エストニアの国民的おやつ
皆さんの
「子どもの頃のおやつ」と言えば
何でしたか?
ストーブの上に乗せて焼く
ばあちゃんのお餅
お母さんがよく作ってくれた
マドレーヌ
もちろん駄菓子屋へ行けば
うまい棒、チョコバット、ベビースターラーメン。
大阪育ちですので
たこ焼きを駄菓子屋でよく食べていました。
ところ変われば、おやつも変わります。
エストニアのおやつ
KOHUKEと呼ばれる
手のひらサイズのお菓子。
どこのスーパーでも売っています。
0.3〜0.5ユーロくらい。
牛乳からヨーグルトあたりの冷蔵コーナーです。
これは、冷たいおやつです。
初めて食べたときは
驚きでした。
柔らかくて、とにかく甘い。
ヨーグルトのような
小さなチーズケーキのような
発酵乳製品だということは確かです。
「ヨーグルトケーキ」と呼ぶことにしました。
エストニアの乳製品
エストニアには乳製品がかなり多く存在します。
牛乳だけでも何種類もあり
どれがヨーグルトで
どこからがチーズ製品なのか
3年住んだ私にも、まだ分かりません。
KOHUKEだけでも
こんなに種類があります。
チョコ味、キャラメル味、ココナッツ味
ノーマルはバニラ味。
ほぼすべてにチョコがコーティングされていて
大きさも同じくらいです。
私の友だちは
こちらのチョコ味を
朝に4つほど食べるそうです。
それが朝ごはんなんだとか、、、
結構皆さん一度に何個も買います。
私的には、おやつに良いとは思いますが
朝ごはんには少し甘すぎるかなと。
恐るべき食文化の違いです。
シローク
KOHUKEについて調べてみると
「シローク」というロシアのお菓子が出てきました。
カッテージチーズにチョコをコーティングした
ロシアや東ヨーロッパのお菓子だそうです。
カッテージチーズだったのか。。
「ヨーグルトケーキ」じゃなかった。
少し酸味があるので
ヨーグルトとチーズのちょうど中間のような
甘いお菓子だったみたいです。
KOHUKEと呼ばれるお菓子は
ロシアからの食文化だと考えられます。
そして
バルト三国、東ヨーロッパ
ハンガリーやルーマニアでも食べられています。
残念なことに
要冷蔵の柔らかいお菓子ですので
日本へ持ち帰ることができません。
エストニアの発酵食品
エストニアはヨーロッパですので
やはり、発酵食品といえば
乳製品が多いかと思います。
ヨーグルト類、チーズ類、サワークリーム、
ヨーグルトとチーズの境目が分からないほどの
そこらへんの種類の多さが、、、
半端ないかと。
子どものころから
KOHUKEをおやつとして食べていれば
日本人とは違った腸内環境になると
容易に想像できそうですね。
海を越える菌
今だからこそ
発酵乳製品の輸出入ができます。
そう言えば少し昔
「カスピ海ヨーグルト」が流行りましたよね。
ヨーロッパから持ち帰られた乳酸菌で
日本でもヨーグルトができた。
それが「カスピ海ヨーグルト」。
種菌さえあれば
ヨーグルトが永久に作れる優れもの。
ヨーグルト自体は持ち運べないけど
菌だけなら持ち運べるのだと。
菌もすごいけど
見えない菌たちと共生しようとする
私たち人間の微生物研究もすごいものですね。
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