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コロナとの共存のために

ほとんどの生物は次の命を授かるために、性があります。
一部の生物には自分の体を分裂させること等で命を繋いで行くものもいるようですが、それらはマイナーです。ほとんどの生物は、男性と女性に分かれています。たぶんその方が、生命のバトンを引き継ぐには確率が良いのでしょう。

一族の血を守るということで、近親者で婚姻を続けると、身体に障害が生じる可能性が高いと聞きます。(ヨーロッパで有名なメディチ家の肖像画を見ると、顎が出っ張っているのが多いのだそうですが、これも血が濃くなったためだそうです。)

つまり血が遠い程、より強い生命力を持つということなのかもしれません。
たしかに、遠い関係の人たち通しの婚姻であれば、様々な外的環境の違いから、違った免疫力を持った親たちから生まれてくる子供は、どちらの免疫力も持つことになる(?)のでしょうから、より病原菌に強い生命体になるのでしょう。

法人も同じではないでしょうか?

同じ文化で育った人たちと仕事をすることは、とても楽です。以心伝心で、いちいち説明をしなくても通じるためです。そして、全員で力を合わせて仕事ができるため、その集合体のパワーはとても大きく、世の中が大きく変動しないときには絶大なる推進力となります。

ところが環境が激変している現代、特に新型コロナウィルスの脅威に直面して、パンデミックをなっているような世界では、今までの価値観を脱却しない限り、古い型のビジネスは滅びゆく運命になるのでしょう。

ですから、私たちはより遠くの文化の、優秀な人財と仕事をすることに意味があります。

確かに歩調を合わせることの難しさはあります。しかし、異なった知恵の融合によって、より生存能力の高い組織が生まれてくることは間違いありません。

顎が出てくる前に、新たなステップに進む道を日本企業には選択して欲しいと思います。


異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用

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