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クラブチッタで初DJ!〜『VIOLENT ATTITUDE 2024』で使用したレコード

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

2024年3月20日にクラブチッタ 川崎で行われたDOOM主催イベント『VIOLENT ATTITUDE 2024 IT'S-THE-MISSION…SEARCH-AND-DESTROY』に、DJとして出演させていただきました。

2024年3月20日(水・祝)@CLUB CITTA'

VIOLENT ATTITUDE 2024
IT'S-THE-MISSION…SEARCH-AND-DESTROY


[Live]
DOOM / COALTAR OF THE DEEPERS / COCOBAT / JURASSIC JADE / NEPENTHES / SHELLSHOCK
/ SIGH / UNITED / WARPIGS / Z.O.A

[DJ]

5B (GOBE) / VEPPY

ヘッドライナーのDOOMを筆頭に、各バンドやDJが存分に持ち味を発揮した素晴らしいイベントに参加することができて光栄です。
DOOMの皆さま、出演者の皆さま、レヴォントゥリ・レコーズの上原英人代表、スタッフの皆さま、関係者の皆さま、クラブチッタの皆さま、そしてご来場くださいました皆さまに厚く御礼申し上げます。

https://violentattitude.info/


『VIOLENT ATTITUDE 2024』は、昨年より活動を再開したDOOMの復活第二弾として開催されたイベントです。
僭越ながら、復活第一弾として2023年11月26日に新代田FEVERで行われたBBとのツーマンライブにも参加させていただきました。
当日使用したレコードを、こちらに掲載しております。

ということで今回も、クラブチッタで使用したレコードを紹介したいと思います。

ちなみに当日のタイムテーブルはこちら。
私の出番は、COALTAR OF THE DEEPERSの前でした。


1. ワルキューレの騎行 
- Sir George Solti

  Sir George Solti conducting The Vienna Philharmonic Orchestra and Soloists
『The Ride of the Valkyries』
  7" (FMS-120) / Japan / 1980

イントロダクションとして「ワルキューレの騎行」からスタート。フランシス・フォード・コッポラ監督作『地獄の黙示録』のサントラ盤からシングルカットされた7インチです。

言わずと知れたワーグナーの名曲ですが、関節技の鬼こと藤原喜明のテーマ曲として選びました。
実際に藤原組長が使用しているものとは異なる演奏ですけど。

今回のDJプレイで使用するにあたり、ラベルに藤原組長のシールを貼ってみました。頭出しのマーキングとして。

80年代半ば(小中学生時代)に買った雑誌の付録です。
JBの7インチみたいだ(笑)。


2. UWFプロレスメインテーマ
- 桜庭伸幸

  V.A.
『プロレス・スーパー・ファイターズ・テーマ』
  LP (K28A-616) / Japan / 1984

「ワルキューレの騎行」から「UWFプロレスメインテーマ」にミックス。
藤原喜明も所属していた伝説の格闘系プロレス団体UWFのテーマ曲ですね。大会のオープニングセレモニーや、山崎一夫の入場テーマ曲として使用されていた名曲です。
しかし、私がこの曲をかけるときにイメージするのは、リングス時代の田村潔司。

2000年2月26日に行われたリングス日本武道館大会でヘンゾ・グレイシーと対戦した田村が「UWFプロレスメインテーマ」で入場。
ホイス・グレイシーがトーナメントを制した第1回UFC(1993年)以降、格闘技界を席巻していたグレイシー一族の強豪との一戦に田村が選んだのは、自身のテーマ曲ではなく古巣のメインテーマでした。
場内がどよめき、大タムラ・コールが発生。狂喜乱舞したファンからの声援を受けてヘンゾに勝利したこの一戦は、プロレスファンの間で語り草となっています。

https://youtu.be/aPE7GRUzfME?si=9Wr_TEul1bPMA6t0


3. キャプチュード ~U.W.F.前田日明テーマ曲~ 
- CAMEL

  CAMEL
『Captured』
  7” (S07P 1081) / Japan / 1986

そして、前田日明のテーマ曲として知られる「Captured」。英プログレッシヴロックバンドのCAMELが1981年に発表した8thアルバム『NUDE』の収録曲です。

昨年のDOOM & BBツーマンでも使用していますが、UWFのエースであり、リングス創設者でもある前田のテーマ曲ということで今回もスピン。

ちなみにジャケット裏面に書き込まれている銀色のサインは、前田さんの直筆です!
(赤はもともと印刷されているもの)


4. Iron Man 
- BLACK SABBATH

  BLACK SABBATH
『Iron Man / Electric Funeral』
  7" (7530) / US / 1971

プロレステーマ曲つながりで、BLACK SABBATH「Iron Man」(1970年)。ロード・ウォリアーズのテーマ曲ですね。

「Iron Man」を収録したレコードはいくつか所有していますが、今回は3分33秒のショートバージョンを収録したUS盤7インチを使用しました。
(2ndアルバム『PARANOID』に収録されているアルバムバージョンは約6分)

こちらの記事でも「Iron Man」のレコードを取り上げています。


5. 移民の歌 
- 石松元

  V.A.
『~ダイナミック・サウンドで綴るスタンダード・ナンバー~ ベスト・オブ・ドラム・サウンズ』
  LP (CJP-1165~6) / Japan /
 不明

“超獣”ブルーザー・ブロディの入場テーマ曲として知られる「移民の歌」。LED ZEPPELINの名曲「Immigrant Song」(1970年)です。

ブロディが新日本プロレスに参戦していた時代(1985〜1986年)はLED ZEPPELINのオリジナル版が使用されていましたが、今回は全日本プロレス時代のカバーバージョンをチョイス。4度目の来日となる1981年から1985年、新日から全日に復帰した1987年から1988年に使用されていたインスト版です。

ジャズドラマーの石松 元いしまつはじめが手がけたこのカバーは「ロック・メッセンジャーズ」や「ユニオン・オール・スターズ」といった名義で複数のコンピレーションに収録されています。

プロレステーマ曲のレコードに興味がある方は、コブラ氏が上梓された『昭和プロレステーマ曲大辞典』をぜひ! 


6. Immigrant Song 
- INFECTIOUS GROOVES

  INFECTIOUS GROOVES
『SARSIPPIUS' ARK』
  LP (473591 1) / Netherlands / 1993

「移民の歌」から「移民の歌」へ。

https://www.instagram.com/p/C40SeS3vN4l/

蜥蜴 -TOKAGE-の隊長(vo)がインスタに投稿してくれた動画を、シェアさせていただきました。
(5つめの動画です)

https://www.instagram.com/p/C4ywOn8yLff/?igsh=MXBhMHdoZG1qYnY0Zw==

石松版「Immigrant Song」からINFECTIOUS GROOVES版「Immigrant Song」にミックス。インフェクシャスは、SUICIDAL TENDENCIESの別部隊ですね。
現在はMETALLICAに在籍するロバート・トゥルージロのベースがブリンブリンで最高です!

1993年11月に3夜(7、8、9日)続けて観たスーサイダルの初来日公演は、クラブチッタで観たベストライブのひとつ。


7. R.P.G 
- SUPER JUNKY MONKEY

  SUPER JUNKY MONKEY
『R.P.G / IF』
  7" (DQKL 7113) / Japan / 2020

ブリンブリンなベースつながりで、SUPER JUNKY MONKEYの「R.P.G」を投入。
この日、新しいサイトが公開されることを事前に聞いていたので、セットリストに組み込んでみました。

そして何よりも、初めて出演するクラブチッタで最愛のバンドの曲をかけたかったので。
彼女たちがステージに立ったチッタで、選曲にかかわらせてもらったレコードをかけることができて感無量です。


嬉しい感想もいただけて。


8. BOOM SHAKA
- 岡村靖幸

  岡村靖幸
『ぶーしゃかloop』
  12" (V4-002) / Japan / 2021

ブリンブリンなベースつながりで、岡村靖幸「BOOM SHAKA」。岡村ファンにはおなじみの「ぶーしゃかloop」をヘビーファンク仕様に再構築したバージョンです。

スラッシュメタル色の強いイベントで、しれっと岡村ちゃんの曲をかけてみました~


9. Rusty Cage 
- SOUNDGARDEN

  SOUNDGARDEN
『Rusty Cage』
  7" (AM 874 / 390874-7) / UK & Europe /
1992

ここから、クラブチッタでライブを観たことのある海外アーティストの曲を4連発。

SOUNDGARDENの出世作『BADMOTORFINGER』(1991年)のトップを飾る「Rusty Cage」の7インチ。残念ながらピクチャー盤です。

チッタでSOUNDGARDENを観たのは、1994年2月8日ですね。
(ライブはいまいちだったけど)


10. She Watch Channel Zero?! 
- PUBLIC ENEMY

  PUBLIC ENEMY
『IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK』
  2LP (00602455723864) / Europe / 2023
 Reissue, Remastered

PUBLIC ENEMYのライブを観たのは、1995年5月5日。彼らのライブはめちゃくちゃカッコよかった!

プレイした曲は、SLAYER「Angel of Death」をサンプリングした「She Watch Channel Zero?!」。歴史的名盤として知られる2ndアルバム『IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK』の収録曲です。

アルバムが発表された1988年に出たUS盤LPも所有しておりますが、今回使用したのは35周年記念盤として昨年再発されたEU盤2LPです。
2枚組になったことで音圧アップ。リマスターも施されているので、こちらを使用しました。


11. Primal Concrete Sledge 
- PANTERA

  PANTERA
『COWBOYS FROM HELL』
  LP (7567-91372-1) / Europe / 1990

PANTERAの初来日公演も、クラブチッタで観たベストライブのひとつですね。スーサイダルと双璧で。

2004年12月8日に非業の死を遂げたダイヤモンド・ダレルからピックをもらったチッタで、PANTERAの曲をかけることができて感無量です(2回目)。


12. New Song 
- NUCLEAR ASSAULT

  NUCLEAR ASSAULT
『HANDLE WITH CARE』
  LP (88561-3010-1) / US / 1989

NUCLEAR ASSAULTの3rdアルバム『HANDLE WITH CARE』のオープニングチューン「New Song」。

1991年8月22日にチッタで観たニュークリアも最高でしたね。
bayfm『POWER ROCK TODAY』と近畿日本ツーリストが共同開催した『MONSTERS OF ROCK 1991』を観に行くツアーで渡英し、帰国した翌日にチッタで観たニュークリアのライブは、イギリスで観たMETALLICAよりも強烈でした。

同ツアーで知り合い、帰国直後にニュークリアを一緒に観た友人に捧げた1曲。

https://www.instagram.com/p/C4xykfGvWSc/?igsh=OHVxYmRvOWtycm56


13. Thieves 
- MINISTRY

  MINISTRY
『THE MIND IS A TERRIBLE THING TO TASTE』
  LP (9 26004-1 / 1-26004) / US / 1989

そして、MINISTRYの4thアルバム『THE MIND IS A TERRIBLE THING TO TASTE』(1989年)から「Thieves」を。

1992年10月23日、クラブチッタでMINISTRYの来日公演が予定されていました。
当時の職場は日付が変わってからでないと帰れない日々が続いていましたが、この日は珍しく仕事が早く終わって。
同日、日本武道館では高田延彦 vs 北尾光司戦が行われるので迷ったものの、メインに間に合うかどうか微妙だったので、職場の最寄駅から約10分で着ける川崎を選択。大急ぎでクラブチッタへ。
しかし、会場の入り口には来日中止の張り紙が・・・。高田 vs 北尾戦に行けばよかった。

そんな思い出の地であるクラブチッタで、MINISTRYの名曲をかけることができて感無量です(3回目)。

新年会で「チッタでMINISTRYはかけないんスか?」と(酔って)何度も言ってたスパークルーの大川哲夫先生に捧げた1曲。

DOOMファンの大川先生が写真をツイートしてくれたので掲載。テツオありがとう!


14. Forkboy 
- LARD

  LARD
『THE LAST TEMPTATION OF REID』
  LP (VIRUS 84) / Europe / 1990

MINISTRYつながりで、LARDのキラーチューン「Forkboy」。

LARDは、DEAD KENNEDYSのジェロ・ビアフラとMINISTRYのアル・ジュールゲンセン(g, Programming)を中心としたプロジェクト。
ベースのポール・バーカーもMINISTRYのメンバーですね。ドラムもMINISTRYのツアーで叩いていたジェフ・ワードだし。

LARDの傑作1stアルバム『THE LAST TEMPTATION OF REID』のオープニングを飾る「Forkboy」は、映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のサントラ盤にも収録されています。


15. Beneath the Remains 
- SEPULTURA

  SEPULTURA
『BENEATH THE REMAINS』
  LP (RO 9511-1) / UK & Europe / 1989 Remastered

「Forkboy」の途中で、チッタのスタッフさんから「残り時間、あと5分です」との連絡が。
ターンテーブルにセットしておいたレコードは短めの曲だったので、急遽変更。いくつかの候補の中から「Beneath the Remains」をチョイス。最も好きなスラッシュメタル・チューンで〆てみました〜

 
以上。15枚のレコードを使用しました。
拙いDJプレイを聴いてくれた皆さまに、心より感謝申し上げます。

 



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