らき☆すたが調度良い身体になってしまった
らき☆すた
2007年に放送していた、所謂日常系アニメである。
女子高生達が何気ない会話をしている様子がメインで、1話からチョココロネの頭はどっち側なのか論争を聴かされる。
そんな日常アニメのなかでも上位に入るレベルで、頭空っぽでも観れる内容のらき☆すた。
筆者は初めてこのアニメを観ようとした時、あまりのゆるさに断念してしまいました。
その頃は義務教育期間だったため、疲れなんて知らずもっと刺激のある作品を求めていました。
しかし本日、久しぶりにらき☆すたに挑戦したところ……
驚くほどに心地が良すぎる。
まるでファミレスの隣の席で繰り広げられている、脳死状態の学生の会話を盗み聞きしているような。
起承転結もなければ、聴かなくてもいいような内容。
でもないよりはいい、ここになんの悪意も疲れる要素もない。
ずっとここに居たいと思える程よい虚無。
筆者は大人になり社会に疲れて、らき☆すたが調度良い身体になってしまったのです。
逆に最近アクションものやヒューマンドラマ系のアニメを見ることが出来なくなってしまいました。
これが疲労と老いか…としんみりする気持ちが半分、日常アニメの世界に入ってもう何も考えたくないという気持ちが半分混在しています。
日常アニメが心地よいかというのは、一種の心の健康状態を図る手段なのかもしれませんね。