博士がゆく 第40話「はじめての学会発表-発表編③」
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(前回のつづきから)
そう言って彼女は笑った。
美人とまでは言えないが親しみのある顔をしていた彼女。笑った時にできるえくぼがとても印象的だ。
「なんとなくそんな気がしていたんですよね。大学で何度か見かけていたので。ネームプレートを見て確信しました」
博士(ひろし)も彼女の名前を確認しようとネームプレートを探すが、少なくとも首にはかけていないようだ。
「いけない!私、朝一のセッションで発表なんです!受付もまだ済ませてないのに…。それじゃ!」
そう言い残して彼女は受付の方に走っていってしまった。
時計を確認すると、すでにセッション開始の10分前になっていた。この心臓の高鳴りが緊張のせいなのか、彼女のせいなのか博士にはわからなかった。
教室に戻ると先ほどの閑散とした風景はそこにはなく、すでに多くの人が集まっていた。
発表まで残り15分。博士は最初の発表者なので「次演者席」と書かれた席にすわり、最後の暗唱を簡単に済ませておくことにした。
発表まで残り10分。セッションの会長が、簡単に挨拶をはじめた。
もちろん博士の耳には入ってこない。
その後起きた拍手に、遅れながら手をたたく。
マイクが会長から司会者の手にわたり、博士を指名する。
壇上へと向かう博士。画面には自分の作成したスライドのタイトルが表示されている。
そして司会の先生が言う。
「準備ができたらお願いします」
(つづく)
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