第32回文フリ東京のお礼と、新刊売上寄付のご報告
5月16日(日)第三十二回文学フリマ東京に、「トー20 早乙女ぐりこ」「トー19 ChambreBlanche」として出展しました。
緊急事態宣言延長の影響で、イベントの開催可否が一週間前までわからず、中止も覚悟していたので、無事に開催されて無事に出展できたことの喜びをかみしめる一日となりました。顔見知りの出店者の方々、いつもブースに来てくださる来場者の方々に会う度に、「お互い元気で本当によかった」という気持ちになりました。大げさでなく。
元夫もちゃんと生きていてよかった! 今回は出展料払い込みを忘れずに無事に出展できていてよかった! 一年ちょっとぶりに面会を果たしました。
初めて文フリに来ました、という方がたくさんブースに足を運んでくださったのも嬉しかったです。
今回買ったもの・いただいたものはこちら。
さて、文フリ直前、新刊の通販予約開始時の宣伝noteで、私は以下のように書きました。
第32回文学フリマ東京でのこの本(※新刊「東京一人酒日記2〜未知との遭遇編〜」)の売り上げは、ミャンマー市民の支援団体に全額寄付します。
今回の新刊「東京一人酒日記2~未知との遭遇編~」のコンセプトは、〈旅行や会食ができない今、一人酒を通して世界の食文化に出会う〉というものだったのですが、ミャンマー居酒屋で取材(と称した一人酒)をした直後に、ミャンマー情勢が急激に悪化しました。ミャンマー関連のニュースを追っているうちに、社会情勢も歴史もろくに知らないまま、異国の酒と食を体験しただけで異文化に触れたような気になっていた自分が恥ずかしくてたまらなくなりました。原稿執筆も進まなくなり、企画の中止も考えたのですが、今の自分に何ができるか考えた結果、上記の決断に至りました。
そこで、第三十二回文学フリマにおける、新刊「東京一人酒日記2〜未知との遭遇編〜」の売上と寄付先をご報告します。
昨日の文学フリマで、「東京一人酒日記2~未知との遭遇編~」は35冊が売れました。一冊700円に設定していたので、売り上げは計24500円です。そこで、以下のクラウドファンディングに、計25000円分の寄付をしました。
(ニックネーム登録ができたので画像にはペンネームが記載されていますが、本名で寄付しています!)
昨日ブースに来てくださった方には特に新刊売上寄付の旨をお伝えしなかったので、事後報告の形になって恐縮です(新刊のあとがきには記載してあります)が、ご理解いただけたら幸いです。
4月終わりには三度目の緊急事態宣言で東京都内飲食店の酒類提供禁止も決定し、そういった意味でも、この本を今、世に出していいのかと悩みもしたのですが、ブースで「東京一人酒日記」や「東京一人酒日記2」を手にとってくださった方が何人も、「緊急事態宣言が明けたら(感染症流行が収まったら)ここに載っているお店に行ってみます」と言ってくださって、やっぱり本を作ってよかったと思いました。私は酒が好きで、一人で酒を飲む時間と空間を愛しているので、それを叶えてくれる飲食店がいつまでもそこにあり続けてほしいです。私や誰かにとっての大切な居場所としての飲食店がなくなってほしくないです。この本の取材や販売を通して、微力でも飲食店支援ができていたら嬉しいです。
今回、こうして新刊を直接読者の方に手渡すことができたのも、新刊の売り上げ全額寄付を無事に達成できたのも、文学フリマ開催にご尽力くださったスタッフの方々のおかげです。本当にありがとうございました。
半年後の文学フリマ東京のときに、もっと状況がよくなって、今回ご参加の方とも、今回ご参加できなかった方とも笑顔でお会いできることを祈っています。
新刊「東京一人酒日記2~未知との遭遇編」を始め、今回の文フリで頒布した本は、以下のサイトから通販でお求めいただけます。よろしくお願いします!