見出し画像

すべての理想を会社に求めない—自分の理想からどんな力・キャリアが必要か、から逆算する

こんにちは
株式会社グローバル・プランニング 広報担当です。

広報という仕事をしていると、多くの方のキャリア観や理想についてお話を伺う機会があります。
その中で感じるのは、「会社にすべての理想を求めることが、かえって自分の成長やキャリアの可能性を狭めてしまうことがある」ということです。
この考えは、私自身の経験からも強く共感できます。

自分の環境に頼りすぎた日々

以前の私は、自分の成長やスキルアップについて、会社が何かしてくれるだろうと期待していました。
「もっと役立つ研修があれば」「キャリアパスがもっと明確なら」など、周りの環境に対する不満ばかりが頭をよぎっていました。
でも、そんな風に考える自分に違和感を感じる瞬間がありました。
それは、「本当に自分がやりたいことって、会社が用意してくれるものに全部含まれているのか?」と自問したときです。

広報の仕事から学んだこと

広報の仕事では、企業と求職者双方の理想を橋渡しする場面が多くあります。
その中で見えてきたのは、「理想」というのは与えられるものではなく、自分で形にしていくものだということです。
たとえば、プロジェクトが停滞しているときに、新しいアプローチを提案したり、自主的にスキルを磨くことで視野が広がる—そうした小さな一歩が、大きな成長につながります。

私も、同僚や社外の方々と関わる中で、「この人たちと仕事を通じてどう成長できるか」を常に考えるようになりました。
与えられるものを待つのではなく、自分から価値を作る視点を持つことで、日々の仕事がさらに充実していきました。

自分の理想を描くための問いかけ

「理想の職場」というテーマが話題になることが多いですが、自分に合ったキャリアを築くためには、まず自分の理想を明確にする必要があります。
以下の問いを自分に投げかけてみてください:
 どんな仕事が自分にとってやりがいになるのか?
 将来のどんな自分をイメージしているのか?
 仕事を通じて身につけたいスキルや経験は何か?

私の場合、広報の仕事を選んだ理由は「人と繋がり、その人の可能性を広げるお手伝いをしたい」という想いでした。
この目標がブレない限り、会社の提供する環境に応じてどのように動けるかを自分なりに考えられるようになります。

会社を成長の道具として活用する

大切なのは、会社の環境や制度を使いながら、自分の理想に近づくための行動を起こすことです。
たとえば、職場でのイベント企画を提案したり、新しい広報ツールを試してみるなど、自分の裁量でできる範囲の中で成長の種を蒔くことが可能です。

会社は自分を成長させるためのプラットフォームであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
その意識が芽生えたとき、会社への期待が減る代わりに、自分の成長に対する責任感が増してきます。

すべての理想を会社に求めるのではなく、自分の理想を明確にして、そこから逆算して必要な力やキャリアを考える。
そうすることで、どんな環境でも自分らしく輝くことができます。
理想を叶える鍵は、他人や会社ではなく、自分の手の中にある—そのことを心に留めながら、一歩一歩前進していきましょう。


株式会社グローバル・プランニング
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)
HP
X
広報Instagram
代表Instagram

いいなと思ったら応援しよう!