ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」がすんげぇ面白かったんですが!?!?!?
いやーびっくりした!
面白いじゃん!
ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」。
観たきっかけ
そもそもこのドラマの存在、知ってました?
わたしはドラマ主題歌を担当した矢井田瞳(ヤイコ)のファンクラブ会員なので「ヤイコちゃんがドラマ主題歌を担当するぞ!」とファンクラブ向けニュースで知りました。
もしヤイコが関わってなかったら、ドラマの存在も知らないまま終わってたでしょう。
"流行り物には触れたい"程度のミーハーちゃんなので、よほど話題になってたり絶賛されているならば観たい。
わたしのドラマ感度はその程度。
今回の「ゆりあ先生の赤い糸」も
「ヤイコちゃんが主題歌を担当するなら観なきゃ!!!」
の義務感で定期録画予約はしたものの、観ることに関してあまり前向きではありませんでした。
なぜなら紹介動画を見て、
菅野美穂主演のホームドラマかぁ、
まだ介護ネタが刺さる年齢じゃないんだよなぁ…。
わたしより一回り上の人たちがターゲットなんだろうな。
と、「大ヒットしそうではないドラマ」に対してなんとなく引いてしまう癖がついていたから。
んが!!!!!
蓋を開けてみたら全然違うじゃないの!!!
面白いじゃないの!!!!!!!!!!!!!
ほとんどの回で泣きました。
そして、きゅんきゅんしました。
そう!
まさかの!
きゅんきゅんしました!!!!!!!!(大声)
ホームドラマなんかじゃない
このドラマがなぜ良かったかって、芯は少女漫画だったから。
紹介動画のキーワードは以下の通り。
・介護
・夫の彼氏
・夫の愛人&隠し子
・嫁姑問題
見る前は「現実離れした状況で主人公がわちゃわちゃ頑張るんだろうなー
」くらいにしか思っていなかったのですが、
このドラマのメインは「可愛すぎる年下男子に主人公と一緒にきゅんきゅんする」でした。
最初に聞いてた話と全然違うじゃないの。
不意打ちのきゅんはズルいって!今だって思い出しにやけが止まらないよ!!!!
というわけで、公式の紹介をガン無視してわたしがこのドラマを紹介するならば
甘えられない・素直になれない主人公ゆりあが、年下男と戸惑いながらときめきが止まらない姿を見て一緒にきゃーきゃーきゅんきゅんするドラマ
です。
いやーそれはそれで観てらんないだろ?と思うじゃないですか?
観れるんですよ。
あれ?日本の俳優さんってこんな凄かったんですか?
きゅんも限りなく良いんですが、素人のわたしでも「こりゃすげぇわ」と思い知らされる演技力も印象的でした。
1話はまさかの「鈴鹿央士のキャラが強すぎて主人公を食ってる」回。
あれ?この人はsilentで主人公に振られる幸薄の彼氏だったよね…?
「silentに出てた幸薄の子」の記憶を一瞬で塗り替えて「俳優:鈴鹿央士」の名をしっかりとわたしに刷り込んできました。
あなたこんなに魅せられる人だったんですね。存じ上げませんでした。お見それしました。
2〜3話で主人公と年下男子(伴ちゃん)の距離が徐々に縮まっていくのですが、そこでは菅野美穂と伴ちゃんの演技力の差が如実に出過ぎていて、「菅野美穂…すっげぇ…」と大尊敬。
ただ座っているだけで視線を奪う存在感。
画面から急に菅野美穂の気配がぶわっと湧き出てくる感じ。
「これが大女優ってやつかぁ…」と、勝手にひれ伏しました。
菅野美穂の佇まいがかっこ良すぎて、それだけで泣いちゃった。
逆に伴ちゃんと2人きりにならない限りは菅野美穂だけに目がいくことはないので、それ以外の役者陣も全員すごいんだなと後から気付きました。
菅野美穂と渡り合える技量がある。
よく考えたら伴ちゃん以外の出演者の名前、全員わかるもんな。
それだけ経験積んで、評価もされてきてる人たちってことだ。
翻せば、こんなに良い人たちが日本のドラマには出まくってるのか…!
これまで観てなかったのが損かも。
…なんて伴ちゃんに失礼なことを考えながらも、しっかりとエンドクレジットを追って捕まえた「木戸 大聖」の文字。
わたしが知らない名前。きっとこれが伴ちゃんを演じている人だ。
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これだ!フォロー!
そう、3話が終わる頃にはしっかり伴ちゃんの可愛さに心を掴まれていたのですーーーー…!!!!
キャラ設定が良すぎる
そうして迎えた4話目からは
「伴ちゃんの犬感がかわいすぎる!
演技とかどうでもいい!
とにかくかわいい!!!!!」
大フィーバー。
伴ちゃん!伴ちゃん!!
伴ちゃんをもっとくれ!!!
ゆりあ!頼む!やれ!やっちまえ!!
伴ちゃんと、いちゃついてくれーーーーーー!!!!!!!!
🐣🐣🐣
はぁ、はぁ、はぁ…。
ときめきを欲しがりすぎてジャンキー化してしまいました。
伴ちゃんという骨付き肉を吊り下げられた犬。
よだれが止まらないワン。
思わず伴ちゃんに振り切って書いてしまいましたが、
実際ドラマでは紹介動画でチラ見せされていた以上に
ゲイ、DV、介護、嫁姑、義姉、子育て、夫婦別居、夜職…と、要素てんこ盛り。
どんな不条理が起こっても、ゆりあ先生はまっすぐにしか生きられない。
そんな不器用でかっこいい姿に登場人物と一緒に自分も引き込まれてしまう。
一緒に泣いて、心配して、最後はみんなで笑う。
恋愛メインの宣伝をしないだけあって、キャラをしっかり使ったゆりあ先生の日常もがっつり楽しめました。
ただ、要素が多すぎて一つを掘り下げるというよりは、飽きがこないためのちょっとした起爆剤扱いになっちゃってた部分も否めない。
新しめのトピックの扱い方に期待していた人は途中で離れちゃったかも。
それくらい、芯は少女漫画だったと思います。
もちろん、わたしは不意打ちときめきに心を撃ち抜かれて幸せでした。
少女漫画バンザイ!
ときめきをありがとう。
おかわり希望です。
ドラマ後に気付く主題歌の深み
ドラマの少女漫画要素に気付くと、ヤイコちゃんが主題歌に抜擢された理由もわかります。
・ゆりあ先生を演じる菅野美穂と年齢が近い(1歳差)
・恋愛ソングのイメージがある
ホームドラマにヤイコって言われてもピンとこないけど「年下男子と恋に落ちる」だったらヤイコにラブソングを歌ってほしい。
最初に曲を聴いた時は「迷いながらもゆりあさんが腹を括る姿だな」で止まっていたけれど、ドラマを観終わった今なら、ほんのり漂う恋心に気付く。
夫とこれまで築いた時間や関係を重んじる気持ちと、新しい出会いに飛び込みたい気持ち。
その揺れ動く姿を描いていたんだ。
🧚♀️🧚♀️🧚♀️
ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」。
最終回が終わった後から録画を見始め、どハマりの結果一気見し、Twitterに留まらずnoteにぶちまけるところまで走り抜けてしまいました。
遅ぇよ!
面白いならもっと早く教えてくれよ!
ってかんじですよね。
ただ、面白いのに話題になりにくいのも納得です。
だって少女漫画のときめきは一人でかみしめちゃうもん。
自分がときめいた事を大声で喋れるのは高校生までだよ。
TVerで1~3話と最終話が無料配信されています。
最終話は2023/12/31 23:59までの配信だそうです。
上のリンクですぐ「ゆりあ先生と赤い糸」に飛べるはずなんですが、ちょっと画像が良くないですね。私を信じてください。そう言うしかない。
全話観たいならTELASA。
有料ですがそんなことは気にするな。
一気見できるほうが良いに決まってる。
このドラマを観て、歳の差カップルの年上女がいつも見た目と若さを気にしてる件についてはもっと理解を深めたいなと思いました。
20代じゃ気付けなかったものが、そこにはある。
カバー画像は「ゆりあ先生の赤い糸」公式HPより引用。
https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/