【GMOドリームウェーブインタビュー】設立秘話とこれから#01
こんにちは!GMOドリームウェーブ株式会社の公式note編集担当です。
宮崎県宮崎市にあるGMOドリームウェーブはGMOインターネットグループの特例子会社です。2022年9月に設立5年を迎え、6年目に突入しました。より多くの方にGMOドリームウェーブについて知っていただくために、GMOドリームウェーブにかかわる方にインタビューする「GMOドリームウェーブインタビュー」シリーズをスタートします!
記念すべき第1弾は、GMOドリームウェーブ株式会社の菅谷俊彦取締役にインタビューしました。GMOドリームウェーブ設立時から管理、統轄をおこなう菅谷さんにお話を伺い、設立・運営の秘話とこれからの展望に迫ります!
GMOドリームウェーブ設立の背景
ーはじめに、菅谷さんの現在のお仕事を教えてください
GMOアドパートナーズ連結(※)会社の人事施策や管理会計などの経営管理が今の仕事です。その一環でGMOドリームウェーブの管理・統轄をおこなっています。
ーGMOドリームウェーブはどのような経緯で設立することになったのでしょうか?
経緯は2つあります。
1つ目はGMOインターネットグループの法定雇用率達成に向けた取り組みの一環です。民間企業としての責務、なすべきことをしっかりやろうというのが一番最初のポイントです。
2つ目が、僕自身の話になりますが、これまで会社・仕事を通じて自分自身も大きく成長できたと思う約30年間でしたので、これからはその成長する機会を他の方にも作ってあげたいという思いがありました。そこで障がいの有無にかかわらず、大いに自分の夢をかなえられるような、みんなが輝ける企業を目指して、GMOドリームウェーブという障がい者雇用に特化した会社を設立することになりました。
ー誰もが夢をかなえられる、輝ける企業として設立が決まったGMOドリームウェーブですが、この「ドリームウェーブ」という名前はどのように決まったのですか?
障がいのある方の「夢」をかなえる場所でありたいという思いを込めた「ドリーム」という言葉に、宮崎の象徴である「波(ウェーブ)」という言葉を並べて名付けました。GMOドリームウェーブ設立にあたって、情報を集める目的で障がい者施設を訪問し勉強会のようなものを開いた時に、実際に働く障がいのある方のご意見も参考にさせてもらいました。
ー設立の際、GMOドリームウェーブを宮崎に立地した理由やきっかけを教えてください
大前提として、設立当時、障がいのある方の人数と障がい者雇用企業数を東京と宮崎で比較したときに、宮崎の方が圧倒的に障がいのある方の人数に対して働く場が少なかったんです。東京はどちらかというと企業の方が多く障がいのある方が少なくて、反対に宮崎は企業が少なくて障がいのある方が多かったことから、宮崎が候補に挙がりました。
また、もともと宮崎にGMOインターネットグループのグループ会社が進出していたので、地元への親和性が高かった点も決め手の一つです。そして宮崎にはIT系の障がい者雇用企業が少なかったので、宮崎の障がいのある方の、特にIT系業種への就労機会創出のために宮崎県への立地が決まりました。
GMOドリームウェーブが掲げる「自立」と「成長」とは
ーここからはGMOドリームウェーブで働く障がいのあるメンバー(以下、業務メンバー)やGMOドリームウェーブに興味を持ってくださる方にお伝えしたい内容をお伺いします。
GMOドリームウェーブでは、業務メンバーに目指していただきたい姿として「自立」と「成長」を掲げています。この「自立」と「成長」について詳しく教えてください
GMOドリームウェーブでは、自立とは「一人で何でもできる」ではなく「助け合いの輪の中に入る」こと、成長とは「他との比較」ではなく「自分史上No.1を目指す」こととしてこのキーワードを掲げています。
「働くって何だろう」と考えたときに、さまざまな考え方があると思いますが、GMOドリームウェーブは株式会社なので「企業としてあるべき姿」について考えました。そしてGMOドリームウェーブは支援団体、ボランティアではないので、「仕事を通じて」という大前提のもと「自立」や「成長」という考え方にたどり着きました。この「働くことを通じた自立」というのは一人で何でもできることではなく、組織としての助け合いの輪の中に入ることをいいます。そして「働くことを通じた成長」とは他との比較ではなく自分に勝つことです。
我々は株式会社なので利益をどう作っていくかということが必要になります。そこは意識してもらいたい。つまり主役は自分であるという考え方が大事になってきます。
GMOドリームウェーブで働く最大の魅力の一つとして、インターネットインフラを提供するNo.1企業のGMOインターネットグループの仕事に関わることができるということがあります。今、インターネットは電気・ガス・水道同様に欠かせない社会インフラとなっています。GMOドリームウェーブの仕事は、日本を支える社会インフラを提供しているGMOインターネットグループにつながり、結果的に日本のインフラを支えることにつながっている。これはまさに、GMOインターネットグループの特例子会社だからこその最大の魅力だと思います。その働く場所で自立と成長を目指していただきたい。「あなたが自立と成長したら日本の社会インフラのインターネットも成長する」というメッセージを業務メンバーには伝えるようにしています。
GMOドリームウェーブのこれまでとこれから
ーGMOドリームウェーブ設立から6年目になりますが、これまでのGMOドリームウェーブを振り返ってみて、いかがですか?
法定雇用率の達成、働く場所の提供という面では一定の成果は出たんじゃないかと思います。特に、宮崎にGMOドリームウェーブという企業があることを広くお伝えできているのは、GMOドリームウェーブで働いている支援者(以下、コーディネーター)や業務メンバーの頑張りが形になって一定の認知度ができたからこそ。これは大変すばらしいことだと思っています。
ーたしかに、実際にGMOドリームウェーブで働いていて、認知度は年々上がっていることを感じますね!
そうですね。やっぱり採用においては離職率が非常に低いというところも大きな魅力になっている気がします。誰でも採用しましょうではなく、私たちと同じ志、気持ちを持った方を採用できているというところ、それが仕事に対する誇りや離職率の低さにつながっているのかなと思います。それが知名度を支えているのではないでしょうか。誇りをもってお仕事に取り組んでくださっている業務メンバー、コーディネーターが、設立から今までを振り返った時の僕としての宝だと思っています。
ーGMOドリームウェーブの管理・運営の中で大変だったことはありますか?
大変だったのは、橋口社長からの「黒字化にしてください」という命題ですかね。橋口社長には「日本の特例子会社の大半が赤字だけれど、GMOドリームウェーブで働くメンバーには黒字の会社で働いてもらいたい」という思いがあります。
黒字化達成のために業務受託の仕組みを切り替えました。その仕組みを関係会社にご理解いただけたのは、それだけ素晴らしい業務のアウトプットが裏にあるからこそだと思います。仕組みと、現場で頑張ってくださっている高い成果の両輪があって成り立っているものです。
本当に現場の人たちが踏ん張ってくれたからですね。この仕組みは現場の成果がなければ理解が得られないので。
ーでは、これからのGMOドリームウェーブの目標を教えてください
大きく3つありますが、はじめの2つは橋口社長も言っていることです。
まず1つ目は、GMOインターネットグループ全体の障がい者雇用100%を目指すということです。
2つ目は、GMOドリームウェーブでの成功体験を社内外に展開していきたいです。これは橋口社長のお考えでもある、GMOドリームウェーブの業務メンバーの皆さんの自立と成長をどんどん広めていこうというところですね。障がいの有無にかかわらず一緒に働ける環境であるGMOhinataオフィスを「宮崎モデル」と呼んでいますが、誰もが同じように働き、ほぼ等しく採用ができるというのが宮崎モデルの強みかなと思います。こういった取り組みは発信していきたいと思っています。
3つ目は、宮崎の雇用は創出していますが、ゆくゆくは宮崎という土地に対してもっと恩返しをしていきたいと考えています。今はGMOインターネットグループに対しての仕事が主ですが、宮崎に対して雇用以外で貢献していきたいです。
ーでは最後に、GMOドリームウェーブのメンバー、そしてこのnoteを見てくださっている方々にメッセージをお願いします
GMOドリームウェーブでも日ごろから伝えていますが、夢は夜見るのではなく、昼間みんなと一緒に見たいよね、というのがメッセージですかね。ぜひGMOドリームウェーブを生かして夢をかなえてもらいたいと思います。
それは何かというと働くことの楽しさですね。ぜひ働くことの楽しさを感じ取ってほしいです。そこに尽きます。自分の夢や仕事が何につながるのかをみんなで考え、みんなで実現していくことは、これからもGMOドリームウェーブでかなえていきたいと思います。
GMOドリームウェーブは良く成長していると思います。当初思っていた以上にいい成果も出ているので、GMOドリームウェーブで働く皆さんに感謝しかないです!
今回は、GMOドリームウェーブ設立時から管理、統轄をおこなう菅谷専務にインタビューしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。第2弾もお楽しみに!
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