大人のイヤイヤ期の乗り越え方
「明日月曜日か…嫌だな」
「なんで上司なのに教えるの下手なんだろう」
「尊敬できる人がいない」
「仕事に情熱が持てない」
「意見を却下するのはいいけど理由が”なんとなく”、”慣習”…ってどういうこと?」
「業務が好きになれない」
「スキルが身に付いている気がしない」
などなど、仕事の全てがいや!!!!ってなる時期ありませんか?
マイナス面ばかりが目につくというか、同僚のやることなすこと気に食わない!箸の上げ下ろしさえも気に食わない!みたいな、そんな時期。
私は転職して4社経験しているのですが、20代の頃はこういう不満って環境を変えればなくなるんじゃないかと思っていました。もっとレベルの高そうな仕事に就けば変わるんじゃないか、そこにはすごい人や尊敬できる人がいるんじゃないか。そう思って転職したけれど、転職してもある時ふとこの「イヤイヤ期」が顔を見せるんですよね。
で、いつもじゃないにしろ頭の中が不満だらけの自分に嫌悪感もありましたし、自分が偉いわけでもないのに周りをジャッジして勝手に幻滅したり、仕事への熱量が同僚と自分で違うことでしんどくなったり、そんなんだから仕事にやる気が持てない。根が真面目なもので、そんなやる気を持てないことにまた罪悪感、、、、、でも、どう解決したらいいかわからない。
社会人をスタートしたのが平成だからか?悪いふうに捉えちゃいけない!と、つい臭い物に蓋をする的な思考で深く考えることから逃げていました。嵐が過ぎ去るのをブランケットにくるまって、「早く過ぎ去ってくれ…!」
でもね、環境を変えても「あれもいや!これもいや!」となるってことは…
これ、ひょっとして私の内面の問題???
気づきました。ここから向き合いの始まり、始まり〜。
全てが嫌になって、でもメンタル的にまだ余裕があるぞっていうときはこんなふうに分解してみてください!っていう方法をシェアします!!
(※朝ベッドから起き上がれないとか、なんか知らないけど涙が出てくるとか、食欲がないとか、何かを決めることがとっても負担に感じられうとか、そんな日が続く人は専門家の力を借りてね)
必要なもの:
メモが取れるもの。デバイスでも紙とペンでもお好みで。
① まず、「いやだ!!!」ってことを書き出してみる。
いやだ!!!っていうのは感性のSOSだと思っています。
これを無視し続けると、「好きなことがわからない」「したいことがわからない」
と自分が行方不明になります(経験談)。心が家出しちゃうんです。
論理的に書こうとかしなくていいです。理由がなくてもいいです。とにかく気に食わないポイントを挙げていきましょう!
似たような内容になったり、被っちゃってもOK!もう出ない…って出涸らしになるくらいリストアップしましょう。
例えば…
・会議の時間なんで59分ギリギリまでやろうとするの?
・意見出せって言われたから出したのにノーリアクションかい!
・時差出勤の制度あるのにみんな使わずに残業してるのなんで?
・去年もやったはずなのに、なんでやり方から決めなきゃいけないの?
・会議する前になんで議題を共有しないの?
・定例会議毎週あるけど、話題探してなんとか開催してる。話すことないならスキップすればいいのに。
そう、こんな感じです!いっぱい出していきます。
そして、その気に食わないポイントたちを眺めてみます。
② 気に食わないポイントを眺めてみる
例で挙げた項目を見ていくと「時間に関する話が多いな〜」ということに気づきました。もしかしたら、時間の使い方に自分自身でもまだ気づいていないこだわりがあって、そこがマッチしていない人と働いているのかもしれませんね。
もしくは、、、
〇〇さんという名前がいっぱい出てくるな…→特定の人に対してモヤモヤが溜まっているということに気づくかもしれない。
転職した人だと、前職のルールが知らぬ間に染み付いていて、その違いにモヤモヤを感じているのかも。
というわけで、ざっと眺めてイヤイヤの根底にある特徴を掴みましょう。「時間」とか「誰か」じゃなくて、混ざって複数の場合ももちろんあります。
③ 気に食わないポイントを一個ずつ分解してみる(時間がある人向け)
じゃあ、ポイント一つをピックアップしてみましょう。
一言で書いていることをより詳しく書いて、紐解いていきます。
「・会議の時間なんで59分ギリギリまでやろうとするの?」
→会議が詰まっている人が多いから次も会議ある人が多いはずなのに、なんで話題をさがしてまで59分ギリギリまでやるのかわからない。
→むしろ、1時間じゃなくて会議は最長50分間ってルール決めちゃえば、次の会議に遅れる心配もないし、なんならちょっとトイレとかも行けるし、そっちの方がいいのに。
→前の会議が押して次の会議に遅れるってパターン多すぎない?
→その度に謝るのもいやだな…中身がある会話してるならまだしも雑談だし…
→仕事に追われている感満載だし…
→仕事に追われてるのがナンセンス!!!って思っているのか私は!
こうやって自分の価値観にたどり着くこともできます。
こうやって、思う存分イヤイヤしたら…
④ そっか〜と受け止める
ここで重要なのは、自分の考えを正そうとしないこと!
こんな考えをしてしまう私ってだめ!とか、自分をジャッジして厳しい声を浴びせたりする必要はまっっったく!ありません。
私ってこういうことがいやなんだな〜、こういう価値観があるんだな〜、以上!
次からこれを配慮してあげようって意識するだけでいいんです。
その上で、価値観に合わないことはなるべくしないで済む方法を探してみたり、
自分なりに会議を50分で終えられるようにちょこっと工夫(「私次があって準備のために50分くらいに抜けちゃうと思うので、よろしくお願いします!」と会議の冒頭に言ってみるとか)してみたり。
ポイントとしては、「自分のいやなこと」にちゃんと耳を傾けてあげること。小さい子のイヤイヤ期も、噂によると「嫌じゃないの!幼稚園行きなさい!」では効果は薄く「何が嫌なの?」「そっか、それが嫌だったんだね」と受け止めてあげると主張が聞き入れられたことで満足して、すんなり幼稚園に行くこともあるとか(聞いても行かないパターンももちろんあるとは思っていますが)。
もちろん全てがこれで解決するわけではないけど、「いやだ!!!いやなんだ!!!」という自分の心の叫びを、大人になると無視してしまいがちなので、時間が許すならば立ち止まって主張に耳を傾けてみてほしいと思います。
で、これって先入観があったり
(例えば「仕事はつらいもの。その代償でお給料をもらうもの」とか)
なんでだろう?って突き詰めて考えていくこともトレーニングというか、「慣れ」が必要なんですよね。
一人じゃ分解できないよ!って方には、コーチと呼ばれる方の力を借りるのもいいと思います。「その時どう思ったの?」「どういう状態になったらスッキリする?」なんて質問に答えていくうちに、だんだん一人で出来るようになっていきます。
わたくし隣人の場合は、こんなようなことを後輩ちゃんにやっていたらみるみる自走する人材になっていて、そこにやりがいを覚えてコーチングを始めました!
世の中には色んなコーチングがありますが、私の場合は「最終ゴール:自走」を目指してノウハウ・TIPSまるごとお伝えする!くらいの愛情たっぷり誠実コーチングです。気になる方は連絡くださいね!