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好きな業界だけ研究が損する理由

(画像はリーマンショックをテーマにした「マネーショート」という映画です。)


結論から言います。好きな業界だけ見てる人は


将来、新しく出てきたビジネスに搾取されたり、嫉妬する側に回る可能性が高いです。


暇があればありとあらゆる業界のビジネスモデルを脳に叩き込むべき。その方法は日経新聞でもnewspicksでもGoogleアラートでもいい。


何故こんな事を言うかといえば、私達って自分が理解出来ないけど何故か稼げてるビジネスに対して、しばしばズルいとか無能だとかいう感情を抱きがちじゃないですか?


これはマルチとか、時給1億円みたいなアホ話ではないです。


例えばタピオカ屋


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若い人でタピオカをとやかく言ってる人ってあまりいないと思うんですが、少し歳を取った男性陣が


あんな中身の無いもので稼げていいよな〜


タピオカはバブルの象徴で〜


とか言ってると本当に分かってんのかなと思います。

(もちろん私だってタピオカの事は全然知りません)


でも真っ当に社会人をやってきたり、社会人になろうとしている人だったら


タピオカの仕入れや

街中で飲食物を売るために法律上の許可が必要だったり

どうすれば人が集まるかSNSで宣伝するか屋台のカラーやデザインを考えたり

電子決済は手数料がかかるけど手軽に買ってもらうために導入しようかどうかとか

バイトを雇う時の労務関係はどうしようとか


色々考えが浮かんで、ああなんだかんだ大変だなってなると思います。(結局、私も分かって無くてすいませんw勉強中です)


これを自分が好きなことだけしかやってこないと


楽に稼げていいな


以上の感想になりようがないです。


けれども最新技術に興味はあっても知る努力はせずに、嫉妬だけする人はある日現れた権威ある「自称専門家」に搾取されます。


間違いなくです。


こうした現象は例えば高齢者の方が元本割れしそうな投資信託を勧められるがままホイホイ契約する事からも分りますよね。


彼らご老人だって、戦後の日本を生き残ってきた、理不尽社会のサバイバーなはずです。でも、ある日現れた「○○銀行さん」「○○証券さん」という権威にころっとやられてしまう。

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よく分からない名前の付いた金融商品を自分で調べもせず、もしくは薄々気づきながらも営業マンの懸命な姿や権威に心を絆されてしまう。それが1mmも商品の内容には関係ないとしても。

そういった人々の無関心が引き起こしたのがサブプライム住宅ローン危機であり、リーマンショックの原因でした。

当時、住宅ローンの証券化が進んでおり、それらのサブプライムローンをまとめて債券にしていました。

中には格付け機関がBBBのものをAAAと判定して混ぜていたり。

人々も格付けをしている側もある種の熱狂に襲われた結果の悲劇ですね。


決して、世の中の最新技術を全て疑ってかかれとは言いません。

業界だって、全容を把握するのは不可能です。


だとしても自分で買うものや、自分の生活にはありとあらゆる業界が関わっているという事を忘れてはいけません。

食品が好きなら、どうやって食品が卸されているかとか、広告に興味があるならネット広告や出版関係も見てみるとか、金融は似たようなビジネスモデルや金融ソリューションを持った業界が他にないか探してみたり。


そして、就職活動中にそれを勉強していくのが一番コストパフォーマンスが高いと思います。


まずはあなたが興味のなかった業界について、記事を見てみてはどうでしょうか。




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