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適応障害をきっかけに自分を認めることができるようになった話

私はおそらく自己肯定感が低い。

正確に言えば低かった。

今も高いとは言えないけど昔よりはかなりマシだ。

そもそも自分を好きって思ってはいけないと思っていた。

その原因はたぶん親。

親のせいにはしたくないけど、私の母親は自分のことが好きだと言うことは無かったし、むしろ自分が嫌いと言ってたことのほうが多かったし、自分好きな人なんているの?みたいに言ってた気がする。

だから自然と私も自分好きなんて人いないんだ〜ってのが常識だと思っていた。

自分好きって言うのはナルシストで恥ずかしいことなんだと。

学校とか家の外の世界でもなかなか自分が好きです!って堂々と言う人はいなかった。

まあ、思ってても言わないのだろう。日本の文化的に。

だからやっぱり自分のこと好きって思うことはおかしいんだなって、その間違った常識が覆されることは最近まで無かった。

だから私はずっと自分が好きじゃない、自分の性格嫌いって思って生きていた。


でもある時メンタルを病みかけて適応障害になり、自分のことをよく考えなきゃならない日が来た。

私は今まで自分が好きじゃないから自分の性格を受け入れられなくて、自分を変えて周りに合わせていかなきゃならないと思い込んできたけど、それは間違いだと気づけたのは適応障害になったおかげだと今は思う。

母はよくできないことが多い私に、上にも書いたけど
『自分を変えて周りに合わせていかなきゃならない』
と言った。

だから仕事でも私生活でも演技をして『普通』を保たなきゃならないと、そうやってきた。

明るい性格でないのに明るいフリしたり、人付き合い向いてないのに頑張って友達作ろうとしたり。

正直ずっとしんどかった。

けど、適応障害になって自分を見つめ直したとき、超内向的な自分、友達いない自分でもいいじゃないか。
別にそれが苦なわけじゃない、周りからみたらヤバい人かもしれないけれど、私にとってはそっちのほうが楽だ。

と思うようになった。

そもそも周りの人も案外自分勝手に生きている。

だから私は私でいいんだ、と。

これは少し自己肯定感が出てきたのではないかと感じる。

周りや世間に自分が合わせていくんじゃなくて、自分に合う環境を探していく方が大切。

そう気づいた今は前に比べたら確実に毎日気楽に暮らしている。

超内向型、一匹狼な私って案外少数派で個性あってかっこよくない?って自惚れても全然良いじゃんと最近思える 笑

自分を自分で認めてあげるってすごく大事だと思う。

そう気づかせてくれた適応障害には少し感謝をしている。


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