「私、福祉職向いているか、わからないです」と言われたら?
職能団体で委員などをしていると、同業者から相談を受けることもあります。
もの凄く真面目な方から言われることが多い印象がありますが、
皆さんだったら、どう対応されるでしょうか?
是非、以下の文を読む前に、ご自身で考えてみてください。
そして、私のやり方も正解ではありません。
いつものように、解答ではなく、回答です。
私は、発話の元となっているエピソードや感情に触れる時間を多く取ります。
前にも書きましたが、「自分が幸せかどうか?」という問いは、
リア充の場合、ほぼ浮かんでこない問いです。
高校教員時代は、生徒から
「なんで学校って行かないといけないんですか?」
という質問がありましたが、これも同様に学校に不満がある場合がほとんどです。
タイトルの形も疑問形ではないものの、属性的には近い。
なので、いきなり
「いや、向いてる向いてないというのはね~」、「私も自分のこと向いてるとは思ってないよ」みたいに相手が期待していない解答や語りはリスクが伴います。
ここはやはり、「どうしてそう思うの?」とか
「何かありましたか?」から入るのが無難かなと思います。
そうすると、職場での職員同士や組織での立ち振る舞いなのか、利用者との関わりの中での話なのか、他の業界に行きたいと思っているのか等、色々と出てきます。
活舌とか、記憶力とか、体臭とか色んな要素ってあるんでしょうけど、それはどの業種でも社会で働くのであればついてくるでしょうし、
悩む人のほうが何かの出来事に真剣に向き合おうとされているのが伝わるので、
「『向いているかどうか』という問いがなくなるくらいの経験に出会ってほしいな」と願います。
「社会正義的にこれはダメ」というものはありますが、「これが正しい」という正解がないことに向き合う仕事なので、本当に悩むことがあると思います。
向いているかどうかはわかりませんが、
私はそんな人にいてほしいと思います。
本日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました☆
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