
油絵の描き方を忘れた画家
それは?
このアタクシです。
こんにちは。
前回のイベントで「売り上げゼロ」の傷をまだひきずっている、ルンナと申します。苦笑
なんせ、過去2ヶ月もこのイベントに、自分の全エネルギーを注いだので、
この結果は、かなり打撃でした。とほほ

それで、ここんとこ、なんとかこの心のマイナスを取り戻そうと、気持ちをさっさと切り替えて、次のプロジェクトに向けて、前進せねば!と、焦っておりました。
ただ私の場合、いろいろなジャンルに手を出し(服、音楽、絵画)それぞれの分野で必要な道具が異なっているので、次のプロジェクトに移行しようと思っても、仕事部屋のセッティングから変えなければならず、ただでさえ時間がかかるのです。
その上、今回は服制作が無惨な結果に終わったので、なんだかボッケ〜〜〜となってしまって、なかなか、気持ちも切り替わりません。
それで関係ない事をいろいろやっているうちに、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
そして、、、、、やっとのこと、昨日、絵を描くキャンバズやイーゼル、そして画材を引っ張り出しました。
これらに触るのは、2年ぶり!!であった。
ある程度予想はしてましたが、やっぱり。
画材や道具など、埃をかぶってて、カチコチに。
アクリルと違い油絵の場合、使用する液体がいろいろとあるのですが、
その混ぜ方とか、塗り方などで、結果が変わるのですが、
そのボトルを眺めてて、ふと。
この複雑な液体をどう混ぜてて、それを何のために使っていたんだろう?
そんな、やり方を全部、忘れている自分に気がついた!!!

それだけではありません。キャンバスを置いて、っと。
あれ? まず、何をやるんだっけ?
どうやって、描いてたんだっけ?
と、ハウツーも、すっかり忘れちゃってる!!!

アルツ???
これは、ただの、年齢のせいなのか???(そうかもしれませんが。汗)

私は、絵自体は20年くらい前からちょこちょこ描いているのですが、
ずっとアクリル絵の具を使っていて、ここんとこ3年前くらいから油絵に変更しました。
その際に同じ絵でも、随分描き方が違うというのがわかって、勉強し直したのです。
当時のメモをもう一度見直してみたが、さっぱり何が書いてあるのか、わからない走り書きで。
結局当時、見ていたハウツーの動画をなんとか思い出して、再度ググってみたり、、、。
#油絵をはじめよう。必要な道具編
#油絵初級
#1からわかる油絵の描き方
#今更聞けない、油絵超入門
(ニューヨークで個展までやってて、「超入門者」の自分!!汗)
この2年間は全く絵を描いてなかったのだが、でも、
2年ごときで、描き方を事を忘れるなんて〜〜!!

子供の頃、「歌を忘れたカナリヤ」(正確には「かなりや」)という童謡がありましたが、今の自分はこれと同じ。
この歌詞を今、読んでみたら、あまりにも怖い!!!
歌を忘れたカナリヤは後ろの山に捨てましょうか
いえいえそれはかわいそう
歌を忘れたカナリヤは背戸の小藪に埋めましょうか
いえいえそれはなりませぬ
歌を忘れたカナリヤは柳の鞭でぶちましょうか
いえいえそれはかわいそう
歌を忘れたカナリヤは象牙の船に銀のかい
月夜の海に浮かべれば忘れた歌を思い出す
捨てられて!
埋められて!!
鞭でぶたれるんです!!!
残酷すぎる!!!!
これを作った西条八十先生も、歌の作り方を忘れた事があるのでしょうか?
多分、あったに違いない!!
月夜の海に浮かべれば、忘れた歌を思い出す
この最後の1行だけがなんとかの救いですが。ともかく
月夜の海を思い浮かべて、前だけを見て進むしかない!
〜と、いう結論! で、おしまい。
と、したいですが、、、。
現実はそう簡単にはいきません。それは皆様もご存じの通りです。
今朝のことです。
まあ、些細な事ですが。
毎朝のコーヒーメーカーのスイッチを入れるのを忘れてしまった!!!!
だからといって、誰に迷惑がかかるわけでもない、上司から怒られるわけでもないのですが、
私としては、これが、ものすごく悔しいわけですよ!
忘れたのは、今回で3回目。
前回の時も、自分にムカついたが、失敗から学ぶのだと!
そう思うと、まだ自分が許せた。そして。
これからは、ちゃんと、指差し確認しよう!と誓った!
ところが、今朝は
この指差し確認する事自体を忘れてた。

同じ間違いを3回も!!
「忘れる」というのは、いったいどういう事なのでしょうか?
脳というのは、キャパがあるので、大事な事がはいってくると、大事ではない事は、どんどん出ていくというのを何かで読んだ事がある。
ただ、たまに、脳みそも疲れるのか、その判断がバグるのであろう。
絵を描くという情報は自分にとってみたら、ものすごく大事な事です。
毎朝のコーヒーメーカーをオンにするというのも、1日の始まりが左右される大事な行動です。
なのに、脳はこれを(勝手に)追い出していた!!
なぜか?
わかりません。
「忘れる」というのは、良い面もあるのは、周知です。
いやな事は忘れるように、脳が仕組んでくれているおかげで、我々は美しい思い出と共に生活できている、「過去はいつも美しい」と三島由紀夫も言っていたし、
時はいつの日にも、親切な友達(ユーミン)
で、ある事は間違いないです。
しかし、
言ってみれば、ただの「友達」 なので、いつもいつも親切ってわけでもない。 裏切ることもあるでしょう。苦笑
この裏切りにあった時に、どうする?
バグったら、再起動?
脳を再起動したら、過去にやらかした失敗がなくなり、生きてゆくのに必要な情報だけが残って整理され、
ゆえに、
大事なことを忘却しなくなるのか?
でも、それってどうやればいいのだろう?
瞑想か?
すでに、わたしは毎朝1時間もの瞑想をしていますが、
それ以上の何か???
わかりません、、、。
こうやって、バグをひきずったまま、今日も生きていく自分でありました。
。。。おしまい。

L*