10年後に思いを寄せないとキャリアバブルが破裂します！

最近、思うのですが…
「仕事」、「職業」、「働く」なども含めてですけど
「キャリア」に関する情報発信があまりにも多いです。

これが有用なものばかりならいいんですけど
ハッキリ言っちゃうと「有害」なものも
かなり多いように感じるんですね。

いつも言うように
キャリアとは中長期的な視点が必要不可欠です。

過去があるから今があり、
今が未来に繋がっていきます。

それなのに…
おいおいそんな短期間で辞めちゃうのかよ。
ええそんな安易な理由で転職するの。
それっと将来のことは全く考えていないよね。
あらあらエージェントに騙されてるね…。
専門家のはずのキャリアコンサルタントが
そんなことを言っちゃいけないでしょ。

こういう発信があまりにも多いです。

そしてこれを信じて行動すると
キャリアを汚すことになったり、
キャリアを彷徨うことになるのが見え見えであったり、
間違いなく本人にとってマイナスとなります。

もちろん発信者は何の責任も負いませんし、
ひどいケースでは
発信者の「利益」以外の何物でもないなんてこともあります。

個人が情報発信をしやすくなった世の中は
メリットもデメリットもあるのですね。

私が若い頃は
もともと転職が一般化されていない社会から
少しずつ転職するのも選択肢としてありだと
ようやく認められつつある時代でした。

ですけど「石の上にも三年」と言われ、
半年や１年で転職するような人は
本人に問題があるというのが常識でした。

別にそういう時代に戻れなんて思わないですけど
安易な転職があまりにも増えてしまい
これは本人にとって
マイナスが大きいだろうなと思うんですね。

正直、私は自社採用の際に
１年未満での転職が複数回ある人とか、
職歴があまりにも多い人とか、
キャリアに首尾一貫性がなさ過ぎる人とか、
自己主張ばかりで世の中が見えていない人とか、
ブラック企業でもないのに退職代行サービスを使う人とか、
こういう人を面接に呼ぼうと思いません。

キャリアとは積み重ねです。
具体的に言うと「スキル」と「経験」です。

新卒ならまだしも、
第二新卒ならギリギリ、
それ以外の社会人の転職は
基本的には即戦力を求められるわけで、
もしくは直接の即戦力でなくとも
何らかの「スキル」や「経験」を
活かして欲しいわけですよね。

あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、
第三者から認められるような
「スキル」や「経験」がなければ
それは本人にとって実に厳しい道になります。

でも、それを良しとする情報発信が多いんです。
完全に間違っています。

だいいちその情報発信者が
まともなキャリアを築けていません。
一緒に地獄に落ちましょうということでしょうか？

こんな発信を信じてしまったら
自分が道を間違えちゃいますね。

これからのキャリアシーンでは
自分を「主語」にしていると
段々と選択肢を失うと思いますよ。
よほどの「スキル」や「経験」がない限りは…ですけど。

10年後の自分は
どんな「スキル」や「経験」で
「社会」のなかで存在価値を示せるでしょうか？
「誰」に喜んでもらえるでしょうか？

そのために必要な「スキル」や「経験」を身に付ける準備は
今、すでに行っていますか？

断言します。

若いうちは、若さが武器になって
「選択肢」があるのです。

でも、これ、「バブル」です。
泡なんですよ。

年齢を経るごとに…
30代、40代となると
完全にバブルは崩壊します。

泡が消えたときに
「スキル」と「経験」が露わになります。

社会に必要とされる「スキル」と「経験」がないと
行き場を失うんです。

どんな「スキル」と「経験」を身に付けるのか？
これが「キャリアプラン」です。

キャリアプランなき刹那的な日常を送っていると
バブルが消えた時に窮地に陥ります。

耳に心地良い
安易、浅はか、不見識、軽率、無分別、
軽はずみ、向こうみず、中身がない情報発信には
気を付けましょう。

ここにリテラシーを持っておかないと
ふと気づいた時に「選択肢」がなくなるのです。

10年後のために「今」何をすべきか？

イージーかつ中身のない損得勘定こそが
将来の自分を不利にします。

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