「アカデミー賞で見せた、レディ・ガガの称賛すべきプレゼンス」:『Forbes』連載
Forbesの連載11回目 は、先日開催されたアカデミー賞授賞式での、あるとても美しい振る舞いと配慮について。それはライザ・ミネリのコー・プレセンターとして登場したレディ・ガガのこと。
日本のメディアでは、ビンタの一件ばかり報道し、この事柄がかき消されてしまっているのかもしれないけれど、「国際基準のエグゼクティブ・プレゼンス」を主として伝えている拙コラム、その根幹とも言えるこのグレース溢れるクラスアクトを、今ここで伝えずしてどうする?!と、取り上げた。
何故日本でこの美しき事が語られないのか?
アメリカの西海岸で起こったビンタの一件。文化や社会背景、思想、法律の違う国でのことを、違う国の常識で、目的も不明な議論がなされているのを未だ耳にするたびに、やはり人というのは真に素晴らしい行動に対して、「自分とは違う遠いこと」と勝手に意識がそれを”置いといて”にしてしまい、語られることもないのだろうか?と悩ましくも思うのだ。
また、「声を上げるべき」と言われることの対象が、ネガティブなこと、闘うべきことのようになってしまっていることにも疑問を感じる。
声を上げると言うのは、嫌な時だけではない。心震える素晴らしい事に遭遇した時にこそ、そうありたい。
特に本件に代表されるような種類の事は、行った本人は「私がやりました」などと決して言わないからだ。だから、本人以外の誰かが声を上げ伝える。それに該当することは、世の中に沢山あると思うのだ。
筆者の小さな声だけど、改めて記事にした。
是非ご高覧ください。