千
私の人生に居て欲しい人や居てくれてよかったという人は何人もいるのに、私が人生に介在したことを良かったと思ってくれる人が果たして何人いるのかわからない。自信がない。そんな人がいないのに生きていることに意味があるのか不安になる。役目を全うできてない感覚が強い。神様が私に与えてくださった役目はいったいなんだったのか、誰かの人生を変える選択の根拠や理由の1つのうちのさらにきっかけの1つくらいになるように想定されていて私がそれすら全うできてなかったらと思うと憂鬱になる。情けない。逆に、誰かの人生の何かの瞬間にふと思い出されるような小さなでも確実な影響力が私にあったのなら生きている意味があったなとそうであることを強く願ってしまう。
今朝、この世で家族と同じくらい大切な本当に大好きな恋人に「私はあなたがいない人生なんて考えられないほどあなたのことを想っているよ」というのを伝えたら、自分もそうだと話してくれた。いつも自分の方が重く大きな好きだと言ってくれるけれど、それでも私がいなくてもきっとあなたは変わらずあなたらしく生きているし、私に出会わなくても私が消えてしまっても自分の道を自分で選んで生きているだろうと思うとやはり私の愛の方が大きくて重たいと思う。
付き合ってすぐの頃、「私が発達障害で長いことよくならないうつ病や睡眠障害を患っているから、普通の人と付き合ったらしなくていいような苦労やストレスや面倒をたくさん感じさせてしまうかもしれない。迷惑をかけたくない。それでも一緒にいたいから頑張るけど、発達障害の家族も、精神疾患の家族も、どちらも支える側は大変というのは有名な話で、やっぱりたくさん辛い思いをさせてしまうと思う。」と話したらそれくらいのことも抱えられない受け止められないようなぬるい覚悟で告白してないからって言われた。半年以上経った今でも変わらず面倒と思ったことない、迷惑と思ったことないと言って頭を撫でてくれる優しい手が私の隣を諦めないでくれられるよう今日も少し新しいことに挑戦してみようと思う。たくさんのことを思うばかりで、できているのはまだほんの少しだけど。
数年ぶりに前向きな気持ちになって泣かない日も増え、それでも苦しくて辛くて、だけどそれをぶつけたら向き合って一緒に考えてくれる太陽で花束で夜空のおっきなお月様みたいなこの人と出会えたこの人生の一瞬一瞬が一生忘れることのできない恋物語であり、幾千の夜を超えても終わらない物語であるように心から願っている。
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