オペラ観てきたよ〜〜〜😆ロッシーニのチェネレントラ!
正直オペラの話はしないでいようと思ってたんだけど、今回良すぎて語らずにはいられなかった.....。語彙力ない感じで書いていきます🤞
・ありがとう英語字幕
ちな見出し画像の英語は、今日の字幕にあった台詞!
She puts on airs, but she's good for nothing.
日本語の台詞でどういう言い回しになっていたか覚えてないので文脈込みで雑に訳すと、「あいつ(彼女)は気取ってるけど何にもできないんですよ」かな。
put on airs:気取る
good for nothing:何の役にも立たない
どの台詞を見出し画像にするか迷ったけど、英語的にはこれが面白かったので、この最低すぎる台詞にしました!個人的には、日本語字幕と英語字幕を比べるのも楽しみのひとつだったりします🥳
#ロッシーニ はつよつよのつよだよね〜
今回観てきたオペラはジョアキーノ・ロッシーニ作曲!って打ってて思ったけどロッシーニの名前ってジョアキーノなんだね....。ロッシーニ、ロッシーニ呼んでてちゃんと認識してなかった笑
ちなみに、ロッシーニと言われましても....な方向けにご紹介しておくと、たぶんロッシーニで一番有名なのは『ウィリアム・テル』の序曲第4部↓です。聴けば、あ〜〜〜ってなると思う。
そんで、ロッシーニ強いな〜と思ったのは、パンフレットに載ってた #湯山玲子 さんのコラム?に↓こんな情報が入ってたから!(太字は筆者=俺による。)
ベートーヴェンをも悔しがらせたというその才能は、「ナポリのモーツァルト」とも賞されたが
やっぱ天才ってこんな感じの人生だよね、的な強さがすさまじい。そんなことある???みたいなのを地でいく感じ。そりゃあこれだけ長い間聴かれ続けますよね〜っていう。
ちなみに湯山玲子さんの考察は「わきまえない女」とか出てきて、全体的に面白かったです!観に行こうかなって方はぜひパンフレットも読んでみてください〜。
・じつはこれ、 #シンデレラ の話なんです
それにしても、ですよ。そもそも #チェネレントラ ってなんぞ?って感じかもしれませんが(というか、なんぞ?となる層に向けてしかオペラの感想は書けませんが)、物語としては『シンデレラ』!
ただし、#粟國淳 さんの演出諸々の関係もあって、1ミリもシンデレラ感はないです笑。世界観は、映画作品!で、そのなかの物語としてのチェネレントラ感がすごかった。
だからまあ平たく言えば「灰かぶり」としてこき使われてきた女性が紆余曲折あって王子と結婚する話なんですが、ここらへんがけっこう政治的で、善人が国のトップに立つ人であってほしい的なメッセージ性のある歌詞も出てきます。
・王子のアリアがやばかった!!!
これ!!!!!今日のハイライトはぜったいこれ!!!!!!!
王子役でテノールのルネ・バルベラさんのアリア(っていうのは目立つソロ曲みたいなもんだと思っておけばだいたい大丈夫)がよすぎて😭😭😭拍手しすぎて手が痛くなった笑
↑このツイートでも言ってるみたいに、拍手が鳴り止まなすぎてアンコールまでその場でしてくれたんだけど、本当にみんな大興奮でわああああああああ👏👏👏👏👏👏👏👏って感じだった😳(あ、もちろん客は声出しちゃいけないルールになってるよ。)
・saebouさんも来てたの?!?!!!?
そして帰宅後に知ったんですが。
saebouさんも来てたの!?いやぁ、遠くから勝手に知的な信頼を寄せている方なので、もし万が一仮に同じ空間にいられたのなら幸せです。本当に。
あとタイトルを『』で囲うのめっちゃわかる。ここでは日本語を崩してるのであえてやってないけど、わかります。
・良いオペラだけどうーん🤔ポイントも言っておくね
この『チェネレントラ』はオペレッタの『こうもり』みたいな感じ、じゃないけど、軽いノリで笑わせてくるところのある作品なんですね。そのなかのひとつに看過できないものがあったので、書きたいと思います。
王子の振りをしていた付き人が、玉の輿を狙う姉妹のパパに真実を告げようとするシーンで、とても驚くことです的な前置きをして、パパの膝に手を置くんです。そうしたら、パパが何かを言うんですが、日本語字幕では↓こうなっていました。
私と結婚したいとか?
つまり、同性婚がしたいのか?と言わせて会場を笑わせたわけです。調べたら、(イタリア語上演なので)原文も「Che volesse Maritarsi con me!」で「王子はわしと結婚したいとかじゃなかろうな!」だったんですが、英訳では、(うーこれやるかぁと思って考え込んじゃって英訳見るのが遅れたので)気のせいでなければ「What's going on?」だったと思うのですよね。何が起きてるんだ?みたいな。
もとがオペラだししょうがないんだろうという気分にもなりつつ、やっぱり現代の日本でこれをやるっていうのは厳しいものがあるなぁと思ってしまいました。つい最近もうーん🤔って感じのことがあったばかりだったので。
オペラの台本は古いから、歌が変えられないのはしょうがないと思うんですけど、翻訳は「翻訳」してほしいかもしれないです。というか、そうしていかないと現代の価値規範的に厳しい内容も多いから、オペラが残らない気がするというか、若い人が楽しんで観れない気がする。舞台のなかで完結させるかたちで無理だったら、パンフレットの講評でも。おかしいものはおかしいと言いつつやっていってほしいなーと思ってます。個人的には!
なんかしゅん😢て感じの終わり方になっちゃったけど、本当にルネ・バルベラさんのアリアはよすぎたから!!!!!!こういうご時世だけどオペラが観れてよかったと思ったし、オペラという芸術がずっとずっと今後も残っていってほしいと思う美しさ、素晴らしさでした👏。みんなも機会があったらぜひ〜!