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苦い経験こそ最高のプロテインになる

「もっともっと体をデカくしたい。」

そんな長男の願いを聞き、先日仕事帰りにプロテインなるものを求めに近所のマツキヨに足を運びました。

「あのぅ、子ども用のプロテインってありますか?」


もちろん、妻は子どもたちやぼくの健康を考慮し、栄養バランスを考えた美味しい料理を毎日毎日作ってくれています。
彼女には本当に感謝しかありません。

その食事だけでも十分に成長するでしょう。
現に彼(13歳)の足のサイズ、すでにぼくを追い越していますからね。

そんな現状を分かった上でなお、この前敗れたバスケの試合の悔しさから滲み出てきた長男の未来に向かう言葉なんだと解釈しています。

教えて欲しいのですが、子どもがプロテインを飲んで困ることってあったりしますか?そもそも飲んで大丈夫なんですかね?

大前提として。
人間は口に入れたモノしか排泄できません。
インプットした言葉しかアウトプットできません。

そして。
経験したことだけが、人生の血肉になります。

勝負に負けたことの悔しさ、自分の不甲斐なさ、過去への後悔。
世の中、上には上がいるという現実。
誰しもそんな場面を幾度となく経験しています。

そして「今思えば」ですが、時に天を仰ぎ見たくなるような苦い経験こそが、実は人生にとって最高のプロテインになっていくことを知っています。

でも、そのことは教えません。
教科書や他人から教わるのではなく、彼自身の体験の中で自分で気づいて欲しいからです。

「お客様、マツキヨのアプリお持ちですか?」
「今インストールしていただくと10%割引になりますよ」

 ーーえっ10%!?アプリ入れます。

転んだ時こそが、次の未来を本気で考えるきっかけになるのです。
転んだら、石ころでも掴み取って起きあがろう。
体だけでなく、ぜひ心もデカくなって欲しいものです。

買ったはいいけど、ココア味でよかったのかな。

そんなことをうっすら思いながら、マツキヨを後にしたのでした。

それでは、また。

ちと試飲。すんごい飲みやすい。そっとイスの上に置いておく。


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