アンスクーリング Unschooling
ホームスクールもそろそろ3年目に突入。
この2年間を振り返り「我が家のホームスクール」について少しずつ書いてみようと思います。※あくまでも我が家の場合の話ですので、日本の学校教育を選択する方の考えを否定は致しません。
「学校だけが選択肢じゃない」
※オルタナティブ教育
頭では理解しているつもりでも、180度ほども違う価値観をガラリと大きく変えるのは容易では無かった気がします。
マイノリティーな生き方を選択した息子独自の道。
堂々と胸を張って歩めるように親の私達が出来ること=先ずやるべきことは「デスクーリング」だと知りました。
「学校に行かなければならないのに行きたくない・行けないことに抱く罪悪感」を取り除くプロセスをDe-schoolingデスクーリング(分解・解除)という。「~~をしなければならない」という束縛から解放され、自由に発想を広げることに時間を割く。能動的に頭を使って自分の行動について考える。準備されていない自分だけのレールを探し始めるニュートラルな状態になる。(引用元:HOMESCHOOL / JAPAN)
我が家の場合は、息子自身が”学校システムそのものが合わないと腹の底から身に染みて自覚しており”学校システムから脱することによる不安や引っかかりは無かった様子。
しかし、母親の私こそが「デスクーリング」が必要なのだと、ホームスクールを始めてから気づかされました。夫は、中学受験をさせたい気持ちが強かったこともあり、より強く多く脱学校のプロセスを要したのではと思います。※しかし、夫は今も中学受験を諦めていない様子ではあります。
ホームスクールとはどのような学びなのか?検索し、様々な方の体験談(ブログなど)を読み漁っていると「子ども主導・主体」の教育手法=アンスクーリングUnschoolingを国内外問わず非常に多くの方が採用し実践されているのがわかりました。※アメリカなどでいうgiftedギフテッドのお子さんには特に良い(合った)学び方だそうです。
大人が子どもに何を勉強するのかを命令・指示するのではなく、子ども自身が興味を持つこと・深く探求していくのを、大人が手助け=サポートするのがアンスクーリング。学校の教科書に依存せず、親との経験を通して学ぶなどの特徴があります。学校の再現を家庭でするのではなく、子どもの興味に合わせて学びを得るという定義があり、自由に自分の好きなことを学べるので個性を伸ばしやすいというメリットがあるようです。
又、英語のスタディ(study)は、ラテン語のストゥディウム(studium)に由来しており、意味は「好奇心をもって没頭する」ということだそうです。
息子に必要なのは「好奇心と探求心を育む環境」だと納得・再確認した私。
ホームスクーラーのお仲間と一緒にお出掛けに参加して、他のお子さんと一緒に楽しく遊び学ぶ様子から、なるほど!アンスクーリングは素晴らしい!息子に合っている!と感動しました。
昔ながらの日本の学校教育が染みついていた私ですが、自身の学校での成功体験とは裏腹に常に生き辛さを抱えての学生生活でしたので「アンスクーリングという学び方・哲学」は、新鮮で斬新で魅力的な学び方・生き方に感じました。
次回は、手探りで試行錯誤しながら”アンスクーリングを実践しよう”と足掻いたり工夫したりした日々について書いてみようかと思います。
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こちらは、右往左往した時期=ホームスクールを始めた頃に図書館で借りて読んだおススメ本です。