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久しぶりの満員電車、人の温もりが気持ち悪い

満員電車が嫌いだ。

というか好きな人の方が少ないだろう。

自分は満員電車も含め人混みそのものが嫌いなため、いつも一般的な定時よりも1時間早く出社している。

朝の通勤ラッシュはもちろん、早く帰れる分帰宅ラッシュも避けることができるからだ。

しか本日は飲み会があるため、普段の提示通りに出社した。

8時20分 電車が開く。

もう既に満杯の電車、でも乗らないと間に合わない。

申し訳ないけれど乗る。

さすがにこれ以上は乗れないだろうと考えていたのもつかの間、次の駅で10人以上乗ってきた。

ぎゅむぎゅむと自分の肺が圧迫されるのを感じながら耐える、次の駅では大丈夫だろう。

しかし次の駅もその次の駅も人は増える。

身動きひとつ取れない上に、背中にも隣にも前にも知らない人がゼロ距離でいる。

四方から伝わってくる知らない人の生暖かい体温が最高に気持ち悪い。

斜め前の汗をかいてる人とだけはくっつきたくないので何とか踏ん張る。

暑くてもわもわして、香水や汗の独特な人間臭が充満している。

体調が悪くなるも逃げ道がない、職場の最寄り駅まで耐えなければいけないのだ。

そしてついに到着、流されるように駅のホームへ歩く。

やっと解放されたのに、なんだか四方の熱がまだ残っている気がして嫌な気分になった。

昔から人に触られると、何かが残っている気持ちになって落ち着かないのだ。

今すぐ引き返してシャワーを浴びたいが、これから8時間仕事をしなければいけない。

デスクに座ると満員電車の疲れから眠気が襲ってきた。

うとうとと仕事をするふりをしながら、こんな思いをするならばもう飲み会があっても早めに出社して飲み会の時間まで喫茶店で待機しようと考えた。

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