主語を自分から切り離し成熟しないと仕事は上手く行かない？

自分に欠けているものよりも、
自分がすでに持っているものについて
思いをめぐらせ。

アウレリウスの言葉です。

どうしても
欲しい、手に入れたい、と思うのが
人間として普通の姿だと思いますけど、
いつまでも欲しい、欲しい、とか
クレクレ君になってしまっては、
結果的に何も手に入らないということに
なりがちではないかと思います。

私利私欲を脱して
自分の周囲の人や社会が潤えばいい。

そんなふうになるのが理想ではないでしょうか。
というか、そういう人でないと
手にすることができないとも言えるかもしれません。

とは言え、いい年して
自分、自分って、自分だけ
得したい人が多いのが現実社会です。

なぜこうなるのか？
「成熟」できなかったということでしょう。

子供から大人に「成熟」するのは
自分から他者や社会に
「主語」が変わっていくことなのですよね。

そうでないと
人類はここまで続かなかったんじゃないでしょうか。

仕事論やキャリア論も同じです。

若い頃は自分、自分でいいんです。
そうして様々な経験値を積んでいくのですから。

でも段々と…
働くって何？
仕事のやりがいって何？
今の仕事って自分に向いてるの？

このような悩みをクリアしていくなかで、
主語が自分から離れていくんです。

40代、50代になって
自分、自分って自分のことばかりでは
恥ずかしいにも程があります。

どうすれば他の人が喜んでくれるのか？
社会がより良くなるためには何をすべきか？

ビジネスパーソンで言えば
中間管理職になったら
このように主語が変わるべきですよね。

でも考え方によっては
明後日の方向に
自分をミスリードしてしまう…。

そういう人は多いです。
自分、自分、自分…。
どこまで自分が大好きなんでしょう。

しかし結果的には自分が損します。
そんな自分だけの人なんて
人も、モノも、金も、情報も近づいてきません。

待ち受けているのは「孤独」です。
もしくは「孤独」な人の集まりです。

これは避けた方が無難です。
必要なのは「知性」と「教養」です。
「歴史」から学ぶのも必須です。

他者を幸せにすることでしか
自分は幸せになれないと考えます。

仕事はそのためにあり、
人生の目的はここにあるんじゃないでしょうか。

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