もしもおおきなばくだんが落ちてきたら
もしもいま
わたしの上に
おおきなばくだんが落ちてきたら
草木が立ち消え
すべてが平坦になってしまったら
わたしは
わたしはわたしのこころを
何に喩えるだろう
何が燃えた跡かもわからない
風に舞う塵
不自然に静まる水面
割れたガラスの破片
こうなってしまえば
もう君がどこにいるかもわからない
声は空虚に響き
色彩のない世界に
わたしの居場所をどこに求めようか
途方に暮れ
焦げた切り株に腰をかけて
君と交わした言葉のなかに
小さな約束を探しはじめるかもしれない
「いつかきっと」