完全オレ流障害観47「仕事でミスをしたことを発達障害のせいにしたくない」
仕事でミスをした。
正直言って、不可抗力だった。
言い訳や弁解のしようの無いミスをした。
勿論、したくてしたミスではないし、聞けば良かったかもしれなかったが、これはどうなんでしょうか?と上司に聞ける状態にオレは無かった。
所謂「がむしゃら」だった。
件数は確かに多かった。
その多い件数を順次対応しなければならない状況下で、過去の傾向から「この前こうだったからこの対応でいいや」という考えと「件数多く依頼が来ているから頑張るぞ」という気合いが空回りした結果となった。
わからなかったワケではないし、確認する勇気が無かったワケでもない。
わかっていたつもりになっていたとかそういう問題でも無かった場面だった。
オレはがむしゃらになっているときはとにかく細かいことでも念のため確認するとかそういう「出来るはずのことが急に出来なくなる」ことがある。
自分でも原因がわからない、そのとき自分に対して恐怖を感じる。
件数に焦っていたワケでも無かった。
上司から指摘を受けて初めてその対応が悪いということに気付かされた。
上司からは、
「対応の前に確認」
「傾向が同じでも確認」
等と助言を頂いたものの、頭ではわかっていても何かの拍子に急にそれが出来なくなるときがあるオレからしたら不安でしかない。
「また同じ現象が自分に対して起こるかもしれない」
とか
「似たようで違うがむしゃらがゆえの対応ミスをするかもしれない」
と思ってしまう。
オレは「こうすればこうなる」という仮説を立てながら物事を行うことが時としてヘタクソだし、1回経験すれば「あのときこうだったから」と自己判断で進めてしまう。
そのバランスが上手く取れなくて苦しいとき、「所詮オレは発達障害者だ」と発達障害を言い訳にしてしまう。
正直「発達障害だから」で済ませたくないのだ。
それによって仕事が減ったり、出来ることが増えないことが嫌だと思っている。
それよりかは
「発達障害を抱えているけどここまで出来るんだ」
「発達障害があっても活躍出来るんだ」
と、当事者としていつかそれを証明する一員になると、オレは心療内科からASDと診断された日から決意した。
とにかく今回のミスはしっかりと反省する。
それ以外に無いと思っている。
気をつけていても気をつけきれないこともある。
失敗してしまったことは仕方ない。
時間は戻ってこない。
気をつけきれなかったことを1個1個積み重ねて、対策を考えていこう。
1つの過ちが故意では無い限り、信頼はそこまで下がらないと信じて。
ミスは挽回しようとして全然構わないのだ。