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[解説と設問を発表]欧州の新たな法令がインターネットを変える【IT社会の英語ニュースについて議論する】第35回 7/4(木)20時 @オンライン

グローバルな場で必要な「英語力」て何?「ITと社会」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。


2023年から始まったワークショップ[IT社会の英語ニュースについて議論する]第35回開催のお知らせです。今回は書籍 [VOAで聞き読み IT社会の英語ニュース入門]のなかの[Topic 17] グローバルIT企業の功罪と法規制という話題を取り上げます。教材は書籍の記事[New European Law Will Change the Internet ](webで閲覧可)を利用します。このワークショップの解説と設問を発表します。

詳細は以下のセクションでご確認ください。

ワークショップ第35回「欧州の新たな法令がインターネットを変える」

今回のワークショップは、VOAが報じた記事「ヨーロッパの新たな法令がインターネットを変えるだろう」について議論します。

世界の主要なデジタル企業はインターネットの発祥地米国発ですが、デジタル社会のインフラの規制をリードしているのはEUです。2023年末に、EUは世界に先駆けてAIの規制に関する法令を確立しました。

EU Establishes World-Leading AI Rules, Could That Affect Everyone?

デジタルで世界が繋がっている今、複数の有力国をメンバーに持つ巨大経済圏EUの法令は、在EUの企業と取引をする全ての企業に影響を及ぼすと思われます。

2024年2月21日に、EUは未来の欧州のデジタル社会のインフラをどうすべきかについての複数の取り組みを発表しました。

Shaping Europe’s digital future

この取り組みに関するプレス・リリース記事は以下の通りです。

[EU]  Commission presents new initiatives for digital infrastructures of tomorrow

教材で使うVOAの記事(2019年)は、この取り組みの主要な部分「インターネットと著作権」に関する課題についての議論を紹介しています。そして、この問題はAIの進化により、さらに複雑になっています。その課題に応えた取り組みが、この記事の冒頭に出てきたAIの利用にかかわる法整備です。

あなたは、このテーマについてどう思いますか。この記事はウェブで読めますので、初めての方も是非、ご参加ください。ワークショップの内容は以下のとおりです。

日時: 2024年 7月4日(木)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 参加者は10名程度まで(但し、見学者は含まない)
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円(オンラインのみ)~

教材は以下のHPでご確認ください。「ITと社会」の各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン/有料ニュースレター会員に送付します。

[教材]

New European Law Will Change the Internet

チケット

チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。

欧州の新たな法令がインターネットを変える【IT社会の英語ニュースについて議論する】第35回 7/4(木)20時 @オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

解説

2019年に欧州連合(EU)の欧州理事会は、新しい著作権規則を承認しました。この規則は、アーティストや報道機関が持つ著作権に対して、より多くの保護を与えることを目的としたものです。この規則が承認された当時、この新しいEU指令に反対する声と支持する声が拮抗していました。多くの著名なアーティストやパフォーマー、関連技術専門家たちは、この規則を歓迎する一方、既存の著名なアート作品を利用して、パロディ作品を発表したりするような若手アーティストや前衛的な芸術家からは、反対があったようです。

特にユーチュバーなど、他のアーティストの作品をカバーしたり、オマージュ作品を作るような作家たちからは、多くの反対があったようです。批評家たちも、この新しい規則が言論の自由とオンライン上での創造性を制限するものだと批判していました。また、規模の小さい企業がこの規則により、経済的打撃を受けるのではないかとも心配されていました。

このEU指令は、報道各社が提供するメディア記事の利用についても大きな影響を及ぼしています。日本もその例外ではありません。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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