【ゴルフ】2020年買ってよかったものはパター~スコア100切りの先へ#16~
一度でもスコア100を切ったことがある人。アナタは全ゴルファーのうち約30%しかいないうちのひとりです。ただ、毎回100を切れないという方も多いよう。そんな人に、ちょっとした練習方法やギアについてご紹介させていただく本コラム、今回のテーマはパター。最新が最良とは限らない話です。
私のエースパターは初代2ボール!
私はこれまで多くのパターを使ってきました。最長でも4年程度。要するに変えたくなる衝動が抑えられないのですね。ただ、自分自身がスコア100を切ったときに使っていたのは、オデッセイ ホワイトホット 初代 No.5(いわゆるマレット型)でした。丸山茂樹プロがアメリカで勝ち、谷口徹プロが日本で賞金王になったときに使っていたパターです。当時どうしても変えたい衝動に駆られて中古ゴルフショップにってしまいました。これについては、いまだに後悔しています。なぜなら、その時がいちばんパターが上手かったような気がするからです。
ここの数年はますます酷くなり、ほぼ半年に1回、中古で1万円以下のものを購入して変更するという負のスパイラルに入っていました。なぜか? やっぱりNo.5の時に入っていたはずのショートパットがことごとく入らなくなっていたからです。そんな窮地から救ってくれたのが、オデッセイホワイトホット初代2ボールだったんですね。
長さは31.5インチと短め!
このホワイトホット初代2ボールパターは、長さが31.5インチしかありません。短い。明らかに短い。市販品で一番短いパターは33インチ。流通量的に(たぶん)いちばんボリュームがあるのが34インチと考えると、ほんとうに短いんです。
これは私のパッティングのスタイルにも影響があると思います。もとよりクロスハンド(ショットの時と比べて左右を逆に持つスタイル)で、しかも左手は肘を伸ばし気味に構えるので、長さが必要ない。自分史上最長に使ったNo.5にいたっては29インチ。伊澤利光プロがマスターズで4位に入賞したときに使っていただクラブの長さと同じなんですよね。私は伊澤プロと身長が同じぐらいなので、いまだに29インチぐらいでもいいんじゃないかとさえ、思っているぐらいです。だから、中古ショップでパターを見るときも、短そうなものだけ選んでしまいます。
円に線を入れて、道具として蘇る
2ボールを購入したのは、2015年。中古ショップで税別4,000円で販売していました。初代といえば、もはやレジェンド宮里藍プロがデビュー当時勝ちまくっていた時に使っていたパター。アニカ・ソレンスタムも使っていましたよね。横田真一プロだって現役で使っています。それぐらいの名器です。安さもあって即買いしたんですが、何度か使ってピンとこなかったから、タンスにしまい込んでいたんです。
転機は2020年、コロナ禍まっただなかの4月です。過去のゴルフの試合を見て気が付いたんです。プロが2ボールの円に線を引いて使っているみたいだということに。そういえば、2018年日本オープンに買った稲森佑貴プロもそうしていました。よし、自分もやってみよう!
手書きなので、太さもまちまちで美しくはないのですが、実際に構えてみたり、ボールに入れている線の太さに揃えようとしたら、こんな感じになりました。これでカップに向けてボールを置くとき、ボールの矢印をカップ合わせ、さらにボールの矢印に合わせてパターを構えるようにしたところ、ここ数年悩まされ続けたショートパットが入るようになってきたんですね。そう思えるようになると、強いタッチで打てるようにもなり、最近のショートパットはすべて「壁ドン!」です。
パターは軽いほうがいいみたい
なぜこんなに打ちやすいか? ちょっと考えてみました。確かに線を入れることで各段に構えやすくはなっています。でもそれだけではないみたい。まず気が付いたのは、手首をうまくロックし、スムースなストロークができているようだ、ということ。キモはグリップにありました。
ちょっと変わったグリップです。ゴルフ5のオリジナル、ZeroGrip ゼログリップ TYPE2 ミッドスリム。もう廃盤になっているようです。スーパーストロークほど柔らかくなく、かといって有名メーカーほど重くもない。いわゆるピストル型といわれる形状ではなく、グリップが太くなったり細くなったりしていない。寸胴。太さが一定。だからこそ、どこで握っても握り感が一定なんですね。
手に持った感じがとても軽すぎる気がしたので、ソール部分は全面に鉛を貼っています。かなりの量を貼っているように見えるでしょうが、実際にはこれでも8g程度。これだけ貼ってもバランスはB5前後。通常の市販品のバランスはDからEと言われているので、劇的にヘッドが軽く感じます。事実、総重量も市販品より50g以上軽いんです。
グリップが柔らかすぎず、バランスが軽いので、ストロークのとき、特段にギュっと握らずにスムーズにストロークできます。要するに手が動きやすい。そもそも、最近のパターが重すぎるのです。プロのように、ガラスのように硬くて速いグリーンでプレーするなら、重いクラブをコントロールしたほうが、タッチが合いやすいでしょう。しかし、アベレージゴルファーがプレーするグリーンは明らかに重め。重いクラブでは距離の調整が困難、というか、私には無理。ついパンチが入ったり、ストロークがスムーズにいかずひっかけたり。私には合いませんでした。でもこの2ボールでラインが出せるように回復したんですね。
古いものが悪いものではなく
初代2ボールをタンスから引っ張り出し、円に線を入れて使い始めて数カ月。いまではすっかりエースパターとなりました。たった4,000円で買ったクラブなのに。初代2ボールを中古で買ったのは2015年。そもそもこの商品が発売されたのは2000年でした。しかし、2020年に買ってよかったことに気づいたものであり、いまでは14本のセッティングに欠かせない一本です。
浮気性の私は、谷口徹プロのように、同じクラブを使い続けるイメージが湧きません。T島さんのように深い知見があるわけでもないです。
ただ、偶然に出会った2ボール。せっかくなので長く使えるよう、大事にしたいと思っています。クラブは古いからダメ、新しいからいい、というわけではない、とりわけパターについては。だから、パターの衝動買いはやめます。たぶん。できれば。いや、また買いそうです。。。(汗)
もう100は叩きません
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私は別にレッスンプロではない、ただのサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりの気づきを書かせていただいております。引き続きよろしくお願いいたします。
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