Chapter
ペンネ フィットチーネ タリアッテレ
多種多様なパスタの存在に驚いてた
今更その手で素敵な食卓を彩れるとは思っていない
文字通りの辛酸 苦汁をペロッと舐めてみる
長音階 全音音階 ファンファーレ
音が重なれば重なる程に
僕の中の希望が膨らんでいく
今更その楽器を操れるとは思っていない
静かで穏やかな僕だから
手にできなかったものが多くあるよ
それでも無音で無風の中に
陽射しで輝くスポットもあるかも
Create my life
今日も懲りずにページを捲る
それがレシピなのか長編小説なのか
いや君の人生の章だろう
何かを書き上げることなら出来るよ
イラストレーション ドローイング デッサン
頭の中の残像が形を成さないままだ
君のあの素敵な笑顔があのままだったらな
いつしか笑ってくれなくなった不機嫌な抽象画
明るくてひょうきんな君だから
知らずに何人か救っていた
人知れずにクスクス泣いていた
それを隠してクスクス笑わせる
Create your life
ページを捲る手が止まる
巻き戻したくて 進みたくなくて
配分や計画が崩れていく
過去よあまり嘘めく輝くなよ
残された手はないのかな
八方塞がりの願いが漏れ出していく
覚えたパスタの種類も
覚えていた君との食卓も
大切にしながら次の章を進まなきゃ
Create my life
今日も懲りずにページを捲る
それがレシピなのか長編小説なのか
いや君の人生の章だろう
何かを書き上げることなら出来るよ
Create my life
今日も懲りずにページを捲る
音楽は鳴らせないようだけれど
鮮やかな絵も描けないけれどね
キッチンタイマーのように
何かを始めるように知らせてる
これからも
あの時こうだったらなって
仮定の話はし続けるだろう
それでもね
誰かの為に生きる未来は
常に頭脳のキャンパスに拡がり続ける
パスタを茹でるように
僕の胸はボイリングし続けてる
今日もページを捲り続ける
必ず待ち望んでいた君に会える