買ってよかったレコード（2023年4月）

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レコード＆昭和プロレス愛好家のゴベと申します。

今回は2023年4月に購入したレコードの中から、買ってよかったものを紹介します。
（過去記事で紹介したファラオ・サンダースの発掘音源も、4月に購入したレコードですね）

【 1 】
ACO
『悦びに咲く花』

ACO
『悦びに咲く花』
  7" (MHKL 80) / Japan / 2023

side-A
1. 悦びに咲く花

side-B
1. あいたいわ

4月19日にリリースされたACOの7インチ。
DJ CHINTAM氏（BLOW UP）セレクトによる7インチ化シリーズ第2弾として発売されたクリア盤です（黒盤が良かったけど）。

1999年に発表されたACO最大のヒット曲「悦びに咲く花」を目当てに購入した方が多いと思いますが、個人的には「あいたいわ」の初アナログ化が嬉しいです。2ndアルバム『NUDE』（1997年）の収録曲ですね。

でも、なんでこの組み合わせなんだろ？
（好きな曲を選んだのでしょうけど）

私だったら「悦びに咲く花」を収録した『absolute ego』（1999年）から選びます。
「夏の陽」とか最高だと思うんですよね。『absolute ego』のアナログ盤にも収録されていないし。

そして「あいたいわ」のカップリングは『NUDE』の2曲目に収録されている「ココロ色」をチョイス。
ACOの楽曲の中でも上位に入るくらい好きな曲です。佐藤公彦のサックスも素晴らしくて。

と、文句を言いつつ、ACOの楽曲をレコードで聴けるのは嬉しい限り。
第3弾も期待してます。

悦びに咲く花 (完全生産限定盤) (特典なし) [Analog]

【 2 】
waiai＋ぷにぷに電機
『NAMELESS / ほほえみ』

waiai＋ぷにぷに電機
『NAMELESS / ほほえみ』
  7" (JS7S303) / Japan / 2021

side-A
1. NAMELESS

side-B
1. ほほえみ

【 3 】
冨田ラボ
『夜汽車 / 須臾の島』

冨田ラボ
『夜汽車 / 須臾の島』
  7" (HR7S245) / Japan / 2022

side-A
1. 夜汽車 feat. BASI & kojikoji

side-B
1. 須臾の島 feat. ぷにぷに電機

【 4 】
DÉ DÉ MOUSE & ぷにぷに電機
『Midnight Dew』

DÉ DÉ MOUSE & ぷにぷに電機
『Midnight Dew』
  7" (NOT0036) / Japan / 2022

side-A
1. Midnight Dew

side-B
1. Midnight Dew (Dance Mix)

ぷにぷに電機が参加している7インチを3枚入手。
3月に購入した1stアルバムにしてベストアルバム『創業』で、すっかりハマっちゃいました。

『創業』のLP（リプレス）はまだ購入できるようです。プレミア化必至なので、買えるうちにぜひ！

LPレコード『創業』 | ぷにぷに電機 Official Site

【 5 】
ROBERT "DUBWISE" BROWNE
『Tracks of Love』

ROBERT "DUBWISE" BROWNE
『Tracks of Love』
  7" (VR-08) / Japan / 2022

side-A
1. Tracks of Love

side-B
1. Tracks of Love (Dub Guitar)

ロバート “ダブワイズ” ブラウンが、THE SOLID GOLD ORCHESTRA「Tracks of Love」（1975年）をカバー。

というよりも、Ester Byrde「Touch Me Take Me」（1975年）のインスト版をカバーしたといった方が伝わりやすいでしょうか。

Ester Byrde - Touch Me - Take Me

スティーヴィー・ワンダーの最初の奥さまであるシリータ・ライトが、Rita Wright名義で発表したカバー（1978年）も人気ですね。

Rita Wright - Love Is All You Need / Touch Me Take Me

マヤ・ハッチとロバート “ダブワイズ” ブラウンによるヴォーカル版（Touch Me Take Me）のカバーは3月に購入しているので、こちらをご覧ください。

このカバーを知ったのは、2023年3月26日。
Girasoulが出演したThe Roomの『ゆらぎ』で、あるDJの方が「Tracks of Love」と「Touch Me Take Me」をミックスしていて。

帰宅後、すぐにヴォーカル版を注文。4月にインスト版も入手しました。

ROBERT 'DUBWISE' BROWNE / TRACKS OF LOVE

Girasoulのギタリストとして『ゆらぎ』に出演した渡辺雅弘さんが、2023年4月25日にご逝去されました。

2021年12月にがん宣告を受け、闘病しながら音楽活動を続けていた雅弘さん。
3月26日の『ゆらぎ』が最後のライブとなってしまいました。

このカバーを聴くたびに、彼のことを思い出すようになるのでしょうね。

𝑀𝒶𝓂𝒾 / sing on ukulele / ウクレレ on Instagram: "2023.3.26(日)@渋谷TheRoom〜ゆらぎ〜 正直、直前まで、ライブできるかな、できなかったらできなかったでしょうがないな、と思ってました。 ご存知の方も多いですが、ギターの雅弘は癌です。リハも中々難しく、無理しなくていいんだよと何度も言ってしまい、その接し方が良いのか悪いのか、また、「やる」と言ってくれてるけど、本音の見えない人なので、こんな大変な中Girasoulに費やすことが、雅弘にとって良いか悪いか判断できなくて、自分にへこんでしまったりしました。雅弘はギターが上手いし歌も歌えるしかっこよくて素敵な曲も作れるし、大変な思いしてまでGirasoulに費やすより、ソロ活動に専念した方が良いんじゃないかとも。私の中で明確な答えがわからないまま、この日になりました。 今、終えてみて、ほんとにやれて良かったと思います。ライブ中の雅弘は、バッキバキのかっこよくて冴えたギターを披露してくれたし、ふたりで演奏しながら、楽しくて楽しくてしょうがなかった。そんな中、MCで「真実さんじゃなきゃ、ひとりでやってたと思う。」そう言ってくれて、それが答えだなと思いました。心配し過ぎなくたって、ちゃんと雅弘は自分の意志でここにいたんだなと。 そして、今回来てくれた、たくさんの昔からの音楽仲間たち。まさか来てくれるなんて思いもしてなかったので、こんなにも優しくて素敵でかっこいい人たちがいてくれる、奇跡みたいに美しい世界に包まれて演奏できて、Girasoulはなんて幸せなんだろうと思いました。 そして、雅弘の誕生日の話も。 ライブ前日、というかもはや当日の深夜、突然、雅弘3/27(ライブ翌日)誕生日じゃん！！！と思い出しました。 近所で高いお金を出せば買える高級ケーキより、雅弘が一口でも食べられるケーキがいい。 そう思い早朝、とんでもなく忙しい人に、乳製品不使用&グルテンフリー&白砂糖不使用のケーキを、しかも今日のライブまでに間に合わせて作って欲しいと連絡。「マミちゃん！わかった！今日は催事で出てしまっているので、ジラソウルの演奏中に着くと思う。最後の曲が終わった瞬間にマミちゃんがハッピーバースデー、アカペラで歌ってくれたらロウソク灯してステージに持って行くよ！いい？」と、私の気持ちまで察してくれる、あったかくて大きい返信。アンコール、来てるかなとどきどきしながらきょろきょろしてたら、蝋燭に火を付けたケーキとともに、満面の笑みの清水さん。ベストなタイミングで現れてくれた。 ほんといつもにこにこ笑顔で優しいんだなー。 アンパンマンみたい。パン作ってるしジャムおじさんかなとも思うけど、やっぱアンパンマンだな。貴重な時間と材料と労力を使って、パワーを届けに来てくれました。Girasoulのケーキはやっぱり、@shimizuchef じゃなきゃ！ 長文ですが、最後に @garamaki ちゃん、めげずに何度も誘ってくれてありがとう。雅弘とふたりで演奏できて、奇跡みたいに大好きな人たちが集まってくれて、おかげさまで幸せでした。一生忘れられない日になりました。 そんなガラちゃんのインスタ見てたら、次の日もイベント。ほんと、エネルギーすごすぎるよガラちゃん。ちなみに普段は看護師さんで、表彰までされてるパワフルな人。まだまだなんでもできるなーと思わされます。尊敬。 ありがとう。"

謹んで哀悼の意を表します。
雅弘、お疲れ様でした。
素晴らしい演奏をたくさん聴かせてくれてありがとう。

【渡辺雅弘（Girasoul）】がんと闘うシンガーソングライター

Girasoul ジラソウル

渡辺雅弘の ▶︎がんを越えて

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