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喋ってはいけない学生時代の営業経験

「学生時代に営業した事がないんですけど、どうすれば良いですか?」

「カフェのバイトって営業になりますか...」

こういう質問がよく来ます。しかし、営業なんてそんな大層なものではありません。

今から喋る事は友人が証券会社2社と自動車メーカー、ベンチャー企業の面接で、たまたままぐれで許された解答です。証券会社とベンチャーの方は彼自身から辞退したのでともかくとして、自動車メーカーの方は最終で落ちていたので、もしかしたらこれが響いた可能性もあります。それを承知の上でご覧ください。(許可は得ましたが、一部個人情報保護のためぼかしている部分があります)

ちなみにこの記事は紹介する手法にそのまま勧誘するものでは無いので、それ関連のリンクは貼っていません。自己責任で。(ニュース記事だけ貼りました)


1.みんな難しく考えすぎ


営業というと多分こういうイメージを持っていると思います。以外、自動車ディーラーの例。


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「この車の性能はこれこれで〜、良かったら試乗してみますか?〜〜〜お買い上げありがとうございます!」

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「ちょっと高かったけど、気分いいね」



雑な例になってしまいましたが、こんなものをイメージしている人が多いかもしれませんね。有形商材のtoCはモノを売ったりレンタルしたり、toBはモノを売ったりリースとして提供したり。在庫が存在する場合もありますし、商品を売る時には営業が案件を取ってきてから作るという事もあります。
モバイルプランナーのように数万単位の場合もあれば、不動産やどこかの研究室で使う機材のように何千万何億円単位のものもあります。

無形商材は金融商品やPCで使うツールがイメージしやすいかなと思います。人材派遣も該当しますし、情報商材もここの部類にくくられます。

多分、学生に共通している考えとしては「営業って少なくとも数万数十万単位からじゃないとわざわざ出てこないよな」というものかと思います。

確かに、自分が雇用されている状態や代理店と契約を結んで、任された商品を売るという状態が共通認識としての一般の営業には当てはまると思います。

しかし、学生に対してそこまでのレベルは求められていないというのが友人と出した結論です。

例えばモバイルプランナーって、インスタグラムで「そろそろ買い替えたい方いませんか〜」とストーリーで打って、それで引っかかった人に対して自分の代理店が扱っているプランに乗り換えさせて手数料を貰うビジネスですよね。

同じ事がネットにいくらでも転がってます。
例えば就活サイトの紹介。

実名は伏せますが、登録したらお互いに500円〜1000円貰えたりしますよね。1人だけならそんなに儲かりません。しかし、これが10人、100人と増え、しかもサイトも1つではなく複数登録させたら、それだけで十万はいくかもしれません。

同じ要領でアフィリエイトも、1人が購入すれば大した金額にはなりませんが、自分が運営するブログで継続的に購入してくれる人がいれば、ほとんど自分が頼まれて営業をしているようなものです。

また、メルカリやヤフオクもやり方次第では営業経験として喋る事が出来るでしょう。自分の持っているものを単に売るだけなら単なるオークションサイトとしての使い方になりますが、何か商品を仕入れて売るという経験であれば営業に近いです。
また、いつか炎上した高校生の購入代行もそれに近いかなと。(やっぱりグレーゾーンですね)


飲食系はキャッチでも無い限り、いわばそこで動いている部品の1つに近い状態なので相当盛らない限り営業経験にはなり得ません。

一方サイトの紹介やアフィリエイト、メルカリ等は、モバイルプランナー同様自分がどう売り込むかで、成果がモロ変わってきます。ちょっと営業に似てるのでは無いでしょうか。


2.ただし面接で話すのはかなりむずい


理由は2つあります。「なんか怪しいことやってるなこいつ...」と思われるから。「仕組みは分かったけど、それってうちの営業で再現性あるの?」と思われるから。

①怪しい事と思われる対策

人事もコンプラ的にあんまり怪しい人を入れたく無いという気持ちがあるので(それが無かったら家族構成とかはわざわざ聞かないと思います)、アフィリエイトとかいう言葉が出てきた瞬間にもう落としたくなる。転売だって落としたくなる。
内容によりますが、いかに直接的な表現を避けながら、かつ具体的に説明できるかが肝となります。
またはメルカリの場合は大規模に販売をしているなら、古物商の資格についても話した方がいいかも。

②再現性対策

メルカリアフィリエイトは市場の動向をチェックしながら、何が売れるか掲示する商品を吟味したり、自分のプロフィールや文面、商品に対する付加価値をどのように上げていくかという観点でいくらでも再現性はあると思います。
就活サイトの紹介はちょっと難しいかもしれません。いわば自分のお友達営業をするか、全く外部の人に迷惑行為を覚悟で片っ端から紹介するか、またはオープンチャットや学校で試験対策グループ、Twitterで大学生に為になる知識を発信しながら巧妙に宣伝する仕組み化が考えられます。基本的に前半2つは論外だと思います。お友達営業は先細りますし、迷惑行為はもちろんアウト(飛び込み営業は根性がいりますがネットでは根性もクソも無いので)。
となると、やはり仕組み化して紹介リンクから継続して入ってくれるものを作り上げた方がいいかなと思います。しかし、「じゃあどのアカウントでやってるの?教えてよ」という質問が来たら結構難しいですね。無難に学校でそういうグループを作って宣伝してますって感じが妥当かな。

3.おわりに


以上があまり再現性の無い話でした。私自身が再現性再現性言ってるのにごめんなさい。
ただこんな経験でも良いんだ!と思って、もっとコンプラ的にも世間体的にも許される案をじゃんじゃん出してくれればと思います。またどうしても窮地に立たされたら、喋らないよりはマシなので上記の経験を言ってみると良いかもしれません。
ちなみに自動車ディーラーや証券系では絶対に営業経験について対策した方がいいと思います。それでは。


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