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わたしなりの理想郷...言葉のアップロード

子育てをするようになり、子どもが大人になるにつれて言葉かけを変えていくようになりました

わたしは大正生まれの父と昭和初期生まれの母に育てられました

人情味あふれ優しさは深かったけれど
それとは真逆に厳しさは今で出会えないほどの真剣さでコワさはありました


今のわたしなら萎縮する前にきっと逃げ出すし、いっそ怒られて動けない最中に深呼吸や瞑想みたいなことを分かられないようにしていたでしょう

そして文藝春秋を愛読していた父の背中を今でも思い出す


言葉かけは、その人の持つ内側の世界を反映しています

それはごまかしようのない真実です

だからこそ、言葉のアップロードを大切にしたいのです

あの時代の大雑把な言葉かけを解読するには、わたしには時間が必要だったから

今の私は言葉をかける前に、ただ聞いて「なにも言わないまま」を採用するときもある

何でも言葉にしようとなると、かえって伝わりずらくなることがあるから

でも、気づかないうちに話している時もあり、自分の意思に反してしゃべらされているような時もある

ただ相手をよく観ることを大切にするようになりました

この「観る」とは、見るというより感知できるような気持ちの余白を持つようにすると表現したらいいのかな

子どもが小さい時は瞬時に反応しなくて
は行けない時もあるから、大人が余裕体勢ではいられないし

そんな時は直感的に言葉かけしている
からこそ、育てられた記憶のまま、大人からもらった言葉がしみついていて、これを変えるには意識的に取り組まないとなかなか変えられないこともある

次はこんな風に伝えてみようと思えるだけで、なにかが変わるかもしれない

目に見えない小さな工夫や研究心が、積み重なり功を奏するかもしれない

言葉と人類のアップグレードはある程度の時間はかかるかもしれないけれど、化学反応のように最初はジワジワときて、いっきに変化するのだと思う

気づきとアップグレードは人類愛への大いなる躍進なんですよね

そしてざわつきよりも穏やかさを優先させると伝わりやすいのかもしれない

あなたの言葉のアップロードはどんなですか?


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高野 ゆみ子
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