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思考が前進する「構え」がある

若い人はすぐ型破りをやりたがるけれど、型を会得した人間がそれを破ることを「型破り」というのであって、型が無ければそれはただの「かたなし」です。

歌舞伎役者 故・中村勘三郎

これは歌舞伎だけではなく、スポーツでもビジネスでも同じことが言えると思います。もちろん、何かものを考える際にも。

型=構え、と言い換えてもいいかもしれません。
あなたはものを考える際、どんな「構え」をしていますか。

え?考える時の構えって・・・・これ

でしょ、と思ったかもしれません。
いわゆる「考える人」ポーズ。

これではありません。
なら、これ?

モデルはぼくではありません


なんか考える時って腕組みして「うーん」と考えますよね。
これも違います。

これら2つはいわゆる沈思黙考スタイル。
たしかに手軽に考えることができる構えではあります。

しかし沈思黙考って時間がかかる割に、結論を出しにくくないでしょうか。
一見なにかを考えているようで、実はただただ悩みの海に浸りやすい。
たっぷり時間に余裕のある際にはもちろん良いと思います。

しかし、思考を前に進める際の基本の構えとしてぼくは採用していません。

思考が前進する構えであることが大切です。
では、ぼくが学生やビジネスパーソンにオススメしている基本の構えとは何か?


やはりこれです。

紙とペン。

考える際には、「ペンを持ち、紙に向かう。」
これが思考が前進する実用的な構えです。

例えば「あるテーマで1分後に簡単なスピーチをしてもらいます。」

あなたなら1分腕組みして沈思黙考しますか?
それとも、1分紙にメモを書きますか?

色んな講座やセミナーでこれを何度もやっています。
学生の皆さんでもたった30秒でもメモ書きするようになっています。

断然「メモ書き」の方が思考は前に進むことが分かります。

何か悩み出したら、構えをとりましょう。
何かに結論を出したいなら、まず構えましょう。
何か創り出したいなら、構えからです。

適切なカタ(構え)があるから思考もカタ付いていくのです。
それでは、また。


ヘッダー画像は、榎田智子さんよりお借りました。ありがとうございます。

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