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何でも言い合える心理的安全性の高いチームは会話量のバランスが良い

しゅんしゅしゅんです。

チームづくりで、もっとも大切なのは「心理的安全性」。googleのプロジェクト・アリストテレスにより発表されたこの原理原則に、僕は心の底の底から賛同しています。

google流的な本で、この心理的安全性を軸にした本が意外とないので、ピョートルさんの「世界最高のチーム」は即買いさせていただきました。
チームビルディングの原理原則、マネジャーのメンタリティが詰まった本になってますので、ぜひ一読を。

心理的安全性を高める具体的な方法は、この本の中でも多く紹介されていますが、今日は個人的に実践している方法を一つ紹介したいと思います。
かれこれ5年ほど、数々のチーム(5~8人くらい)のリーダーを経験していますが、外したことはないし、わりと簡単なので、おすすめですよ。


その方法とは、会話量のバランスをそろえる、です。


心理的安全性とは要するに「なんでも言い合える状態」ってことなのですが、なんでも言い合えるってことを言い換えると、メンバーの会話量が同一ってことだと思うんです。

でも、会話量がアンバランスな光景って結構目にしませんか?
顕著なのがチームの定例会。リーダーが一人で延々と話している。一部の人のみがワイワイ話している。他のメンバーはお通夜のような顔でそれを聞いている。もしくは下を向いて筆記具をいじっている。

そもそも定例会なるものは、集まることが目的化しており、存在自体が悪だって意見もありますが、僕は肯定派です。そして集まること自体が目的だと思ってます。ただ、先述したような状態だと集まる度にチームの雰囲気は悪くなっていく。集まらないほうがマシ。


では、なんでこんな状態になるのか?
その理由は発言する機会がないからです。
では、解決策はなんなのか?
それは発言する機会をつくるだけです。


チーム定例会のアジェンダで各人のミッションの進捗確認・共有があるかと思います。(もしなかったら、作ることから始めると良いかと)ミッション量にはよると思いますが、重要ミッションに絞って確認してませんか?僕は逆。重要なミッションこそ軽く流して、軽微なミッションこそ時間をかけています。

なぜなら重要ミッションであればあるほど、そもそもチームの中で年次も高く目立った人が担当していることが多い。そんな人は放っておいても発言量は多いものです。(そもそも、そんな重要アジェンダであれば、常日頃から進捗はチェックしているし)

一方、軽微なアジェンダは新人や正社員でない人に担当してもらっていることが多い。一般的にはそういう人たちの発言量は放っておくと少なくなっていきます。

軽微なミッションは頻繁に進捗確認する必要がない。ルーチンなタスクだから特に進捗確認する必要がない。って気持ちもわかるのですが、だからといって、確認するミッションから外してしまうと、その瞬間、そのミッションを担当している人は「自分のミッションはそこまで重要じゃないんだ」と感じてしまう。

だから、そのタスクの報告内容こそ、詳しく深掘ったり、ちょっとした改善を称賛したり、アドバイスをする。それだけで、ほんと活き活きと話し始めてくれます。誰だってつまらないから話さないわけではない。自分の発言なんて必要とされてないと萎縮するから話さないんです。話してよい場=心理的安全性があると判断したら話すんです。

チームの定例会で、各人の全タスクを共有する場を設ける。軽微なミッションにこそ時間を割く。それでメンバー全員の発言量バランスをそろえる。それだけでチームの心理的安全性がグッと高まってきますよ。

では!

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しゅんしゅしゅん
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