状態でお盆に実家に帰ると居心地の悪さを感じる。ぎこちなさから生まれる精神的疲労感を抱えた状態での長期連休明けの出社ほどきついものはない。台風が近づいて来るにつれ、偏頭痛もひどくなってきて正直しんどい。水害も多いし絶望の季節。

冬はつとめて。カーテンを開けるとそこは雪国だった、というほど雪が積もっているのに通常より早めに出社を求めてくる感じ気持ち悪い。大雪降ったらテレワークにしましょう(提案)どんな理屈かわからないが地震も多い。大体大掃除が終わったあとを見計らって部屋をシャッフルされる絶望の季節。

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