[約8千文字]金融やITの就活向けtips
普通の金融やIT知識というには偏りがちかもしれません。金融やITは多くの企業を受ければ受けるほど全体の理解が増し、質問に対して答える時の幅が広がります。変化球対策にもなります。
理論というよりはデータ集として使ってください。
ちなみにインターン系の優遇は系統系金融機関や一部シンクタンクの複数daysだとほぼほぼ内定に近いですが(サンプル少なめ)、その他のここに書いてるとこは普通に落ちる可能性もあるので気を抜かないで出来る事をしっかりやってください。
なお取り上げている企業様につきましては、しっかりとした場所を挙げさせていただいているつもりです。
メガバン編
メガバンというか銀行はそもそも顧客にどういう価値を提供するのかを見ましょう。
相続に悩む中小企業の社長や、土地持ちの方にグループ内の信託を紹介します。
中〜大企業でM&Aや投資、資金調達のための株の発行を考えている方にはグループ内の証券を紹介します。
そして法人に対して顧客の金融ニーズを支える代わりに利子を収益にします。
ちなみにプライベートバンカーやウェルマネという言葉があるが、これは富裕層向けです。
信託はぶっちゃけメガバン系か住信かという二択が大きいかも。
ワンストップソリューションとは言うが、結局どこもワンストップソリューションです。
日系金融、特にメガバンは総じて与えられた困難よりも、自ら困難を見つけた姿勢が求められるため、ガクチカもそのように書いた方が良いです。(営業に必要なマインドが欲しい)
🟦や🟩はエリア系のリテールに意外と男性がいるため、受けても大丈夫です。
その他は男性がエリア系の選考を受けることはやや難しい。総合職か総合職の専門別コースが無難です。(ちな普通の総合職でも最初リテールは普通にありうる)
🟦は軽視されがちだが、意外と色々な取り組みをしています。
銀行の空きスペースで学童保育を行う傍ら金融教育。
プラネットブースの設置によって迅速に証券を紹介。
クラウドERPによって、中小企業の財務や会計、給与の管理をスムーズに。
JスコアによってAIで利用者のスコアリングを可視化。
LINEバンクで若年層、Z世代とのつながりを確保。
なんと言ってもメルカリを見つけ出した功績は大きいです。
ちなみに「らしくない」とは言うけど、「らしくないけど優秀でうちに入ってくれる人」ですからね。
そこを勘違いして動機をおろそかにすると玉砕する。(めちゃくちゃ優秀なら立場逆転するかもしれないけど)
GCF志望者もレベルによってはオープンを薦められることがあります。
🟩は一番最先端をいっているかもしれないです。
社内ベンチャーの成長スピードが速い。
1〜2年目から既に法人相手にどんどん話を進めていきます。
仮想通貨などのテクニカルなものには手を出さない代わりに、堅実なシステム化
子会社証券は信用取引の手数料が低い。
リテールも一番営業力があるイメージ
とにかくアジャイル
割と学校ごとに分けてるイメージなのでライバルは同大学
🟥は安定感があり、3行の中で唯一社内seを大々的に採用しています。
ホームページの作成やチャットボットと言った国内の基礎的な部分から、海外送金や現地の系列銀行のデジタル化までサポートします。
市場は夜も眠れないという言葉があるが、まさに常に安全な金融機関としての役割を維持し続ける銀行です。
子会社証券はモルガン・スタンレーとの連携から、優れたレポートと、旧UFJ(三和)の営業力が活かされています。
最近になってアジャイル寄りになろうという動きがあります。
割と赤はパーソナル聞かれます。
戦財やデジタルは経験者向け。
りそにゃん🟩はどうだろう。一応メガバンに入れます。
銀行と信託が一体になっていると一緒に営業できる。営業に同行させなくても一人で営業できます。これはかなり大きいです。
CMももちろん相続系な所から強みは分かるでしょう。
どちらかというと埼玉や大阪に密着した営業になる。メガバンが拾いきれない部分を拾う。地元の中小企業など。
県民は他どこ受けてるか聞かれたら信託とか武銀だと答えやすいかも。
都市銀編
一つは吸収されてしまったが、まあそんなに変わらないだろうと思います。
少数精鋭が強み。
🌤銀行(天気のことって分かるかな)は中高年層向けの営業が強いです。
個人営業、法人営業はもちろんだが、金融機関向けの営業もあります。
これは地域金融向けであり、短資のビジネスモデルに近いかも。
その他、スペシャルティファイナンス、インターナショナルフェイス、デリバティブ業務があります。
デリバティブは「通貨、金利、債券、株式などの原資産と呼ばれる金融商品から派生した取引で、原資産の価格に依存して理論価格が決定される金融派生商品の取引」
*第一生命の用語集から引用。
後半のカタカナについては知っといて損はないが、なんのこっちゃという学生が大半なので知らなくてもいいです。
後は不動産業務も中々強いです。ノンリコースローンはググろう。
新生については基本的に金融投資家向けのストラクチャードファイナンス(不動産、航空機、船舶、ヘルスケア、買収、プロジェクト)が強みなのだが、今は先が読めないので保留しておきます。
消費者金融部門を受けたい方は消費者金融についてネットにいくらでも転がっているのでそこで勉強しよう。
信託編
子会社ではなく独立しているやつについて書きます。これだけで実質特定しているようなものでしょうか。
どこの部門に行きたいかによります。
個人営業はどんどん個人に売りたい人、法人や不動産もバリバリ働ける人、逆に受託系はクレバーな人が向いている。
途中で部門を変えることも出来るが、基本的には下積みをした人のご褒美的なポジションで受託があります。
信託は会社の従業員の年金運用制度のコンサルティングもできます。
また住宅ローンについても取り扱いができる。メガバン系列の所は確かできないはず...
証券代行についても、証券会社だけではなく、信託銀行がいなければ出来ないです。
自信がないけど受かりたい人は最初に商品を学ぶために個人営業がやりたいと言うとウケがいいかもしません。
なぜウチなのか徹底的に聞かれるが、他のところをdisらないようにしながら答えよう。
ちなみに資産管理業務や有価証券の保管を行う信託銀行も存在します。
一般的な信託銀行は営業がメインですが、資産管理専門の方に関しては、売買注文・取引連絡や決済、残高管理などのサポートが中心です。ホワイト。
損保編
生保とは違いほとんどインフラに近いです。
自動車にも家にも損害保険は必ず必要になります。
選考に関わることだが、ほとんどの男性は損保のエリア職に受からないです。(最近はエリアとグローバルの中間が出来て、そこは男子も受かります)
MARCH以下の女性は総合職を目指してたら途中でエリア職に興味がないか聞かれることがあります。
コース別のインターンの所の優遇はグローバルが一番強いです。
ちなみにインターン参加者も体育会ルートに切り替えられる事があるが、その代わり5月中に内定でます(他の学生は絶対6月)。
インターン中は積極的に質問したり、懇親会でも気を抜かないように。
3社(4社)ともにやってる事は同じなので、エリート気質かガツガツしてるか落ち着いてるか、名前を見れば大体分かります。
損害サービス、ディーラー営業、法人営業、パーソナル営業、コーポレート(経理とか商品開発とか)があり、ずっと○○部門で働く人もいればコロコロ変わる人もいます。
損害サービスもさらに火新か自動車といった形に分かれる。最近はリスクコンサルティングが流行りです。場所によって北国だったら雪の積雪や水道管の破裂も損保に関わってくるし、逆に山道が多い場所はそういった事故に関する相談が多くなります。
どこの部門にも行く可能性はあるという事を前提に一般就活生は話を進められるので全てを把握しましょう。(トップ層は多分違う)
インターンに行った人はおそらくリクルーターがついて、会いたい部門の人がアサインされるはず。
ここでしっかりOB訪問しまくるのが重要。きちんと数や名前もカウントされてます。(名前は覚えて、メールも丁寧に返事しよう)
ディーラー営業はしたくないみたいな事がバレたら心象は悪くなります。
ディーラー営業は(というか何の営業にしたって)、他の場所と商品は似たり寄ったりになってきます。だからディーラーと仲良くなって、その場所で仲間として振る舞うのが大事。日本車か外車かによっても若干変わるとか。
商品開発はやはり一番手が先を行っているが、学校の保険とかはだいたい二番手の所がシェアが多いでしょう。いなみに健康保険の医療費は増えているため、第三分野系のマーケットが拡大しています。生命保険だけでなく、損害保険でもヘルスケアを担当できます。日本は人が減ってるので海外に商品を進出させる事にも力を入れている事が多いです。
SPECを目指す人は社内SE欄参照。
ロスプリというリスク排除の概念があるので「損保 ロスプリ」でググるといい話ができるかも。
損害サービスを目指す人はアジャスターや弁護士とも関わる可能性を念頭に置きましょう。
人の挑戦を支えたいはみんな言うけれど、体育会の人が言うのと文化系の人が言うのでは全然インパクトが違うので、それだけで勝負できると思わない方がいいです。
ちなみにベンチャーに出向させる事もあるが、どちらかと言うと出世コースの人が他の場所や主要子会社で経験を積むという意味合いが大きいです。
子会社生保はもちろん損保との合わせ技で売るのが普通。
強いて言うならひまわり生命が業界初の終身保険を使ってたかな。マリンのあんしんは羊がトレンドマーク。損保系生保は基本的に代理店営業が主。
システム系子会社も親ありきのビジネスで、一般的なSIerの知識があればいいです。
カード編
カードと一括りに行ってもいわゆる大手子会社のカード会社なのか、それとも、その子会社のさらに子会社の信販会社や消費者金融なのかという所で受ける層が変わってくるでしょう。
カード会社はおそらく金融業界の中で一番、WEBテストの点数よりも性格が自社に合っているかどうかを見られます。
ビジネスモデルは決済手数料ビジネスや、消費者の決済動向から分析したデータを企業に販売する、コンサルティングするというものです。
ちなみにセキュリティー系には結構厳しいです。だって不正使用が後を立たないからね。
リース編
大手の独立系リースは基本的に何でも屋です。
ビジネスモデルはリース会社が商品を購入し、それを貸し出す事で利益を得ています。定額払いです。
もちろん商品の諸々の管理や修理、最後の引き取りなどもやるので、こういった処理代が一社で一括できるというのは会計上ありがたい存在でもあります。
ちなみにちゃんとお金を返せるかどうかは審査するが、ここで銀行系の子会社だと許可の上、企業の調査情報をさらに知ることができるので強いです。
ただしそれだけでは近年収益が減少しているので、某球団系のリースのように商社の役割を果たすような会社が多いです。
オートなんたらって付いてる所は車がメイン、親会社の名前を見て、親会社の企業分析をすることがリースの場合には重要になってきます。
某旧電電公社の所はファイナンスという名前がつく通り、リースからカードまで何でもやります。最近TCと合併したのでどちらというとリース寄りになりました。
金融機関の社内SE
金融機関の社内SEはシステム開発で周りと協力できる再現性を求めています。
ここで再現性を出すなら
「バイトでは常に従業員の動きを確認してミスが無いように取り組んでいる」
「休息時間に後輩が分からない所は無いか話しかけている」
プログラミングを頑張るという熱意だけでは無く、社内の部署からのニーズを受けて、それを協力会社にどうやって振るかという視点を考えながら発言しましょう。
金融機関のシンクタンク
シンクタンクには民間系と行政系の2つがあります。
民間系はNRI、MRI、DIR、JRI、みずほR&Tなど、対民間の顧客向けの研究期間
行政系は省庁や自治体の依頼からレポートをまとめます。
民間のシンクタンクにSEが多く採用されている理由は金融機関でITが年々大きな役割を果たしているからです。
例えば「セキュリティの強化」「市場分析、市場動向の予測」やAIによるチャットボットのような身近な存在などです。
基本的にSEとコンサルやリサーチは交わらないので、SEの人が背伸びしてコンサルの手伝いをしたいとか言っても無駄です。
JRIのように銀行からカードまでグループの事だけ何でもやる所もあれば、DIRのように主に外部のクライアント向けにシステム開発をする所もあります。
ちなみにDIRの親会社の社内SEは自分達で証券系の革新的なシステム開発をできます。
みずほR&Tは主に銀行と公共系のシステム開発をやります。
MRIは上場した事により民間にもレポートを書くが、どちらかというと政府寄りで、SEも外部向けにどんどんシステムを作るイメージはないです。
業界トップのシンクタンクseはバリバリ働ける人向けだが、他は割とおとなしめかもしません。
公共性が高い金融機関編
DBJとかは受けてないから分からないです。日銀とか日証金のようなマケインについては別のnoteで(一応他の方に原稿渡してます)。もっと親近感のあるやつを書きます。
ろうきん
商品はローンや国債、預金、つみたてNISA、idecoといったまさに国民の、労働者のお金を守るためにある機関。
ATMやインターネットバンキングも完備しています。
信用保証協会
ここまで受ける学生がいるかは謎ですが書きます。
金融機関が企業にお金を貸す際の信用を保証してあげます。
最近は経営支援に力を入れており、事業継承や海外展開の手伝いなどです。。
農中
いわずとしれたJA系。でも農業に関係ない人も結構多い。系統系金融機関なので政府系ではないです。
復興支援や、農家へのサービスも行っているが総合職に求められる役割は頭の良さや海外での資金運用でしょう。
商工会議所
ここまで来ると金融がギリギリ関係あるかどうかでしょう。社会に対しての理解的な側面も大きいです。
簿記検定の実施などから、地域への政策提言、地域企業同士を繋げる役割が主な仕事。
地方創生に興味がある真面目に勉強していた学生にとっては天職かも。
年金機構
採用人数はメガバン並み、地方は地方エリアで採用なのかな。
主に国民年金料の事務仕事や徴収など。後は年金に関する電話対応。(こういう仕事が主なので突破な話はしない方がいい)
運用は調子が良かったり悪かったりするが定年までは多分大丈夫だと信じたいです。
商工中金
財務分析を結構やります。系統系金融機関なので政府系ではないです。
中小企業からお金が出ているため、中小企業を助けます。
公庫
部門が国民生活事業、中小企業事業、農林事業と分かれている。3つとも話を聞くのもおすすめだが、選考に進めるのは一つです。
古めかしいおっさんを相手にすることもあれば、都内はベンチャー企業の経営者なども融資に来ます。
Twitterで「公庫水」でエゴサすると結構良く貸してくれる事が分かります。
コロナの時はもうそれはそれは目が回るようだったらしいです。
転勤は割とエリアを区切って優しめに設定されています。
GPAを気にします。
信金中金
信用金庫のコンサルティングや、お金の貸し出しをする。自分たちで運用して、そのお金を貸し出すイメージ。政府系です。
ちなみに信用金庫は法律上、地域の中小企業や個人にしか融資が出来ないです。
実は研究所も持っていて、そこに配属される可能性もあります。
Googleフォームとか座談会はしっかりしといた方が良いよ。
メーカー系の独立SIer
某なんとか通やなんとかECが当てはまる(と勝手に思っている)
抑えておきたいのは近年ハード主体(PCなど物でわかるやつ)からソフト(システム)に転向しつつあることです。
FUJITSUもアビームの親会社さん(○EC)もSEを仮に志望するとしてもクライアントと協力する開発会社、つまり自分の子会社とのコミュニケーションを進められる人を求めています。
○ECを受けるなら顔認証システムについて勉強しても損はないです。
どちらも対公共に優れており、自治体に対してpcをリース貸し出すだけでなく、Zinraiのようなサービスを提供しつつあります。
ソフトウェアは定期的に更新をする機会があり、そこが営業の見せ場。(コンペもある)
営業とSEが一緒に営業提案やコンペに向かうことも。
ちなみに某通とその子会社であるjapanの違いは
某通→大手の民間、金融、官公庁、インフラ
某通japan→自治体、医療、教育機関、その他親が扱わない所など。
大手子会社系SIer
親会社にどれくらい依存しているかによります。
依存率が低いnssolやscsk、isidあたりなら共通点は多く、依存率が高い所であれば親会社についての理解をきちんとした方がいいです。
自分で仕事を取ってくる独立に近い系なら金融向けのシステムなのかメーカー系のシステムなのか、それとも公共系のシステムなのか、どこの部門に進んでどのクライアントに対して提案したいかを準備しましょう。
その他の金融チックなビジネスモデル
総合商社
おもちゃを売りたい会社と買いたい会社の仲介をして手数料を貰います。
事業投資で会社を成長させてリターンを得ます。
M&A(仲介会社)
M&Aの両方の側から手数料をもらいます。銀行の場合は片方につき、提案だけでなく実行支援も行なってます。
FA
M&Aの片方につく、クロージングが目的で財務税務のプロフェッショナル。コンサルとも関わります。
不動産金融
不動産の証券化や投資助言を専業とする投資顧問会社もあれば、買付運用売却もする不動産AMもあります。不動産の証券化はリーマンショックの時の事を調べると面白いです。一つのものをいきなり買って運用するのでは無く証券で分けて小口で投資家に売る事で市場に流通させるというもの。
自動車メーカーやデパートの○○ファイナンス
ノンバンク(預金取扱金融機関ではない金融会社)です。
私たちが買い物をする時に、既に資産があれば良いのですが、無くても自動車は買いたいですよね?
そんな時には自動車メーカーから派生した金融系子会社がお金をローンで貸してくれるという仕組みです。実は事業の中でも金融系はかなりのパーセンテージを占めます。
デパート系はいわゆる○○カード等の決済ツールを営業して、自分の所でデータ分析をして何が売れるか調べたり、リボ払いで手数料を貰ったり。
ソフトバンク
実は携帯より、投資をして利益を出しています。paypayを迅速に普及させたのは見事でした。(paypayはご存知の通り決済手数料ビジネス)
楽天
楽天経済圏が強み。楽天市場というECモールで出品する会社や、楽天payを導入している店から手数料を取ります。
楽天証券や楽天銀行でも金融商品を取り扱う何でも屋。
LINE
LINE証券や、保険などの取り扱いが充実してきています。
LINEというインフラを立ち上げて、そこから定期的にLINE証券に入ると株が貰えるキャンペーンでユーザーを増やしているため、ネット証券の競争を更に激化させています。
コインチェック
仮想通貨取引所として手数料や、電気代をビットコインで払うことができる決済で儲けています。
メガバン主導の仮想通貨ビジネスが難航しているので、結局は仮想通貨取引所やGMO系にしかそういった志望動機は刺さらないでしょう。
多分エンジニアしか採用してない。
マネーフォワード
個人向け法人向けに資金管理ツール・家計簿を販売しています
ベンチャー気質であり、かつ自分で何でもこなしていきたいガツガツした人が求められます。
サブスクリプションビジネスなため、常に契約が解除されないような付加価値をどうやったら付けられるか考えて喋っていきましょう。
職種について
営業はリテール(個人向け)と法人に主に分かれます。
リテールが大変なのは、結局誰が家の主導権を握ってるか分かりにくいところ。例えば金融商品をサラリーマンである夫に売り込んだとしても、夫の頭の中には妻に怒られる可能性が見えていたり、老人相手だと本人よりも子どもの方が決定権を握っていたり。
法人の場合は多少決裁者が誰か分かりやすいと思います。ただし関係者も数字も多いのでプレッシャーが半端ない。
どちらもクロージングまでしっかり大変です。最後で競合他社にすると手のひらを返されたり(主に値段の面で)
コーポレート系は数字が見えにくい分また苦労します。ただし専門的なスキルも身につきやすい。
社内システム部門に関しては、上流工程の役割を遺憾無く発揮する場合もあれば、単に下請けに回したり、ヘルプデスクに忙殺されたり。
欲望という観点から見る金融
金融とは結局綺麗事をどれだけ並べ立てたとしても欲望に繋がるものです。
若い男だったらお金があれば良い車を買ってオスとしてのヒエラルキーを見せびらかしたり、良い女の子と話すきっかけになるかもしれないです。
女性は自分の分身でもある子どもに多くのリソースをお金として注ぎ込む事でまた次の世代に自分の遺伝子が繋がっていく事を期待します。
硬貨や札束、下手したら金塊にだってそれ自体には何の価値も無いが、私たちが価値を感じている瞬間だけ魔法の道具になります。
銀行・証券・信託・保険ともにリテール分野では、生存を維持するための道具としてより多くのお金を将来的に保持・増やし続けようというコンセプトがあります。
法人分野では、次の事業のためにお金を増やしたり(銀行による融資や株の発行)、逆に従業員への保険や年金制度を上手に福利厚生の一環としながや税金対策を行いお金を守ったりします。
これらは全て貯めるだけではなく、「使う」事が前提です。
あなたが「何にお金を使う」か
どういう価値や目的を想定しているか
面接で聞かれずとも、普段から考えておきましょう。