続・ブラジル音楽のレコード
※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。
先日公開したこちらの記事が、note公式の「#音楽 記事まとめ」に選出されました。
ご覧いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
今回は続編として、ブラジル人ミュージシャンに会ってサインを書き込んでもらったレコードを掲載いたします。
(趣味でサインを集めているので)
前回、セパルトゥラ(SEPULTURA)を取り上げたので、スラッシュメタルのレコードを紹介するのもありかと思いましたが、そちらは別の機会に。
※前回同様、アーティスト名をカタカナ表記で記載してみました。ブラジル人の名前は読みにくいと思ったので。
基本的には日本盤に使用されているカタカナ表記を採用しています。個人的には違和感があるものもあるんですけどね。
【 1 】
AZYMUTH
『ÁGUIA NÃO COME MOSCA』 LP (BR 20.021)
(Alex Malheiros、Ivan Contiのサイン入り)
まずは、前回の記事で『LIGHT AS A FEATHER』というアルバムを紹介したアジムスから。
こちらのLPのサインも『LIGHT AS A FEATHER』と同様、一昨年(2019年)の10月にライブを観に行った際に入手したものです。
NHK-FM『クロスオーバーイレブン』の初代オープニングテーマとして知られる"Vôo Sobre O Horizonte"を収録したアジムスの名盤『ÁGUIA NÃO COME MOSCA』(1977年)。
でも、1曲選ぶとしたら、やはり"Tamborim, Cuíca, Ganzá, Berimbau"でしょ。
【 2 】
AZYMUTH
『FÊNIX』 LP (FARO 194LP)
(Alex Malheiros、Ivan Conti、Kiko Continentinoのサイン入り)
そしてこちらは、現ピアニストのキコ・コンティネンティーノ加入後に発表された2016年作。
制作はFar Out Recordings。マルコス・ヘゼンヂ&インデックス(Marcos Resende & INDEX)のお蔵入り1st.アルバムをリリースしたイギリスのレーベルです。
【 3 】
MARCOS VALLE
『VONTADE DE REVER VOCÊ』 LP (403.6224)
(Marcos Valleのサイン入り)
マルコス・ヴァーリに初めてサインをお願いしたのはこのアルバム(2002年に来日した際に)。
アメリカのソウルシンガー/作曲家/プロデューサーとして知られるリオン・ウェア(Leon Ware)や、アジムスの中心メンバーだったジョゼ・ロベルト・ベルトラミ(Jose Roberto Bertrami - 2012年死去)等と共に制作された1981年作。
【 4 】
BEBEL GILBERTO
『TANTO TEMPO』 LP (ZIR05)
(Bebel Gilbertoのサイン入り)
ベルギーのZiriguiboomからリリースされたベベウ・ジルベルトの人気作(2000年)。
ご存じの方も多いと思いますが、ベベウのお父様はボサノヴァ創始者のジョアン・ジルベルト(João Gilberto)、お母様はシンガーのミウシャ(Miúcha)です。
ベベウのトピック(YouTube)にライブ映像があったので貼っておきますね。
【 5 】
ROSALIA DE SOUZA
『BRASIL PRECISA BALANÇAR』 LP (SCLP 397)
(Rosalia De Souzaのサイン入り)
2006年にイタリアのSchemaからリリースされたロザリア・デ・ソーザの2nd.アルバム。
本作をリリースした直後にコットンクラブで観たライブが素晴らしく、しばらくの間、このアルバムばかり聴いていました。
【 6 】
DA LATA
『SONGS FROM THE TIN』 LP (PALMLP 2012-1)
(Liliana Chachian、Patrick Forge、Chris Franckのサイン入り)
DJパトリック・フォージと、マルチプレイヤーのクリス・フランクによるダ・ラータの1st.アルバム(2000年)。U.K.クラブシーンから生まれた作品ですが、ブラジル出身のリリアーナ(vo)が参加しているので。
大ヒットした"Prá Manhã"をどうぞ。
【 7 】
JOYCE
『FEMININA』 LP (31C 064 422862)
(Joyce Morenoのサイン入り)
ジョイス(現ジョイス・モレーノ)の大名盤(1980年)。
初めてジョイスにサインをお願いしたレコードは、1992年に再発された『FEMININA』でした。
数年後に、オリジナル盤と同じ年(1980年)に出た2nd.プレスを入手。そちらにもサインを入れてもらってます。
上が1992年盤、下が2nd.プレス盤。
2nd.プレス盤のジャケには「Incluindo: CLAREANA」と記載されていますが、オリジナル盤や1992年盤にはこの表記がありません。
・・・という話の流れ的には、"Clareana"の動画を貼るのが最適な気がしますが、どうせなら一番好きな曲を聴いていただきたいので、こちらを。
【 8 】
MILTON NASCIMENTO
『MILTON』LP (MOAB 6004)
(Milton Nascimentoのサイン入り)
ミルトン・ナシメントの1970年作。我が家にあるのはモノラル盤です。
この当時、ブラジルのOdeon盤は、ペラペラの紙をビニールで包んだ独特なジャケットなんですね。
60~70年代初頭のブラジルOdeon盤は、このジャケが採用されているようです。
ミルトンにサインをお願いする際に「サインがヨレヨレになるのでは? 筆圧が強かったらビニールが破れてしまうのでは?」と不安でしたが、結果的には全く問題ありませんでした。
【 9 】
IVAN LINS
『SOMOS TODOS IGUAIS NESTA NOITE』LP (XEMCB 7023)
(Ivan Linsのサイン入り)
エリス・レジーナ(Elis Regina)やジョージ・ベンソン(George Benson)がカバーしたことでも知られる"Dinorah, Dinorah"を収録したイヴァン・リンスの6th.アルバム(1977年)。
彼の一番好きなアルバムは『MODO LIVRE』(1974年)なんですが、当時はまだ所有していなかったので・・・
【 10 】
IVAN LINS
『AGORA』 LP (VDL 117)
(Ivan Linsのサイン入り)
1971年に発表されたイヴァン・リンスの1st.アルバム。
B面3曲目の"Madalena"が良いです。この曲もエリス・レジーナがカバーしてますね。
このアルバムを初めて聴いたときはイヴァン・リンスの歌が苦手でしたが、聴き続けていくうちに慣れました(笑)。今ではすっかり愛聴盤です(サインをお願いしているくらいなので)。
でも、当時『MODO LIVRE』を持っていれば、そちらに・・・
【 +α 】
IVAN LINS
『MODO LIVRE』 LP (103.0092)
ということで、こちらも載せときます。
2017年にやっと入手できた『MODO LIVRE』。盤もジャケも状態が悪かったので超格安でした。
ジャケに関しては状態が悪いというレベルを超えてボロボロ。こんな状態でしたから。
なかなかでしょ(笑)
時間をかけて修復した分、愛着がわきました。
全編通して素晴らしいアルバムなので、未聴の方はチェックしてみてください。
最高としか言いようのない"Essa Maré"を是非。
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