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女子高生。気胸で手術をしました。

今回は趣旨を変えて、わたしの手術体験の話を。気胸についてです。

嵐の相葉さんや、内くんなど、数々のイケメンがなったことで俗には「イケメン病」とも呼ばれる病気です。最近では内海さんが巨大なブラがあることで話題になりましたよね。

これから手術で不安だよという方、気胸ってなんだろう?という方に是非読んで欲しいです。

①高校1年生 冬。初めての気胸

あれはわたしがせっせと漢検の勉強をしていたとき。


最初は「あれ、背中が痛いな」と感じました。息を吸うたびに「ウッ」となるような。


もう何年か前なので具体的には覚えていませんが。


そして10分くらいした後に肺が痛くなってきたんです。

(実際は肺に神経は通っていないため、「胸が痛い」が正解らしいのですが、わたしは完全に「肺が痛い」と思いました。ちなみに友達の友達の体験談によると、彼は「心臓が痛い」と言ったそう。)

正直気のせいかなとも思いますよね。ストレスでちょっと痛いだけかなとか。

でも翌日になっても治らず、近くの内科に行きました。

レントゲンを撮って、結果は『左肺自然気胸』。

その前にも色々ネットで調べていて、そうかなとは思っていたので驚きはあまりなく。

その際にお医者さんから「いま生理中?」と聞かれました。気胸は気胸でも女性の気胸はあまり多くなく、全体の10分の1くらいだそう。


しかし女性には、月経随伴性気胸という、子宮内膜症の一種の病気の可能性があるんです。

その病気は、子宮内膜が肺に飛んでいって、生理のたびに普通の月経のように剥がれ落ちて肺に穴が空き、気胸を起こすというもの。

つまりは生理のたびに肺が痛くなるということ。

自然気胸の場合は、肺の上部にブラという風船のようなものができて、それが破裂することで肺から空気が漏れていくという経緯なので、少し違ったものなのです。


ブラができる気胸の場合、レントゲンでブラが写る可能性があるのですが、わたしの場合は写らなかったため、生理中かの確認をされたのです。

そのときは終わったばかりだったので、「ちょうど終わったところです」と答えました。


そして1週間後に肺の穴が塞がったかの確認をするため、再度病院に。

もう痛みもなく、レントゲンでも肺が膨らんでいるのが確認されたので、一安心でした。

自然気胸のイメージ図。右上の肌色がブラ。絵が下手すぎて泣きそう。

②生理の度に胸が痛くなってくる

その後、何ヶ月か経った頃に「そういえばあれから、生理のたびに胸が痛いな」と思ったんです。

ただ前になった気胸とはちょっと違う痛み。

あのときは肺が苦しいなでしたが、今度は胸がピリッとする感じ。

心因性かなと思い放置していたのですが、今年の1月に熱を出し…。

背中から足の付け根にかけてがとにかく痛くて、風邪やインフルの症状でもない。

調べてみると数は多くないものの、子宮内膜症の文字が。

そこで婦人科に行きました。

内診では子宮内膜症は見つからず、レントゲンでも気胸の兆候はなし。

確定診断をつけてもつけなくても治療方針は変わらないということで、確定診断をつけずに(確定診断、胸に針を刺して組織を採取するみたいなもので、怖すぎて出来ず(笑))お薬だけもらって帰りました。


普通のピルは偏頭痛持ちなので使えず、またちょっと違ったお薬を。

これがまた高いんだ!!!多分1錠50円くらい。

ちなみに今は副作用がすごくて休薬中です。

ただ生理中の胸痛は無くなった。

③高校3年生 夏。気胸再発

その後は病院に薬を貰いに行ったりはしつつも、普通に過ごしていました。

それがある日、息を吸うと少し苦しくて、途中で引っかかる感じが。深呼吸ができないようなイメージです。

それに加え、左肺がコポコポとする感覚がありました。

近所の内科に行くと、「気胸再発してるね〜」と。

ちなみに肺が鎖骨よりも下に来ると中等症なのですが、まだかろうじて鎖骨の上にある状態。

再発ということで、婦人科でも通っていた大きな病院に紹介状を書いてもらうことに。

母を呼んで、息を切らしながら病院へ。元々体力がない方なので、階段など余計に辛い。

そしてもう一度レントゲンを撮って、やっぱり気胸だということを確認。

呼吸器外科と呼吸器内科のはしごという人生初の経験。

手術になるかもしれないと言われ、また数日後に具体的な話をすることになりました。

④ついに入院&手術

今回は病院で具体的な話をして、手術の具体的な日取りを決める予定でした。

それが再度レントゲンを撮った結果、肺が鎖骨よりも下にあったので中等症と診断され、緊急入院に。

正直痛みに慣れていて進行していることに気が付かなかったのですが…

翌日に手術をすることに決まり、入院の準備を。

色々説明されて、てんやわんやでした。検査もいっぱいしたし。

基本暇なので本を読むか、持ってきてもらったDVDでジャニーズ&日向坂を見るか。

暇潰しは絶対にあったほうがいいです。


ついに手術。ドッキドキでしたが麻酔も無事に効き、まあ寝ているだけなのであっという間に過ぎました。

⑤手術後の生活

手術して一晩は全く動けず、鼻に酸素のチューブ、

脇腹の傷のひとつ(脇の下から脇腹にかけて3つ手術痕があります)には血や分泌物を抜くためのドレーン、

尿を出すためのチューブ、足には空気を送ってエコノミークラス症候群にならないようにするための機械、

点滴といろんな管に繋がれて寝ました。

寝返りが打てないし機械の音はするしであまり寝られず…。

翌日は早くいろんな管を抜きたくて頑張ってお粥を食べ、(丸1日半くらいぶりの食事…!めちゃくちゃ美味しかった。。)(6割くらい食べたかな。)

ドレーンを残し全ての管が抜けました…!

安静にしないとなので

(2日後くらいにはリハビリを開始。看護師さんに「若いから回復早いね〜!」とたくさん褒めてもらいました)、

微熱の中ずっと本を読む生活。。1週間の入院中で7冊くらい読みました。

あとは何日間かいつもの薬は飲めず、子宮系の薬が飲めなくなったことで不正出血の量が凄まじい。

売店のナプキンじゃ小さくて間に合いませんでした。

⑥地獄のドレーン

3日くらいたってくると、ぶっ刺さってるドレーンはいつ抜くんだろうって気になってくるんです。

次看護師さんが来たときに聞いてみようかなと思っている最中、

いつもの先生とは違う先生が2人いらっしゃって、「ドレーン抜きますね〜」と軽い調子で言ったんですよ。。

「はい」とか言いつつ内心バックバク。「あれ、麻酔とかしないの?」「え、いきなり?」とプチパニック。

いざ抜かれるとき、「息、吐いていてくださいね〜」と言われたのですが、激痛が走ってとてもそんな状態にはなれない。

出産の時に使うと言われる呼吸法で乗り切りました。

ほんとにすっっっっごい痛いの!!!

生きてきた中で一番痛い。

そして傷口を糸で引っ張って締めてもらって先生たちは戻っていったのですが、こっちは痛過ぎて10分くらい涙止まらず。

もうあんな経験はしたくない。

⑦退院から現在

それからは毎日レントゲンを撮ったり傷の確認をしてもらい、何事もなく予定より1日早く退院。


病院の方々には感謝しかないです。


今もまだ傷跡は残っているし、押したりすると痛みます。

なのでブラジャーなど、胸の下を少しでも締め付けるようなものは着られない…。


また、肋間神経痛といって手術の時にどうしても肋骨が傷つけられてしまうために痛みが生じるというものがあるのですが、それも続いています。


わたしの場合は左胸が痺れる感じと時々ピリつく感じ。


そして子宮内膜は肺にはなく、結局子宮内膜症なのかは分からずじまい…。


何回内診をしても異常は見つからず。

早く良くなるといいのですが。

⑧最後に

気胸に興味を持った方には、「痩せ過ぎないで!」と伝えたいです。

体質的に太れない(わたしも)こともありますが、自分の意思で痩せる方にはどうか痩せ過ぎないでほしいなと思います。

因みにわたしは身長167cm、体重38〜41kgをうろちょろという体型です。

思った以上に自分がガリガリだということに最近気づきました(笑)。

普通に細いくらいだと思ってた…。

これでも昔よりは結構太ったという衝撃。

これから手術の方にはもう「ドレーンは覚悟して!」と伝えたいです。

病院によって様々なやり方があるのかもしれませんが、もしわたしと同じ病院だったら超絶痛いです。

不安を煽るようで申し訳ないのですが…。

でもそれ以外はガチガチになることは無いんじゃないかなと思います。

不安かもしれませんが、応援しています!早く元気になりますように。

そして、少しでも参考になったり、安心できるような記事になれたり出来たら良いなと思います。

健康にはどうかご注意を!!!

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