フィンランド紀行⑤-2 Nähdään
(前回はこちら)
day5-2(水) くもり
バスに乗って、Töölö方面に行く。他の目的地に向かうときにたびたび通っていたものの、降り立つのははじめてだった。陶磁器屋やさんの「Astialiisa」に着く。器だったり、ムーミングッズがたくさん並んでいた。10cmくらいのムーミンのソフビ人形にひとめぼれして購入する。4体セットで13ユーロ(2000円ちょっと)くらいと安いなあとも思った。
このあたりは、これまで訪れた古着屋のUFFやreloveのTöölö店なんかもあって、もれなく寄る。歴戦のボスが再登場した感じ。妻がまたしても掘り出し物を発見していた。
空港に行くべき時間に近くなったので、中央駅周辺に戻る。
最後にヘルシンキで寄ったのはデパート「Tokmanni Helsinki Kaisaniemi」であった。日用品も食品(お土産用)を買うならここが正解だと思った。値段的にはおそらく郊外のハイパーマーケットに軍配があがるが、運ぶことを考えると億劫になって買わず(そもそもセカンドハンド品でいっぱいだった)、ぎりぎりのタイミングでとびこんだ。主にフィンランドのお菓子メーカーのFazer(ファッツェル)のチョコを買い込んだ。あと、個人的にラクリッツ。2日目に食べたアイスのLAKU味がラクリッツ(リコリス)のことであることが分かると、スーパーに割と売っていたことに気づく。超絶な味でおなじみのサルミアッキの親戚なので、その一帯にたくさんあった。個人的にはラクリッツの方が、どちらかというとそう(おいしい)思う。むしろアイスなどの甘さとはいいコンビだった。
めいいっぱい満喫した一行はヘルシンキ中心街を離れ、空港に向かう。ヘルシンキに全振りしたのにまだやりたいことがたくさんあるし、その他の都市だって行けてない。季節が変われば、行ったところも見え方も変わるだろう。何度も行く必要性を勝手に感じた。
荷物は持ってきたスーツケースとセカンドハンドショップで買ったボストンバッグに分散できたので、大量に買ったものたちは無事に預けられた。
ちょっと時間があまったので、空港内のスーパーで最後の買い出しをして、この旅で何度も目にしたかわいいパッケージたちに見納めする。
荷物検査をしてから日本行きのフィンエアーのターミナルまでが遠く、その途中で免税店がやたらあるので、買い忘れたものは本当にありませんか?と、なかなか解約できないサブスクリプションサービスに近いものがあった。しかしシナモンロールは買った。
帰りの飛行機は行きよりちょっと短くて11時間くらいかかった。それでも長い。
食事は行きと同じく2食。夕食に肉団子のパスタと朝食にマッシュポテト的なもの。メニューはどうやら出発地基準で作られているようだ。
そして食事以外の余暇をどう過ごすか。これはテトリスにかぎる。RickyPとも再会を果たした。どんだけ暇なんだ。それでも次行ったときに更新されていることをすこし期待してしまう。
無事日本に着いたら、歯茎をこれでもかと見せつける犬のポスター(検疫関連)に困惑しながらも荷物を回収して、電車で帰る。
家について、さすがに弱っていた植物たちに水をあげるまでがフィンランド紀行だった。
(追伸)
ひとまず完結しました。見届けていただきありがとうございました。脱線したいけど流れがよくないなあと思って削った部分はまた、別途記事にするかもしれないです。最後に、訪れたところをまとめたマップをはなちます。いつかの旅行やグーグルマップ旅行にぜひ。Nähdään(また会いましょう)~