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社会福祉士会の基礎研修の大変さとメリット
社会福祉士会が作っている基礎研修制度について。
日本社会福祉士会のHPによると以下のように書かれています。
基礎課程は、基礎研修Ⅰ、基礎研修Ⅱ、基礎研修Ⅲで構成されます。
基礎研修では、社会福祉士として共通に必要な価値・知識・技術を学び、社会福祉士の専門性の基礎を身につけることを目的としています。
基礎研修Ⅰ、基礎研修Ⅱ、基礎研修Ⅲはそれぞれ1年度間、合計3年度間で受講します。基礎研修Ⅰから基礎研修Ⅲまで修了することで基礎課程修了となります。
なお、基礎研修の修了年限については、認定社会福祉士認証・認定機構での認証研修としては、基礎研修Ⅰの受講開始から基礎研修Ⅲの修了までを6年度間で終える必要があります。修了まで7年度以上かかる場合は、認定社会福祉士制度上の単位は与えられず、生涯研修制度上の単位のみとなります。
基礎研修は、各都道府県社会福祉士会で開催します。
「社会福祉士会が」としたのは、医療系の職能団体などでは違う内容を作っているからです。
「修了まで7年度以上かかる場合は、認定社会福祉士制度上の単位は与えられず、生涯研修制度上の単位のみとなります。」とか書いてますね。
なんか…家庭の事情などによって連続で受講できない人には不利益になるので、気持ち悪いですね(個人の感想です)。
認定の更新制度の関係でしょうか。
さて、
この基礎研修は都道府県で開催することになっていますので、それぞれで毎年生涯研修委員会などの人たちが企画・運用されています。
前に書いたように、私は一日だけの研修で「修了」しているので、3年って大変だなと思います。
真面目な人は3年間の基礎研修を改めて受けてる人もいます。
ただ、賛否があるのも事実で、私が聞いたことがある声を紹介すると、
「講師の質が悪い。ただテキスト読んでいるだけ。」
「自慢話ばかり聞かされてレポートが書けない。」
「土日を終日取られるので、日程的に厳しい。」
など。
講師も優れた実践家ではあれど、教えるのは上手かどうかは別問題なので、苦労しますね。
「講師の質が悪い」については、私も今年度初めて社会調査科目を担当するのに、資料一文字も書いてないので、そろそろ頑張ろうかという気になります。
「自慢話」というのは、基礎研修Ⅰの段階で「先輩社会福祉士の声を聴いてレポートを書く」みたいなものがあるので、その時のことでした。
そう。大変なんですね。
これを乗り越えると成年後見人の養成研修など、専門研修を受ける要件を満たせるので、皆さん頑張ってる感じですね。
メリットを一つだけ申し上げますと、やはり繋がりになります。
ほぼ3年間同じ受講生なので、「同期」という意識が芽生えてグループLINEなども運用しているんだとか。
あと講師との繋がりも作ることができます。私自身も基礎研修でfacebookの友達増やしているようなもんです。
基礎研修がしんどいと思われている方は、その先のビジョンをイメージして、何とか乗り切ってください。
本日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました☆
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