「ジュピター」ペ・ドゥナ映画にハズレ無しって本当?
今日は、ペ・ドゥナのハリウッド出演作品「ジュピター」(2015年)です。
ウォシャウスキー姉弟監督の「クラウド アトラス」「センス8」と、この「ジュピター」の3本でぺ・ドゥナはハリウッド映画に出演しました。
「ジュピター」ではハンターという、懸賞金目当てに雇われた戦士の役で、主人公を拉致するのですが、ちょっとしか出てきません。ただ、かなり印象的な姿で存在感あり。
額と頬に描かれた花は、韓国の花ムクゲだそうで、ウォシャウスキー監督はペ・ドゥナの韓国人としてのアイデンティティを大切にしていることがわかります。
映画自体は正直言って、あまり好きなジャンルではないのですが、ウォシャウスキー監督の世界観が素晴らしく映像も衣装も宇宙船みたいなメカニックなCGも音楽も美しいので、楽しめました。
「センス8」に出演した俳優陣がちょいちょい出ていて、しかも皆、全然違う役でした。ウォシャウスキー監督ファミリーなんですね。「マトリックス3」にも、センス8ファミリーが出演するみたいなので、楽しみ。
ペ・ドゥナはこの作品でブルースクリーンの前だけで演じたり、前後で英語を学んだり、長い期間外国を転々として撮影したりして、大きな転換期を迎えたのではないでしょうか。そんなことを考えながら見るとまた面白い。