「なにもない」
働いていたら
突然 だ
なにかが後ろあたりで
腰掛けた気配がして、
私は
正体が気になって落ち着かない
「言葉」だという直感だけがした
働く手を止めるわけにもいかず
そうっと 心を見開いて 振り返ったら
「なにもない」という
影だけが 座っていたのだ
働いていたら
突然 だ
なにかが後ろあたりで
腰掛けた気配がして、
私は
正体が気になって落ち着かない
「言葉」だという直感だけがした
働く手を止めるわけにもいかず
そうっと 心を見開いて 振り返ったら
「なにもない」という
影だけが 座っていたのだ