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あの頃の私へ-スマホで映画見られる時代がくるよー

映画は映画館で見るべき!?

「映画はやっぱり映画館で見るべきだ」ってよく言いますよね。
確かにそうだなぁ~映画館で見るとすごく迫力があって集中できて感動しますもん。
でもそれを言われると、いつも申し訳なくなる。ちょっと肩身が狭い気分になってしまいます。そんなの私には無理だからね~。映画館になかなか行けないからね~。

映画が見たくてたまらなかった時

思えば、本当に映画が見たくてたまらなかったのは、子どもたちが小さくてワンオペ育児をしていたころです。その頃もフルタイムで働いていたので、映画館はもちろんレンタルビデオ屋も気軽には行けなかった。
(あの頃、スマホでNET FLIXとか見れたらなぁ~。あの頃の私に「未来はこうなるよ」って教えてあげたい)
夫が休みで子どもを見てくれている間に、レンタルビデオ屋にワクワクしながら行ったのに、棚の前で選ぼうと左右にキョロキョロ探していると、一体何を見ていいかわからなくなって、自分がどんな映画が好きなのかもわからなくて、呆然としたことがあります。
なんだか、自分がキラキラした楽しい世界や、わくわくする知らない世界とは無縁の狭い生活の中に閉じ込められているような気がしました。
独身時代、好きなものやあちこちに興味関心が向いていた好奇心旺盛な自分はどこに行ったんだろう?

大人になった今でも「自分が分からない」

それから20年以上経ち、いまでは50代。
人生の悩みも、大変なことがたくさんあったし、壁にぶつかったりもしてきました。今もガッツリ働いているので、時間はそんなにありませんが、
2人の子どもたちが大人になったので、自分の好きなことに費やす時間と気持ちの余裕は持てるようになりました。

実は今でも「自分が好きなものが分からない」「仕事や子育て要素を引いたら私に何が残るのが分からない」そんな思いをひそかに抱いています。
こんなに大人になってしまったのに。ずーっと忙しく立ち止まることなしに突っ走ってきたからかもしれません。トラウマなのかもしれません。本当は分かっているのに違う自分に出会いたいのかもしれません。

映画は私の「多様性理解」の先生

「私自身との出会い」が、別に「映画」じゃなくても構わなかったのです。
でも映画を見ていると、「私ならどうする?」とか「ほかの人と違うけど、私はここが好きなんだ」とか思うことに自分でもびっくりしたり、自分の価値観が「ガラガラガッシャーン!」と音を立てて崩れて落ちる経験や、「全く知らなかったけど、世界にはココにこだわりを持って、こんな映画を作ってしまう人がいるんだ…(感動)」という出会いがかなり頻繁に起こる。
映画はまさに「多様性理解の先生」でもあるのです。

WOWOWさんとNETFLIXさんがお友達

というわけで4-5年前からおもにWOWOWで、タイトルだけ見て片っ端から録画し、時間があるときに順番に見る。「面白くない、合わない」と思ったらその時点で消去(ほんとに作った方に申し訳ない。リスペクトはあるのですが時間が無いので許して)その代わり気に入ったら繰り返し見る方式で映画を見ています。
ジャンルは問いませんが、怖いやつ(ホラー、暴力、ゾンビ)はNG。
ばかばかしいのとかアイドル系もよく見るし、意識高い系や単館系も憧れてるし、まだあまり知らないアジア系にも興味津々。

昨年末、一人暮らしの老母が病気になってしまい看病のため九州の実家に戻ってきました。コロナで会社も自分も在宅ワークに慣れた(?)おかげで、有難いことに在宅ワーク9割で東京⇔九州を往復しながら、介護と仕事を両立しています。(あぁ、あの頃の私に「未来はこうなるよ」って教えてあげたい)
そこで私の映画生活にNETFLIXが加わりました。息子が「寂しい時にネトフリ見たら?」と教えてくれたのです。(あぁ、あの頃の私に・・・以下同文・・・)
おかげで人生で初めて韓国ドラマと韓国映画をガンガン見ることになりました。WOWOWとNETFLIXのおかげで、今までの人生で映画を一番よく見ています。

お誕生日にnote始めました

見ているばかりだとアウトプットしたくなる。というわけで、先週のお誕生日をきっかけに、映画中心に書き残すnoteを始めたわけです。

note住民の方々の投稿を読むのがすごく面白い。皆さんの豊富な映画情報もとっても楽しくて、ウェイティングリストがいっぱいになっています。
映画関係だけじゃなく、いろいろ読みます。いろんな方がいらっしゃるんですね。どんな私でも大丈夫だよ、と勇気がもらえます。noteも私の「多様性理解の先生」です。ありがとうございます。


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