解像度を上げる

会議や記事で、「解像度を上げる」って言い方が多くなって
一体どういう意味なのか、
もっと分かりやすく言えないの
かなという話です。

自分なりに解釈して、
「中学生に”解像度”を説明する場合」を考えてみたのです。
『言われたことを頭の中で、
映画のようにクリアなシーンが
想像できるか?』ということ
なんじゃないか!と思ったわけです。

解像度を上げるという言い方は
あれど、解像度を下げるという
表現はあまりしないですよね?

印刷業界でいう「線数」と同じです。
線数が高い(数値が大きい)ほど、
肉眼での網点が目立たなくなり
きめの細かい印刷物に仕上がります。逆に線数が低いと網点が目立つようになり粗い印象になります。

解像度を上げるということは、
新聞(更紙など)の線数(60~80線)を通常印刷(コート紙・アート紙など)の150~200線にするということ一緒です。(懐かしいー)
今はオンデマンド印刷が多いから、インクジェットできめが細かい
印刷が多いから、「線数」という
言葉自体を知らない方の方が
多いかもしれません。。。
ルーペで印刷物をよく見ると斑点が見えますので確認してみてください。

さて、「解像度」を上げる
ということは、
印刷の「線数」を高くすることと
同じですと言った方がピンと
くる方の方が多いかも。

「解像度」って漢字3文字で
カッコいい表現なのですが、
印刷用語の「版下」とか「下版」とか、さらにニッチな用語だと「写真分解」とか「反射原稿」をバリバリ指定していた世代には、
「解像度」というと、業界用語を思い浮かべるのではないか。

なので、ワタクシは、「解像度を上げる」「解像度を上げてみましょう」と
言われると、脳内でそのイメージが、自称映画監督のように、その風景が
クリアになり、映し出すことができるか?
つまり、相手の頭の中にシーンを
思い浮かべられることができるようにすることだと解釈するようにして
「解像度を上げる」を理解して考えるようにします。

簡単なようで難しい表現になって
しまい、みんなが「ん?」とならないことも「解像度を上げる」こと
なんじゃないかと思うのです。
おじさんの小言になった・・・。
ちなみに「言語化」も「相手に伝わる表現」って言った方が、解像度は高くないですかね!?


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