『【日刊ウィズ・ユー!】小宮果穂』は夢小説
わたしにとっては新規SSR果穂の出た時が元日。
だから今回の挨拶は、あけましておめでとうございます、となる。
本年もよろしくお願いいたします。
ついに来ました、放クラ5週目衣装の最後のピースが。5週目凛世が出たあたりに文書を書いてから約半年、長かったようで、短かったような。天井1回分の石を貯める猶予はあったので良しとしましょう。
限定SSRのコミュをどこまでネタバレしていいのか、というかすぐ記事を書くべきではない気もしますけど、今回はどうしても書きたかった。それくらい深く深く突き刺さり、持ってない人も果穂をできれば引いて欲しいという想いで文章を書こうと思った次第です。
以降、SSRのコミュのネタバレなので注意されたし。
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さて、皆さんは「夢小説」というジャンルは既にご存じだと思います。
多くの場合は、版権キャラクターとオリジナルキャラクター(夢主人公の略称・夢主と呼ばれる)の交流が書かれる二次創作の一種である。
(ピクシブ百科事典より抜粋)
人類は大なり小なり「好きなキャラと友達、きょうだい、あるいは恋仲だったら」という妄想を持っていると思います。私は果穂の担当プロデューサーですが、「もし自分が果穂の従兄や親せきだったら、果穂を妹のように見守ることが出来たら」と妄想することも多々あります。
今回のSSR【日刊ウィズ・ユー!】は、そんな自分の妄想を全て現実化したようなコミュばかりでした。シャニマスはなんてものを作ったんだ。
それでは、順を追って夢シチュを見ていこう。
夢シチュその1 初詣で偶然会う
仕事の手が空いて、なんとなしに、まだ済ませていない初詣に行き、そこで着物姿の果穂を偶然見かける。当然、果穂はとてもいい子なので同級生と仲良くしているのはよく聞いており不安はなかったが、間近でその光景を見るだけでもう心があったかくなってしまう。普段、事務所では年上のお姉さんが多いから敬語じゃないのは新鮮だなぁ……と遠めに眺める。
友達との会話を邪魔してはいけないし、声はかけない。さっさとお参りして帰ろう、と思ったら果穂から電話が。「後ろ!後ろを見てください」。言われるままに振り返ると果穂の姿が。帰り際に見つけてくれて電話までかけてくれるなんて、なんていい子なんだろう。
お母さんと選んだという黄色の菱型文様の中に花や音符などいろいろなマークがあしらわれている賑やかな着物で果穂にピッタリだ。
つい甘やかしたくなり、屋台で何か買おうか提案する。初詣ので特別感のあるものといえば……そうだ甘酒だ。甘酒をごちそうしよう。「おさけ」だと思っていた果穂が、甘酒はジュースの分類だと聞くと一気に目を輝かせる。未知の体験に興味津々のようだ。本当に、果穂の喜ぶ顔が眩しすぎて出店の全商品を買ってあげたくなる。
コミュ自体はここで終わるが、公式4コマで甘酒を飲んだことで少し大人になった気がすると話している果穂が微笑ましい。(そして途中で会話を聞いてしまった小糸への誤解は解けるのだろうか)
夢シチュその2 秘密の暗号でやりとり
事務所にて、果穂がやってくると手に赤い血のようなものが。焦って問いかけるとそれは赤ペンで書いた学校に持っていくモノらしい。ケガじゃなくてよかった。しかし、書いている単語が気にかかる。
『ぴらをて』
どうやら果穂の考えたひみつの暗号らしい。子供の時、推理モノの漫画に影響されてよく考えたなぁと、懐かしさがこみ上げる。
果穂は、この暗号解けますか、とヒント付きで問いかける。
ここで恒例の3択が出るわけだが、ここで正解してもあえて間違ってもよい。重要なのは、果穂が暗号の解き方を共有してくれるという事実だ。
コミュは変わり、夜遅くに事務所に戻ると机には読解不能な単語が一つ、残りはまっ白な書置きが一枚。果穂の暗号だと気づき単語を解読し、白い部分も何かあると推理する。去年の果穂からのクリスマスプレゼント魔法のペン(ブラックライトに当てると見える透明なインクのペン)に思い至る。
読み通り、文章が浮き上がった。「この手紙を読んでくれてるってことは~」と秘密が書いてある文章の冒頭の決まり文句で果穂もノリノリ。こういう仕掛けがあるやり取りってすごくワクワクする。
内容は家庭科の調理実習でマフィンを作ったけど事務所の人数分作れなかったので自分(プロデューサー)にだけの差し入れにしたくて暗号にしたらしい。
冒頭の文章と言い、Pならきっと暗号を解いてくれるハズという信頼、自分だけ差し入れをもらえる特別感、これが夢でなくてなんだというのだろうか。現実なのか?イヤ現実じゃない。……イヤ現実か?現実なのか!?
夢シチュその3 屋上で宇宙(そら)のことを考える。
寒空の下、事務所の屋上で空を眺める果穂。寒さを気にせずに眺め続ける果穂にブランケットと温かいココアを渡す。なぜ空を見てるのか聞くと、理科の教科書で見た宇宙は黒いのに、なぜ自分の見ている空は青いのか、どこまでが空なのかを知りたいらしい。
『ファン!ファン!JAXA!』というJAXAのホームページによると「どこからが宇宙という境は無く、各機関で定義はまちまち」「宇宙が黒いのは太陽光を反射するものが無く、空が青いのは青い光が空気にたくさん反射するから」だそうだ。今の時代、ネットで調べればすぐに答えが出てくるし、ここに夏葉がいればすぐに答えを教えてくれるだろう。
けれど、たぶん、果穂は教科書の正解が欲しくて空を眺めているのではない気がする。もっと大きくて概念的で……なぜ自分の中にそんな問いが思い浮かんだのかを求めているような、そんな雰囲気がある。だからPも自分の中の考えを口に出す。
答えなんてきっと人それぞれにあって意味は無いんだけど、屋上といういつもと違う場所で共に空を眺めながら語ったことが果穂の思い出に残って、果穂が大人になって屋上で空を見上げた時に「そういえばプロデューサーとこんなこと話したっけ」と思い出して欲しい。私は果穂の思い出になりたい。
夢シチュその4 皆に内緒で美味しいものを食べる
小腹がすいたので事務所の給湯室の戸棚を漁って食べ物を探すわけだが、True Endの内容なのでここで書くのは控えよう。真実はマシュマロだけが知っている―――。
明日へ
今回のSSRは全編に渡る夢小説具合がとびぬけていて、自分がアイドルのプロデューサーということを忘れてしまうほどでした。恐ろしい、これが小宮果穂……。
ただ果穂が魔法のペンが遊んでるのは前の限定pSSRだし、プレゼントとしてもらったと判明するのは一応課金で見られるコミュだしちょっと優しくないぞシャニマスくん。
それはそうと、ライブのギャル風衣装かわいいですよね。ワンポイントでオレンジに髪を染め(たぶんワンデイの水で落とせるヤツ?)、太陽と星のフェイスペイント、着崩したセーラー服、バッジを付けたスクールバッグ。まさにテーマパークではしゃぐJK。いつか果穂もこんなになってしまうのかという寂しさも感じたが、思い出演出でヒーロー着地と変身ポーズをしていて果穂は果穂なんだなぁと安心もした。
願わくば私は、ずっと果穂の成長を見続けたいし一緒に夢を追い続けて、そして最後は果穂の思い出になりたい。何言ってるかわかんないですね。
新たなるSSR衣装モチーフへの期待と恒常が多めであることを願い、ここで文章を終わらせます。ここまでお読みいただきありがとうございます。